SIDE-A
フラッグシップ店舗と位置づけされる渋谷パルコ店を、オープン時から引っ張ってきたショップマネージャー。学生時代に80,90年代の服と音楽にハマる。ときどきイベントなどでDJを披露したり、「#悶絶T」というハッシュタグでインスタグラムにお気に入りのTシャツを投稿している。今季のおすすめはCorneliusとコラボしたスエット。
Cornelius×10C Sweat shirt ¥13,000+TAX
SIDE-B 悶絶するような服と出合うべく、ベルベルジンへ。

ー 渋谷パルコ店に来た経緯を教えてください。
池島:もともと新宿のルミネのお店にいたんですが、渋谷パルコに店舗ができると知って、どうしても行きたいと思いました。マネージャーに相談したら、二子玉川で結果出してこいと、そのとき二子玉川店のメンズはそんなに調子がよくなかったので。でもそこで頑張って成果を出したら、ようやく認められ、無事渋谷パルコの店長としてここに来ました。
ー ここに来るまでにそんな道のりがあったんですね! オープンから1年経って、気持ちもひとしおという感じでしょうか。
池島:そうですね、感慨深いです。去年の今ごろはかなりバタバタとしていて、今となっては懐かしいですね。ここはフラッグシップみたいな、いわば発信店で、他の店舗にないブランドを取り扱えたり、他の店舗ではできないことができるというコンセプトでした。その場に居れたらなという思いがずっとあったので、いまは純粋に嬉しいです。

ー ブランドに入るきっかけは何だったんですか?
池島:学生の頃から古着ばっかり着ていたので、きれいな服も勉強したいというか。振り幅としてそういうのを仕事にしたかったんです。自分が通ってこなかっただけで、実際に働いてみるといいなと思う部分がたくさんありました。
ー 行きつけのお店とかはありますか?
池島:すぐそこなんですが「ベルベルジン」さんですヴィンテージTシャツがすごい好きで。1日に1回は行くので、スタッフさんとも顔なじみです。このあいだ買わせてもらったものは初めて見ました。ローリングストーンズで、80sか70sどっちだったかな、4万円くらい。当時の医療スタッフチームの制服Tシャツ的な感じです。


ー そういえば池島さんのインスタグラムで「#悶絶T」というものを発見したんですが、あれはどういうものなんですか?
池島:悶絶するくらいかっこいいTシャツを載せていこうかなと思って、自粛明けからやりはじめました。「#悶絶T」を調べたらたまたま僕しかいなかったので、ちょうどいいなと。古着に限らず、単純に自分がいいなと思ったものをあげています。なのでブランドものなんかも入ってます。
ー ヴィンテージTシャツのなかでも、好みはありますか?
池島:まずベタなんですけど、ニルヴァーナを見て衝撃を受けて、なんでこんな汚い格好をしてるのにかっこいいんだろうと。で、エミネムとかのヒップホップを聴いたりしてるうちに、そのまま古着にハマっていくようになりました。
特に好きなのは、いま着てるナインインチネイルズですね。バンドはもちろん、純粋にプリントがいいなと思って。メジャーなのではなく、ひとと被らなそうなものを選ぶようにしてます。

邦楽はベビーメタルしか聴かないそうで、白塗りしてライブ行ったこともあるとか
ー ほかに最近買ったものはありますか?
池島:毎月けっこう買い物してるんですが…。自社の「BIOTOP」で40万円のコートを買いました! 欲しい服は思い切って買うタイプかもしれません。

ー 気持ちのいい買いっぷりですね。そんないけじまさん的に、パルコでクリスマスギフトを買うならどこがおすすめですか?
池島:うちはもちろんなんですが「Santa Maria Novella」とか「LOEWE」とかもいいですね。ちなみにいま被ってる帽子は「LOEWE」さんです(笑)。
ー 最後に、個人的もしくはお店のビッグニュースがあれば教えてください。
池島:レディースの店長が結婚しました! メンズチームは目の前の「プエブコ」さんで、ゴリラのもふもふのスリッパ買ってお祝いしにいきました。旦那さんも昔ブランドにいた方で、僕もいっしょに働いたことがあったので、個人的にも嬉しかったですね。

ベルベルジンでの撮影を終えて、見上げるとウィメンズのスタッフの方が気さくに手を振ってくれた。
ADAM ET ROPÉ
場所:渋谷PARCO 3F
電話:03-6712-7949
BerBerJin
場所:渋谷PARCO
電話:03-5422-3114