敷居の高いイメージを払拭! デイリーに使えるアイテム多し。

ー まずは〈ダンヒル〉の2021SSのアイテムがあるので手に取って実際に見ていただきましょう。
西野:スーツとかテーラリングなどのドレッシーなアイテムのイメージが強かったですが、こんなカジュアルなアイテムもあるんですね。
西又:たしかに。公式オンラインブティックとかで、今、ラインナップされているものとかをチェックしましたが、デイリーで着られるアイテムでチェックしてみたいものはありましたね。
西野:どんなアイテムですか?
西又:M-65タイプのジャケットなんですが、一見、普通っぽく見えるんだけどインナーにダウンベストがついていたり。
西野:なるほど、面白そうですね。こう見るとテーラリングにもこだわりながらワークといったエッセンスを入れているのがわかりますね。
西又:このリネンのジャケットとパンツは西野さんに似合いそう。


西野:リネンのジャケットは背抜きになっていて透け感が面白いですね。パンツもトラウザーズっぽいけどペインターのディテールになっていたり、縫製も3本針を使っているので、ちゃんとワークウェアが作れる工場で縫製しているのではないかと思います。
西又:さすが目の付け所が違いますね(笑)。
西野:一応、服作りしてますから(笑)。

西又:Tシャツも出しているんですね。これは胸に“dunhill”って入ってるんですかね?
西野:これはこだわってますね。チェーンステッチで刺しゅうができるところって、今本当に少ないんですよ。
ー 気になったアイテムはありましたか?
西又:この白いニットとかは気になりましたね。普通っぽく見えるけどかなりデザインやディテールにこだわってる。

西野:この首元のリブの部分の特徴的な編み目は“減らし目”のようですが、カーブを編んでいくときに絶対に出る編み目をあえて表現しているんじゃないかと思います。
西又:かなり手が込んでいますね。随所にあしらわれた糸が抜けたようなディテールも面白い。西野さんはどのアイテムが気になりましたか?

西野:僕はこのレザーのバッグですね。タバコケースみたいなデザインなのに、フラップの接続部分がアタッシュケースのディテールを使っているのが新しい。
西又:これはかわいいですね。西野さんとかファッションYouTuberとかがさりげなく使っていたら、“これどこのブランド?”みたいな感じでバズりそう(笑)。
ー 実際にアイテムを見ることで〈ダンヒル〉のイメージは変わりましたか?
西野:かなり見る目が変わりましたね。スーツとかテーラリングのイメージが強かったですが、それだけじゃなくカジュアルアイテムにもこだわりが感じられます。
西又:同感ですね。スタイリングに使ってみたいな……と思うアイテムも多かったです。
西野:ドレスアイテムにワークのディテールを入れていたり“イギリスから見たアメカジの再解釈”みたいなイメージは感じられました。
西又:確かに。たまたまかもしれませんが、今回セレクトされたアイテムはアメカジっぽいデザインが多かった気がしますね。
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