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UNIVERSAL OVERALLにまつわる放談。豊島猛はキルトジャケットをアメカジ視点で俯瞰する。
WORKWEAR NEVER ENDS.

UNIVERSAL OVERALLにまつわる放談。
豊島猛はキルトジャケットをアメカジ視点で俯瞰する。

1924年シカゴにて誕生し、設立当初からワークウェアの堅牢さと機能性を追求しつづける老舗ブランド、〈ユニバーサルオーバーオール(UNIVERSAL OVERALL)〉。無駄を削ぎ落としたシンプルで男らしいルックスと、ワークウェアならではの高品質なアイテムが人気を得ている。
そんな至極のアイテムを、ワークウェアに目がないスタイリストと紐解いていくこの企画、第2回目は豊島猛さんが登場。実際にウェアに袖を通してもらい、その着心地やアイテムに関する感想、どんなふうにスタイリングしたらいいかなど、より実践的なお話も伺ってきた。ごまんと服を見てきた豊島さんの目に、〈ユニバーサル オーバーオール〉の服はどう映るのか?

  • Photo_Masashi Ura
  • Text_Yasuyuki Ushijima
  • Edit_Yuri Sudo

発色のいいキルトフーディが、いまの気分に合いそう。

ー 今回、豊島さんにはインラインのキルトジャケットとキルトフーディを着用していただきましたが、着てみてどんな感想でしたか?

キルトジャケットはとにかく軽い! と思いましたね。けっこう薄手に見えるのですが、実際に着てみて、あたたかくて保温性があるなと思いました。見た感じはミリタリーのライナーっぽい印象。羽織っただけでも絵になるし、もちろん重たいアウターのインナーとしても活躍してくれそうだな……と。かなり使い勝手はよさそうですね。

普段の自分の着こなしでは、冬はダウンとかの重衣料、秋はデニムジャケットとかカバーオールといった薄手のものを着ていることもあり、この手のアイテムはかなり新鮮でした。

ー キルトジャケットに関しては、あまりご自身では選ばないようなアイテムだったんですね。

正直に言うと、そうですね(笑)。インナーダウンとかもあまり着てこなかったタイプで。スタイリングでは使ったりしますね。

ー 今回のアイテムなら、どのようなコーディネートがよさそうでしょう?

こういったキルトジャケットはクラシックな雰囲気が出てくるので、トラッドっぽく合わせるのがいいかもしれないですね。ただ、コンサバなトラッドではなくて少しハズして合わせたほうが、しっくりくるんじゃないかと。スラックスでもすこしゆるめのイージータイプとか、デニムならかなり太めのものとか合わせたりするとスタイリングに個性が出てきそうですね。

ー なるほど。参考になりますね。カラーが4色(ブラック、オリーブ、コヨーテ、オレンジ)で展開されてるキルトフーディは着てみて、いかがでしたか?

このアイテムで着るなら、オレンジがハマりそうですね。ボディがキルティングでプルオーバーのフーディというのはあまり見たことないアイテムでした。ストリートっぽいスタイルに合わせると、いまっぽく着れそうな感じはしますね。

ー 今日の豊島さんのスタイルみたいに、少しユルめのコーデュロイパンツとかに合わせるとハマりそうですね。

そうですね。ワンサイズ大きめを選んで、アノラックみたいにバサッと被る感じでラフに着こなすのが良さそう。このオレンジなら、アウターの下に着てフードを出してもアクセントになりますね。発色もMA-1の裏地みたいな感じで、かなり映えるのでワンポイントで使うのもありかも。サイドのジップも配置されているので、インナーを着込んでも安心ですね。もしかしたら、丈の短いGジャンとかでレイヤードしても楽しめそう。

ー そういったレイヤードで着こなすのはかなり新鮮ですね。

自分的にはキルトジャケットより、キルトフーディのほうがハマる感じはしました。

ー 豊島さんがはじめて〈UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)〉の存在を知ったのはいつぐらいですか?

1924年創業で結構、歴史があるブランドというのは認知していました。ここ数年で〈ビームス(BEAMS)〉とか「ビューティ&ユース(BEAUTY&YOUTH)」とかセレクトショップで取り扱っていたり、別注を盛んに行っていて、見かけることが多くなりましたね。

ー ブランド自体の印象はどうですか?

これまで別注のアイテムを見てきたからか、配色とかシルエットはいまっぽいワークウェアだなという印象です。元々はクラシックなワークウェアだと思うのですが、自分の中だと “モダンなワークウェア” という感じですね。

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