PROFILE
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1976年生まれ。上野の老舗スニーカーショップ「ミタスニーカーズ」へ、1996年に入社。あらゆるブランドとのコラボレーションや別注を仕掛けたり、ブランドのプロジェクトやディレクションに携わったりと、シーンのキーマンとして世界的に注目を集める。
公式HP:www.mita-sneakers.co.jp
PROFILE
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1981年生まれ。「アトモス」の創業初期である2000年からスニーカー業界に身を置き、現在はディレクターとして腕を振るう日々。リリースのたびにニュースとなる別注企画を手がけ、その特徴的なカラーリングや柄はファッションシーンにも影響を与えている。
公式HP:www.atmos-tokyo.com
アグ®がスニーカーシーンにいい刺激を与えてくれた。(小島)
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CA805 Metal Nubuck(1月27日発売)、CA805 Mesh Pollen / White(2月17日発売)
ー 2019年春夏シーズンに登場した〈アグ®〉のスニーカー「CA805」シリーズは、店頭でどんな反応でしょうか?
国井: 〈アグ®〉は、スポーツっていうより、ファッションとリンクしているので、「CA805」シリーズは、そこにうまく落とし込んでいますよね。スポーツブランドの進化と、ファッションブランドの変化をうまく取り入れている。そのツボを付いているから、お客さんは感覚的に反応して、手に取っているように感じます。
小島: 「CA805 MLT」がリリースされて、シープスキンブーツのイメージから広がったと思います。うちも携わらせていただきましたけど、昨年の「12×12コレクション」は、ファッション好きからも好評でした。
ー 「12×12コレクション」は、毎月違うテーマでデザインされた限定版「CA805」をリリースする企画でした。
小島: 自然やアートの要素を取り入れた様々な角度からアプローチしていて、〈アグ®〉のファン層が広がりました。「アトモス」でコラボレーションさせてもらった「CA805 ダルメシアン」もロングセラーです。
ー 「ミタスニーカーズ」も、「ウィズ リミテッド(WHIZ LIMITED)」と一緒に開発したトリプルネームの「805 X Classic WP」が即日完売したそうで。
国井: ライフスタイルとスポーツのいいところを足して、あのモデルをつくらせてもらいました。実際に店頭で販売してみたら、ぼくらが思っていた以上に反応が良かった。逆にぼくらの方が、〈アグ®〉に対するイメージが凝り固まっていたのかな、と感じました。
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ー やっぱり国井さんも、当初は〈アグ®〉と言えばシープスキンブーツのイメージが強かったんですね。
国井: 最初、〈アグ®〉から「CA805」のプロトタイプを見せてもらった時、“スニーカーヘッズ”ってキーワードが出てきたんですよ。でも正直、スニーカー好きは、ブランドは知っているけど、いままで〈アグ®〉を履いたことない人が多いんですよね。だから、うちで〈アグ®〉らしさを提案するには、どうすればいいのか考えた結果のトリプルネームでした。売り場に投入してみると、スニーカー好きって言うよりも、もっと幅広い層から反響があったんですよ。
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小島: いままで、スポーツブランドのスニーカーが主流だったけど、選択肢が広がりましたね。〈アグ®〉がスニーカーシーンにいい刺激を与えてくれたと思います。
国井: スポーツブランドのスニーカーって、アッパーの横にロゴとかデザインが入っているのがほとんどですよね。でも「CA805」シリーズは、ブランディングが控えめ。スニーカーショップは、ほとんどのシューズを横に陳列しているので、その違いに反応しているお客さんが多いかもしれません。