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1LDKの指揮者二人が見た、モノリスの新しいバックパック。
1LDK MEETS NEW MONOLITH

1LDKの指揮者二人が見た、モノリスの新しいバックパック。

昨年11月にデビューしたばかりにもかかわらず、すでに多くのファッションアディクトたちを虜にするバッグブランド〈モノリス(MONOLITH)〉。今年6月には東京・青山の「1LDK AOYAMA HOTEL」でポップアップを開催し、予想を超える反響があったそう。なぜ〈モノリス〉のバッグは、そこまでひとを魅了するのか? 今回は「1LDK」のディレクター、三好良さんと「1LDK AOYAMA HOTEL」のショップマネージャー兼バイヤー、木下誉さんに〈モノリス〉のことや新作のバックパックについて話を聞きました。

PROFILE

三好良

ショップスタッフ、プレスを経て、現在は「1LDK」のディレクターとしてショップのディレクションやバイイングを担当する大黒柱。オリジナルアイテムのプロデュースも行うなど、多岐にわたって活躍中。Instagram:@ryomiyoshi

PROFILE

木下誉

「1LDK AOYAMA HOTEL」のショップマネージャー、及び、バイイングを担当。今年6月、〈モノリス〉のポップアップに合わせて、ショップのブログで商品の魅力を余すことなく紹介。このブランドに対する思いはひと一倍。Instagram:@kinopikp

とにかくつくり込みがすごいなと感じた。

ー お二人がはじめて〈モノリス〉のバッグをご覧になったときの第一印象を教えてください。

三好:ぼくはとある雑誌の企画ではじめて〈モノリス〉のバックパックを拝見して。いろんなブランドのバッグを見比べるという内容で、他にはアウトドアブランドのバックパックとか、カジュアルなサコッシュとかが置いてあったんですけど、すぐに〈モノリス〉に目がいったんです。それで手に取ってみて、これは売れそうだなと感じましたね。

というのも、自分たちも〈ユニバーサル プロダクツ〉というブランドで、オンもオフも使えるバックパックをつくっていて。それがベストセラーなんです。つまり、そうやってシーンを問わず使えるバックパックを探しているお客さんが多いんですよ。それに〈モノリス〉は一見しただけでクオリティが高いのも分かったし、売れそうだと思ったんです。

木下:ぼくは三好にブランドの存在を教えてもらい、展示会に連れていってもらったんです。そこで拝見して、とにかくつくり込みがすごいなと感じました。バックパックってどこかコンサバなムードがあって、背負うことでちょっと仕事感が出ちゃうと思うんです。でも〈モノリス〉はデザインがおしゃれだし、ディテールも細部までこだわってつくられていて、とにかく使えそうだなと。ぼく自身、普段使っているバッグに対して「ここがこうだったらいいのに」っていうような機能がたくさん詰まっていて。背負ってみて不自由なかったんです。

ー 具体的にどの部分がいいと思ったんですか?

木下:予期せぬ事態に対応できるというか。たとえばこの「BACKPACK PRO」でいえば、ファスナーが二重構造になっていて、強度がすごく高いんですよ。だから中身がパンパンになったときにファスナーを無理やり閉めても壊れにくいんです。ぼくは旅行とかでも荷物をとにかく詰め込みすぎちゃうので、こういう機能はうれしい。あと、バックパックなのに裏地もきちんと縫われていて、裏返しても使えるんじゃないかと思うほど見えない部分もこだわってつくられている。そういうところにぼくは感動しましたね。

ー やはりバックパック推しですか?

木下:そうですね。バックパックは「STANDARD」「OFFICE」「PRO」の3種類あって、はじめは一番シンプルな「STANDARD」推しだったんですけど、いまはやっぱり「PRO」がいいですね。お客さまを接客しているうちに新しい発見がたくさんあって、「これは使いやすいな」ってあとから気づいて(笑)。

BACKPACK STANDARD L & BACKPACK PRO L これからの時代のスタンダードとなる合理性と機能性を兼ね備えたバックパック。「STANDARD」はシンプルながらも収納力に長け、さまざまなポケットやオーガナイザーがついた使い勝手のいいひと品。「PRO」はその機能を踏襲しながら拡張したモデル。大容量の収納力と、ビジネスやトラベルで役立つさまざまな機能が与えられている。¥33,000(STANDARD), ¥44,000(PRO)

ー 機能が多いからこそ、接客も大変そうですね。

木下:最初はどうしようと思いました(笑)。

三好:そうだったんだね。すごく売りやすいのかと思ってた。

木下:ある程度、基礎知識を得てからお店に来て実物をご覧になられる方もすごく多くて、そうした方は比較的スムーズに購入に繋がりました。だけど、初見のお客さまにはどういう切り口でご提案するか悩みましたね。

ー それをどうクリアしていったんですか?

木下:お客さまの職業や生活に合わせて提案しました。普段パソコンを持ち歩くか伺ったり、使っているバッグについて聞いてみたりとか。話していると、やっぱりどこかしら普段のバッグに不満を持っている方が多かったんです。そこに対して、「〈モノリス〉ならこういう使い方ができますよ」とお伝えしていました。

ー 今年6月に「1LDK AOYAMA HOTEL」で開催された〈モノリス〉のポップアップでは、予想以上の反響があったと聞きました。

木下:反応がものすごくよくて。イベント終了後も問い合わせがあるくらいで、ぼくらとしてもそれはすごく嬉しかったんです。20代後半~30代のお客さまで、すでにいろんなファッションを楽しんできて、これからいいものを長く使いたいっていうような方々に好評でした。あとは青山という土地柄、40~50代のお客さまにも人気でした。

三好:いまってこういうご時世で、なかなか外を出歩けないじゃないですか。だからちょっと心配はしていたんです。最初、木下を展示会に連れていったときも、モノのよさがわかるか試してみようっていう気持ちだったんですけど(笑)。

一同:

木下:あ、試されてたんですね(笑)。

三好:だけど展示会で「すごくいい」ってずっと言ってたのを覚えていて。それでいざポップアップがはじまると、やっぱりアイテムの魅力をきちんと理解して、それが数字にもしっかりと表れていたので。安心しましたね。

ー 実際に購入されたお客さんは、細かなディテールや機能に満足されている方が多かったですか?

木下:大多数のお客さまがそうでした。こういうバッグだと、逆に機能的すぎると感じられる方も多いかもしれませんが、〈モノリス〉の場合、そういう方はあまりいなかったですね。

三好:決して大げさじゃないし、スペック過多でもないもんね。

ー デザインのあしらいが上手ということですか?

三好:〈モノリス〉のように一見シンプルだけど機能的につくられたバッグをデザインしたいひとってたくさんいると思うんです。たとえばPC専用の収納とかも、他のブランドでもよくあるじゃないですか。だけど、他だと取ってつけたようなディテールに見えちゃうんですよ。みんな必要だと思うからそうした機能をつけるんだけど、いざ形にしたときのクオリティがあまりよくない。そうしたバッグを手に取ったときに、「これならない方がいい」と感じるひとも少なくないと思うんです。だけど〈モノリス〉の場合はクオリティが高いし、きちんと意味を感じますよね。実際、使い勝手がいいし、表にロゴがなくて匿名性も保たれている。だから受け入れられるんだと思います。

INFORMATION

1LDK AOYAMA HOTEL

営業:13:00~19:00(土・日・祝日は12時〜)
住所:東京都港区南青山6-8-18
オフィシャルサイト

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