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Shopping Addict 2021  Feb. 〜編集部員のお気に入り〜 後半

Shopping Addict 2021 Feb.
〜編集部員のお気に入り〜 後半

そこかしこから聞こえる春の足音。お世話になったダウンやコートに別れを告げたら、軽やかなスエットやシャツの出番がやってきます。季節の始まりに新たな相棒を迎え入れるなら、こんなアイテムたちはいかがでしょう。

黄田駿
脇山修平
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
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01 32
黄田駿

○○中!

只今、3月末に発売される『アンプラグド』の制作真っ只中。それに加えて外出自粛中なので、会社の往復以外はほとんど家の中。校了したら、釣りとかゴルフしたいなと絶賛妄想中。

NAOKI KUZE

ナオキ・クゼのライブジャケット

いまを生きるジャケット。

ファッションディレクターとミュージシャンの二足の草鞋を履きこなす久世直輝さん。そんな久世さんによる一着は、トレンドを希釈したようなよくあるそれとは違い、濃縮還元された“らしさ”が滲みます。内側には大小さまざまなポケットを備え、背負うためのストラップを装着。スマホやサイフ、AirPodsも収納できるし、暑くなれば手に持たず肩にかけておける。古着も新品も東京も関西も、文字通り古今東西を知るからこその絶妙な編集具合です。これだけ機能が満載なのに、ルックスはすっきりとした塩顔。だから、シンプルな服装にも難なく馴染んでくれ、ついつい手に取ってしまいます。ライブジャケットという名前はライブに着ていけるからなんだろうけど、この服には現代の生きたデザインが反映されています。そういった意味でもライブなジャケットだと勝手に解釈!
各¥35,000+TAX

ナオキ・クゼ
NAOKI KUZE オンラインストア
Instagram:@la_kuze

BLESS

ブレスのケーブルジュエリー

来来来世にプラグイン。

ひとは一生のうち、コンセントタップにいくら費やすんだろうか。100歳まで長生きしたとしても1万円いけば相当なもの。そんなコンセントタップに人生3回分の金額を費やしてしまいました。それでもなお欲しかったのだからしょうがない。これはファッションやインテリア、アートといったジャンルを縦横無尽に駆け巡る〈ブレス〉によるもの。いかに目立たなく隠すかが至上命題の配線事情。それをウッドパーツのドレスを纏わせることで、あえて際立たせるというコペルニクス的転回によって、これまで部屋の景観を損なう存在だったものが一気にインテリアの主役に成り上がるということです。そう考えれば、なんだかガラスの靴的なアイテムだとも思いませんか? 人生3回分をベットする価値、大いにありです。
¥29,000+TAX

ディプトリクス
www.diptrics.com

COMESANDGOES

カムズアンドゴーズのヘッドバンド&ネックウォーマー

したり顔とシルク帯。

去年の春頃、得意気な顔して後輩が自慢してきたヘッドバンド。当時のぼくにとって縁遠いアイテムだと思っていたけれど、脳裏に焼き付いていた往年のアイドルみたいな爽やかな姿と、小憎たらしい表情が一年をかけてじわりじわりと物欲に訴えかけるようになってきました。だけど、後輩の付けていた安物とは雲泥の差。この〈カムズアンドゴーズ〉のものは、シルクのみを使って肉厚なミドルゲージに編み上げた一級品。上品な光沢感によって、洗顔ぽさはなし。それに折り目を広げれば、ネックウォーマーにもなるという優れもの。シルキーなタッチに加え、ひとつで二役とあれば、小憎たらしい表情でも浮かべたくもなるのです。
¥10,500+TAX

アルファ PR
03-5413-3546

P&A CERAMIC WARE

P&A セラミックウェアのポリゴンカップ

ミラクルフィット。

円柱を軸にくびれをつくったり、口をすぼめたり……。色柄は多種多様にあっても、カップの形状といえば、そこまで自由度は高くなかったように思います。あったとしてもそれは鑑賞目的で、実用的ではない代物だったり。だけど、これはどうしたもんか。ゴジラの背中のようにゴツゴツとしているのにも関わらず、不思議と手になじむのです。スッと自然に。特異なフォルムの秘密は、バーチャルろくろシステムroquro。ハイテクなシステムを用いてデザインし、3Dプリントで出力した原型をベースにしているからひとの手では表現できない直線的なラインを描写しているというわけです。視覚と触覚も変われば、自ずと味覚にも影響を与えているような気さえします。ただの白湯が甘く……なんていう風に。嘘か誠かは、ご自身でお試しを。
¥5,500+TAX

P&A セラミックウェア
pandaceramic.base.shop
Instagram:@panda_ceramicware

脇山修平

くすりをたくさん。

花粉のシーズン到来ということで、薬を貰ってきました。ここ毎年布陣は変わらず、飲み薬のタリオンを主軸に、点鼻薬1種、点眼薬2種というメンバー。ビタミンDだとかL-92だとかいろいろと試しましたが、結局諦めました。やっぱり薬が一番! 薬最高です!

MAISON ALTERNATIVE

メゾンオルタナティブのアンサンブルジャケット

男のアンサンブル。

メンズファッションというとスーツが基本にあり、レディースに比べて選べるアイテムが狭い印象です。そこにパッと現れたのが、昨年デビューした〈メゾンオルタナティブ〉。ユニセックスではなくメンズアイテムとしてワンピースを展開しているんですが、そんなところに現代の新たな男性像をつくるというコンセプトの強い意思を感じます。このアンサンブルはジャケットとベストのセットで、3パータンで着れるのがなんだか楽しい。素材はナイロンなのに自然な風合いで優しく、染料には廃棄される材料を使用しているとのことです。ベージュはイチジク、グリーンはクワ、ブラックはタケスミと、素材のチョイスまで優しい…。これからの男性には優しさが必要なのか、と女性差別発言が世の中を駆け巡った今月だからこそ、いろいろと考えて選びたい1着です。
¥55,000+TAX

HEMT PR
03-6721-0882

Sneakersnstuff

スニーカーズエンスタッフのラガーシャツ

偽りのノスタルジー。

昔の映画を観ていると、たまに妙な気分に襲われます。それは、その時代に生きていないのに、体験したことがあるように懐かしがってしまう、あの不思議な感覚のことです。これは映像で観た記憶を自分の記憶として塗り重ね、勝手に新たなレイヤーをつくっているんだろうなと思います。個人的にラガーシャツはそんなアイテムのひとつ。実際にラグビーの観戦に行ったことがないし、自分でも着たこともないと思うのですが、妙に懐かしい。白い襟に4色使いのボーダーというクラシックなラガーシャツのデザインながらも、シルエットのおかげかどこかモダンさも香ります。いまの気分としては、こんな昔ながらのスポーツウェアを現代的にアレンジした服を春に着たいんです。ノスタルジーを感じちゃうほど、思いっきり着倒してヨレヨレにしたいですね。
¥11,000+TAX

Sneakersnstuff Tokyo
03-6868-8801
www.sneakersnstuff.com

PUEBCO

プエブコのマーブルボウル

犬にも人にも。

実家に帰った時に一番最初に受ける洗礼が、飼い犬によるお出迎えです。足元に飛びついてきて走り回る愛嬌抜群な犬なのですが、元々は保護犬。ケアンテリアという犬種で小さめで、まるでタヌキのような愛らしいルックスもあり、散歩していると何かしら話しかけられます。話変わり、先日〈プエブコ〉で見つけたのがこのボウルです。素材は大理石で、ひとつひとつの柄が違うというこちらは犬のご飯用につくられたとのこと。実家の愛犬用にとも考えたのですが、単純に見た目がいいので、小物を入れておくのに良さそうです。ついでにパラシュートクロスでできたティッシュケースも買ってしまったのだけど、それもかなり調子が良いです。行けば何かしら欲しいものが見つかる。やっぱり〈プエブコ〉はそんな言葉がぴったりなお店ですね。
¥3,000+TAX

プエブコ
03-5432-9081
www.puebco.jp

WRAPINKNOT

ラッピンノットのカーディガン

カーディガンズ。

この時期になると早く暖かくならないものかと考えてしまいます。正直ヘビーアウターも飽きてきました。暖かい日が増えてきたので、そろそろ春の装いで出かけられる日が来るんじゃないかと淡い期待もし始めたのですが…まだ早いか。それなら、とりあえずはニットかなと、コットンシルクでサラッとしたさわり心地の〈ラッピンノット〉のカーディガンをチョイスしました。デザインのポイントはフロント。ダブルのデザインにキュプラのテープで変化球なアレンジがされています。ニュートラルに見えて、そうじゃないという味付け、いいですね。普段はプルオーバーのニットを選ぶんですが、これを見て久しぶりにカーディガンも良いかなと。ボタンは閉めずに、のんしゃらんと春は陽気に過ごしたいものです。
各¥32,000+TAX

HEMT PR
03-6721-0882

須藤結理

スアよりイソ派。

3月発売予定の『アンプラグド』が佳境に差しかかっているというのに、手を出してしまいました……。私、いま『梨泰院クラス』にハマってます。止められないんです、「次のエピソードへ」を押す指が。通勤中はサントラを聴いちゃうほど。この号を読むたびにきっとイガグリ頭が目に浮かびます。

RANDY

ランディのトラックジャケット “コール ミー ピンキー”

図形を着る。

建築、フランシス・ベーコン、アフリカ人、グランドピアノ、スペインはシッチェス。これは2017年にデビューして以来、〈ランディ〉が服づくりに際してモチーフにしたもの。そう聞くと、着られるひとが限定されそうだが、そんなことはなく、あくまで日常を終着点として見据えています。21SSのテーマは、アメリカ系ラトビア人アーティストであるスヴェン・ルーキン。線や面の図形にヘルシーな色を纏わせた、巨大な造形物をつくる作家です。それらの作品を発想源にしているからか、朗らかなラインナップが揃い、なかでも開襟シャツは秀逸。ジャージのようなさらりとした素材に、幾何学チックなポケットのあしらいと、凛としたボタン。どことなくクラシカルなのに、モダンな表情がいいですよね。服が孕む可能性を〈ランディ〉はどんどん押し広げてきそうです。
¥35,000+TAX

ランディ
info.randyfor@gmail.com

:CASE

ケイスのサンダル

凛々しいかな、夏。

服を日々使用する道具と捉えながらも、オーバースペック過ぎない。必要最小限の機能を備えたアイテムは気負うことなく身につけられる。〈ケイス〉は昨年デビューを果たしたブランドですが、のっけから揺るがぬロジック、そして柔軟性の効いたアイテムが揃います。この春に発売するアイテムのなかでも、特に気になったのが〈Tomo&co〉と協働したこちら。片手で着脱可能、水や汗に強く、洗濯機での手入れもOK。サンダルが求められる条件を難なくクリアしています。だからと言って、スポーティに振り切りすぎていません。なだらかな曲線のフォルムと、レザー調のポリウレタンがどことなく紳士に香らせてくれています。今夏はケイスでいい大人になっちゃいましょう。
¥22,000+TAX

ケイス
c-a-s-e.jp/

wonderland

ワンダーランドのハーフジップブルゾン

カンガルーのエコ。

昔、エコバッグを自宅に常時3つは備えていました。ブームがきてからは、つむじまがりな性格が発動し、エコバッグを一切もたず。イカしたエコバッグ競争が水面下で行われている感じがして、とても参戦する気になれないのです。そうなると大きめのバッグを持ち歩くか、大容量のアウターに詰め込むかのどちらか。〈ワンダーランド〉はそんな機運を見計らったのか(はわかりませんが)こんなブルゾンを作りました。深めのマチを設けたカンガルーポケットが真ん中に鎮座。内部にはふたつのポケット付きで、仕分けも可能です。買い物が多くて詰めすぎちゃった!なんて日もご安心を。中に収納されているテープを取り出し首からかければ、ポケットがサコッシュに様変わり。私の場合、エコバッグは当分いらなそうです。
¥39,000+TAX

ノット ワンダー ストア
06-6110-5466
awonderfulwonderland.com

KOTA KAWAI

コウタ カワイのオルタナティブチェア

何者でもないイス。

ヴィンテージの服を集め、ひとつの椅子に落とし込む。そう表現するだけではもったいないくらい、何か只者じゃない気配をこのチェアに感じました。制作者の河合さんに詳細を聞くと「服が椅子にまで到達している」という言葉が。服を着て洗って、また着てを繰り返した先に、別の着用者でも廃棄所でもなく椅子に辿り着く。その新しい地点を創造したのが〈KOTA KAWAI〉なのかもしれません。なかでも目を引いたのが、赤いフレームに、カモフラ柄のカーディガンやパーカー、ロンTが何着も重ね編まれているこちら。服のパターンに配慮しつつも、それをいい意味で崩すカッティング。引いて見ると、浮き上がってくる大胆な配色の大きな柄。いすの形はしているけれど、いすというカテゴリが見合わないほどの迫力と意志を感じました。やっぱり只者じゃなさそうです。
¥90,000+TAX

KOTA KAWAI
lifecoming.1101@gmail.com

竹田崇真

韓国ノワール。

ここ最近、時間があれば韓国映画を見ています。人間のドス黒い感情を描写する作品が好きなのですが、そのリアルさたるや。政治腐敗や社会格差といった諸問題が根底にあるからこそだと思います。おすすめは『新しき世界』と『息もできない』。ぜひに。

Coming Of Age Nobuyoshi Araki

荒木経惟のTシャツ

さっちん。

ヴァージル・アブローがキュレーションを手掛け、世界各国から20名の写真家が参加したグループ展「COMING OF AGE」。そのポップアップが「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」7Fの書籍スペース「ビブリオテッカ」にて2020年初頭に開催されたのですが、そこに並んだフォトTはいまも販売中。第一線で活躍する彼らの写真がプリントされているわけですが、とりわけ心惹かれたのは荒木経惟さんのものでした。フロントに鎮座するのは、60年代のやんちゃな子供たちの姿を活写した、荒木さんの伝説的なデビュー作「さっちん」の一幕。写真集で幾度も見ていた一枚なだけに袖を通すにも心構えが必要ですが、作品のプリントやポスターを買うのは金銭的に難しいので、服として日常に取り入れるのもありなのではと思ったんです。余談ですが、いろいろある荒木さんの写真集のなかで一番印象的だったのは、「センチメンタルな旅・冬の旅」。ぼくの口からその良さを語るのは野暮な気がするので、ぜひご覧になってください。
¥8,250 in TAX

ドーバー ストリート マーケット ギンザ
ginza.doverstreetmarket.com/

SON OF THE CHEESE

サノバチーズのニット

誰がつくったか。

服を買うとき、デザインやクオリティの良し悪しが判断材料となりますが、同じぐらい“誰が”つくっているかも大事だと思います。そのことに改めて気づかされたのは、〈サノバチーズ〉を手がける山本海人さんへの取材でした。トークは抜群に面白く、なんとも人間力豊かな方で、一発で惚れ惚れしました。すると、そんな魅力あるひとがつくっているのならと、〈サノバチーズ〉への興味も膨れ上がってきたわけです。なかでも目に留まったのが、こちらのモヘアニット。鮮やかなイエローを基調とするボディに、ネイビーとホワイトのストライプが走るデザインは、90年代のヒップホップアーティストが着ていたそれを彷彿とさせます。頬擦りしたくなるような柔らかな素材もこれまたよくて。なぜだか今春はこれぐらい大胆なものに挑戦してみようという気持ちです。
¥24,000+TAX

サノバチーズ
sonofthecheese.shop-pro.jp/

STOCKHOLM SURFBOARD CLUB

ストックホルム サーフボード クラブのキャップ

北欧から。

北欧ブランドと聞くと、自ずとミニマルで洗練されたプロダクトを思い浮かべるかと思います。だけど、その一般論におさまらないブランドもあるわけで、その一例が2019年にスウェーデンで誕生した〈ストックホルム サーフボード クラブ〉。創設者のマンネ・グラッドは、サーフボードシェイパーであり、元々〈アクネ ストゥディオス〉に所属していたデザイナーでもあります。ラインナップするのは、サーフカルチャーをベースにしながら、大胆な柄やグラフィック、プリントをあしらった、いい意味で北欧らしくないアイテムたち。なかでも今回チョイスしたのは、ブランドロゴの刺繍をフロントに配したキャップ。何気ないロゴものに見えますが、フォントや文字の大きさにこだわりが感じられるあたりが◎。いなたいスーベニア感も漂っていて、そのバランス感覚のよさに舌を巻いてしまいます。どんなスタイルにも合わせやすいので、最近キャップにハマっている身としては手に入れておきたいところ。
各¥10,000+TAX

エドストローム オフィス
03-6427-5901

YOROZU

ヨロズのレザーストラップ&ポーチ

和の精神。

カバンを持ちたくない派なので、普段ポケットがたくさん付いている服を着ることが多いです。例えばカバーオールとか。このスタイルには概ね満足しているのですが、唯一不満をあげるとするのなら、ポケットが多すぎるせいで、どこに何をいれたかわからなくなること。携帯や財布が見当たらず、手当たり次第ポケットをごそごそすることが多々あるんです。なので、ショルダーバッグのように斜めがけできて、かつ荷物と感じないぐらいの小さな貴重品入れを探していたところ、〈ヨロズ〉に行き着きました。上質なレザーを使用したストラップに、円形と長方形のポーチを取り付けたこちら。ひとつの商品のようですが、これらは別々に販売されているもの。なので、自分好みの組み合わせにすることができます。ストラップを使わないなら、ポーチをベルトループに引っ掛けたりして。個人的な推しポイントは、ポーチに箔押しされている家紋のようなモノグラム。巷に溢れるロゴものとは異なる、日本の歴史と伝統に敬意を払ったデザインがグッとくるのです。
円形ポーチ ¥29,700 in TAX、長方形ポーチ ¥23,100 in TAX、ストラップ ¥17,600 in TAX

ヨロズ
yorozu-official.com/

柴山英樹

ニューコリアンフード

激辛フードを求めて、たまに新大久保へ足を運びます。最近ハマっているのが「ドヤジ屋」のチーズポッポチュクミサムギョプサル。歯ごたえのあるタコや豚肉、野菜もろもろを辛味噌で炒めた鉄板料理なのですが、これがすこぶる美味しい。ランチはビール200円なので、コスパ良く飲み食いできますよ。

OAMC for Ron Herman

OAMC フォー ロンハーマンのジャケット

1年半越しの再会。

忘れもしません、あれは2019年9月のこと。ふとインスタを開いたら〈シュプリーム〉と〈OAMC〉がコラボするといったニュースが目に飛び込んできました。その際アップされていたのは、バックに“Peacemaker”と両者のロゴがプリントされたキルティングのライナージャケット。売り上げを慈善団体に寄付するといった取り組みも相まって、触手が伸びかけるも当時は懐に余裕がなく、羨望の目でじっと眺めるだけでした。時が経ち昨年の冬、「ロンハーマン」の展示会に訪れたところなにやら見覚えのある一着が。近づいてみると、それはまさしくあのライナージャケットでした。「ロンハーマン」が〈OAMC〉に別注をかけたこちらは、ブラックにアレンジされたロゴがシック。着心地は驚くほど軽く、着ていることを忘れさせるほどライトな肌触り。リリースは3月下旬、このチャンスは逃せません。
¥96,000+TAX

ロン ハーマン
0120-008-752
※詳しくは店舗までお問い合わせください

C.E

シーイーのフーディ

シーイーらしさ満載。

ぼくのワードローブで圧倒的シェアを占める〈シーイー〉。個人的にファッションの原体験とも言えるブランドで、学生の頃から毎シーズンお代わりしています。独特なテンションのグラフィックやアイコニックな左袖のパッチは、袖を通すたびに変わらない高揚感をもたらしてくれるのです。挙げればキリのない魅力ですが、彼らを語る上で外せないのがオーバーダイ。その加工によって表現された深みのあるカラーは、カットソーやスエットといった普遍的なアイテムに個性を生み出しています。今季チョイスしたのは褪せたグレーのフーディ。バックは無地ですが、ヴィンテージ感のある風合いがブランドのアイデンティティを的確に表現。コンパクトな着丈とボリューミーな身幅、さりげなくあしらわれたロゴも手伝い、“これぞ〈シーイー〉”な一着です。
¥22,000+TAX

C.E
www.cavempt.com/

KITH

キスのカットソー

キスマークは胸元にさりげなく。

「キス トーキョー」がオープンしてはや半年。ラグジュアリーな空間のもと、〈キス〉のウェアや豊富なスニーカーをじっくり吟味できるとあって、連日大きな賑わいを見せています。正直、日本に上陸にするまでは、彼らに対してロゴ全開のストリートブランドというイメージが少なからずありました。しかし、実際のラインナップはストリートテイストも踏まえつつ、あくまでクラシック。それでいて生地も厚くシルエットは程よくリラックス。いい意味で、ストリートブランドらしからぬハイクオリティなウェアが多いように感じます。春先に向けて購入したこちらのカットソーも、刺繍があしらわれた胸元が上品。タフなボディなので、ガシガシに着てもへこたれません。ワードローブに一枚あれば、ついつい手に取ってしまいたくなるはずです。
各¥8,000+TAX

キス トウキョウ
kithtokyo.com/

CAMPER

カンペールのブーツ

足元を優しく引き締める。

最近、ゆるっとしたストリートスタイルには、品の良いシューズを合わせるようにしています。足元をひき絞めることで、キッズぽさが中和されるだけでなくコーディネートも新鮮さを帯びるからです。ただ、スニーカーに慣れてしまった身としては、かっりちとしたレザーシューズを選ぶのも気が引けます。そこで新たに購入したのが、〈カンペール〉の「ピクス」。テンセルのキャンバス生地に刺繍が施されていて、ルックスは品の良いブーツですが履き心地はスニーカーそのもの。個性的なアウトソールの切れ込みは柔軟性を高め、中足部に搭載されたトーションテクノロジーが安定性をもたらしてくれます。それでいてインソールやライニングにはリサイクル素材を採用するなど、環境にもバッチリと配慮。まさに嬉しいこと尽くしな一足です。
¥23,000+TAX

カンペールジャパン
03-5412-1844

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