スニーカーとしての完成度が高まっていている。(国井)


ー では、実際に試着していただけますか?
小島: 「CA805」より安定感があります。
国井: そうですね。さっき持った時に重量感があるって言いましたけど、履いてみると全然それを感じません。
小島: 左右で「CA805」と「ウエストサイダー ロー ウェザー」を履いていますけど、履き心地は、もちろん全然違いますね。個人的に、ソールが柔らかいと歩きやすいけど、足が疲れることもあるから、この弾力がちょうどいいかもしれません。まだ長時間履いていないから断言できないけど、試着した感覚はぼくに合っています。

国井: 「CA805」のツーリングは、すごくクッション性が良かったんですけど、インソールがフラットだから、歩くと足が内側に倒れこむのは、どうしてもいなめなかった。でも、内側に倒れこみにくく改善されているというか、安定感が補われているように感じます。ヒールカウンターのホールド感もちょうどいい。
小島: 見た目がかっこいいけど、履き心地は心許ないなんてことはありませんね。
国井: 「CA805」より、圧倒的に進化したと感じるのは、ライニングの処理が丁寧なところですね。内側のシームを感じなくて、足あたりが良くなった。他スポーツブランドのハイエンドモデルって、中を覗いてみると、きちんと縫い目の処理が施されているんですよ。それを感じさせます。細かいところだけど、スニーカーとしての完成度が高まっていて、足を通してみて分かる、履き心地の良さが数段上がっています。世間で語られているようなスニーカーマニアだけではなく、コアなスニーカーフリークも手に取ると思います。