CLOSE
FEATURE
ユニコーンが語る、バンドが大切にしていること、衣装のこと。
Drive You Crazy

ユニコーンが語る、バンドが大切にしていること、衣装のこと。

アルバム『ツイス島&シャウ島』を引っさげたツアー真っ最中のユニコーン。全国をめぐるツアーは、11月23日(火・祝)、24日(水)の武道館でツアーファイナルを迎えます。今回のロックンロールをテーマにしたアルバムは、さすがユニコーンというべきもので、王道感と遊び心がミックスされた熟練の技が光ります。このアルバムのエッセンスを表現したツアーとその衣装を手がけたのは、ニューヨーク帰りのデザイナー、“Sawaちゃん”ことSawa Takaiさん。SawaさんとリーダーのABEDONさんが中心となって決まったという衣装のことや、今作について聞いていく中で、ユニコーンというバンドが大切にしていることがわかったような気がしました。インタビューはライブ当日の忙しい合間をぬって行われ、ABEDONさん・奥田民生さん・EBIさんは3名一緒に、川西幸一さんと手島いさむさんは一人ずつというやや変則的な形式をとりました。

  • Photo_Takahiro Otsuji(go relax E more)
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Yosuke Ishii

作業着でも、ロックバンドはかっこいいと言われなきゃ。(手島)

ー ABEDONさん、奥田さん、EBIさんのお話の中で、テッシー(手島)さんが一番ファッションにうるさいかもしれないという意見が出ました。

手島:服には、合う体型というものがありますからね。昔は、ウエスタンブーツに細身で長髪……まさにロックミュージシャンでしたが、寄る年波で、恰幅が良くなりましたから。衣装で着るにしても、普段着というものがあるじゃないですか。ステージ衣装を着ると、顔つきが変わる人もいれば、普段通りでいたいという人もいる。僕は後者で、普段着でもいいんじゃないかなくらいの考え。

ー 普段はどんなものを着ているんですか?

手島:細身のイタリア系ブランドが多いです、デニムとか。見るひとが見ればわかる、というようなものを着てます。

ー テッシーさんが、ファッションに並並ならぬこだわりをお持ちなのはわかりました。

手島:たとえ作業着を着ていたとしても、ロックバンドだからかっこいいと言われなきゃいけない。ロックバンドのあり方ってあると思うんですよね。ユニコーンはおそろいで、本人たちもそれがいいと思っている。つなぎとかはベタだとは思いますが、ユニフォームにはそれぞれ適性があると思うんです。消防官の服は着る人が消防官だからこそ、警察官の服は着る人が警察官だからこそ、工事の人は……、でもロックバンドにはその理由がない。僕自身は、適性に合った服を衣装にするという考えがあるけど(笑)。僕の場合は、ギターを弾く時にはだね……という根本的なことを考えます。

ー 衣装を着てテンションが上がることはありますか?

手島:以前、真っ赤なつなぎのレーシングドライバーの衣装を着たときは、ワッペンもいっぱい貼ってあって、テンションが上がりました。やっぱり派手な色と楽器は相性がいいんです。

ー テッシーさんディレクションの服だとどうなるのか、見てみたい気もします。

手島:今は知らない間に打ち合わせは終わってて、衣装は出来上がってますけどね(笑)。でも、ユニコーンはありがたいですよ。着の身着のまま来ても、靴から服まで一式が用意されているのでそれに着替えれば終わり。お揃いだから、トイレで一人服をびちゃびちゃに濡らしたら、全員が一気に変えなきゃいけないなんてことがありましたけど。

ー 全く同じお話を、ABEDONさん、奥田さん、EBIさんの取材でもお伺いしました(笑)

INFORMATION

ユニコーン ツアー2021『ドライブしようよ』

日本武道館公演
日程:11月23日(火・祝)、11月24日(水)
開場 / 開演:17:00 / 18:00
チケット料金:前売9,900円(税込)
お問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888
*全席指定。小学生以上チケット必要。未就学児童入場不可。
*本公演の座席は、左右を開けて販売を予定しております。
*新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインに基づき開催します。
www.unicorn.jp/special/2021/

このエントリーをはてなブックマークに追加