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あの人にとってのランニング。Vol.02 ALDIES / ELDORESO デザイナー・ターザンAQZAWA
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あの人にとってのランニング。
Vol.02 ALDIES / ELDORESO デザイナー・ターザンAQZAWA

健康維持の手段というよりも、カルチャーとして世の中に浸透してきたランニングというアクティビティ。ランはいまや、ヒップな遊びとして認識されようとしています。今回は〈ニュー・バランス(NEW BALANCE)〉協力のもと、ランナーたちにインタビューを敢行。走り始めたきっかけや、ウェアやシューズのこだわりなどなど、ランニングにまつわるアレコレについて話を聞きました。2回目に登場するのは「LOVE&JOKE」をコンセプトとするファッションブランド〈アールディーズ(ALDIES)〉や、ファッショナブルなランニングギアを展開する〈エルドレッソ(ELDORESO)〉のデザイナー、ターザンAQZAWA(あくざわ)さん。「走ることはメリットしかない」と豪語するAQZAWAさんのスタイルに迫ります。

PROFILE

ターザンAQZAWA

1976年生まれ。アパレルブランドで経験を積んだのちに、自身のブランドである〈アールディーズ〉をスタート。その後、2016年にランニングギアのブランド〈エルドレッソ〉も立ち上げる。自身がランナーとして日常はもちろん、さまざまな大会に出場するほか、ランニングイベントも主催している。

一生ランニングと付き合いたいから、無理しないようにしている。

ー AQZAWAさんがランニングをはじめたきっかけを教えてください。

AQZAWA:高校生のときに陸上部だったんです。群馬の強豪で、全国高校駅伝の常連校でした。そこから走りはじめました。

ー どうして陸上部に入ったんですか?

AQZAWA:高校受験で私立校に落ちちゃって。公立校しか入れないってなったときに、先生に相談したら、ぼくは足が早かったので、推薦みたいな形でなんとか高校に入ることができたんです。だから、選択の余地がなく、陸上部に入るしかなくて。だから、走りたくて入ったわけではなかったんですよ(笑)。

ー 陸上部、どうでしたか?

AQZAWA:めちゃくちゃきつかったですね。練習も全然ついていけなくて。入ったときは「やってやるぞ」という意気込みもあったんですけど、他の陸上部員はもっとすごくて挫折を味わいました。大学もスポーツ推薦で陸上部に入ったんですが、レギュラーにはなれず。それで走ることをやめてしまったんです。

ー それからずっと走っていなかった。

AQZAWA:そうですね、30代後半になるまでずっと。

ー どうしてそのとき、また走ることになったんですか?

AQZAWA:取引先の人に誘われたんです。山梨で開催されたトレランの大会に出て。15キロ走ったんです。陸上部だったし、全然余裕だろうと思っていたらめちゃキツくて(笑)。でも、それがすごい楽しかったんですよ。爽快感があって、走るのが楽しいって純粋に思えたんです。

ー 最近はどれくらいのペースで走っていますか?

AQZAWA:基本的には週7で走っています。1日10キロくらいが平均。疲れていたり、飲みに行きたい欲が強いときはたまに休みます。なので、月にトータル250キロから280キロくらいで着地していますね。

ー 休むことに罪悪感を感じたりは?

AQZAWA:そういうときもありますよ。ストイックに走り込んでいる時期はとくにそうなります。休んだから、週末は20キロ走らなきゃとか思ったりして、なんだか借金してるみたいな気持ちになって(笑)。そうやって気負っていると、段々疲れてきちゃうんです。だから最近は休むようにしてますね。そしたらまた楽しくなってきて。

ー そうやって上手に距離感を取りながらバランスを取れるのはいいですね。

AQZAWA:学生のときに一回挫折しているからだと思います。いまは一生ランニングと付き合いたいと思っているから、無理しないようにしているんです。

ー ランニングのどんなところが楽しいんですか?

AQZAWA:走っているときは辛いんですよ。むしろ全然楽しくない。だけど、走り終わったあとの気持ち良さがそれを上回る。それで走り込んでいくと、段々とタイムが伸びてきて、また別のベクトルの楽しみが生まれるんです。

〈NEW BALANCE〉ベーシックグラフィックショートスリーブ Tシャツ ¥3,630(tax in)

INFORMATION

ニューバランス ジャパンお客様相談室

電話:0120-85-0997
shop.newbalance.jp

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