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渋谷パルコ2周年を、あの2つのお店がお祝い!? 熱を帯びたイベントを生体験&回想レポートします。

渋谷パルコ2周年を、あの2つのお店がお祝い!? 熱を帯びたイベントを生体験&回想レポートします。

東京のカルチャーの発信地として機能している「渋谷パルコ」。11月22日(月)にめでたく2周年を迎えた同館は、その記念として11日間連続「ComMunE(10階)」でイベントをおこないました。毎日代わる代わるラップバトルやフリマなどが行われるなか、フイナムが気になったのは「出張スナックアーバン」と「サヨナラ そのとうり」。それぞれ普段は会員制、住所非公開と、限られたひとびとの憩いの場になっているお店がこのたび出張出店するということで、なんだか胸騒ぎが…。レポート取材をすべく足を踏み入れたわけですが、どちらもカオスであったかいイベントだったということ、コロナ明けかけで喋りまくりたいひとで溢れていたことを先に記しておきます。

DAY1

出張スナックアーバン(11月22日開催)

スナックアーバンとは?

四谷三丁目に居を構える、会員制の「スナック アーバン」。スタッフであるお姉さんがたの接客やパフォーマンスが売りで、毎夜それを求めてお客さんがぞろぞろと訪れます。予想だにしない出来事やコミュニケーションが生まれる場として、多くの著名人からも愛されています。

住所:東京都新宿区舟町3 橋本ビル地下1階
定休日 : 土・日、祝日
営業時間 : 20:00〜23:00 ※日によって変更の可能性あり
電話:03-3351-7333
Instagram:@snack_urban
※いまだけ初めてご来店の方は、BASEにてドリンクチケット購入可能

歌い・踊り・乱れるふたりに、み〜んな骨抜き。

渋谷パルコはまだまだ可能性に秘められた箱だと、このイベントを目の当たりにして感じずにはいられませんでした。人間の愉快さやえぐみなどが煮詰められたような楽しい飲み屋「スナックアーバン」が、このたび2周年を祝うべく、渋谷パルコに出店(11月22日開催)。どんな化学反応が起こるだろうと取材に訪れると、それはそれはバブリーでアグレッシブな空間でした。

令和の時代を牽引している渋谷パルコが、こんなにも80年代の香りで満たされることが今まであったでしょうか。その香りの出どころは言うまでもなく、紫のハッピに身を包んでいたお姉さんがた。こんもりと山のごとく髪が盛られた姉さんがいたと思えば、製作年不明のきらびやかなお召し物を纏う姉さんがいたり。ふと耳をすませば、一斉を風靡したアンルイスの『あゝ無情』(のアレンジバージョン)…。

テキストを書いている当方を含め、平成生まれのお客さんはみな、 “バブル”とはきっとこういうものだったのだと肌で感じることができました。

そして何と言ってもイベントの目玉は、地下セクシーアイドルユニット「ベッド・イン」のライブです。美ボディを引き立てる衣装を身に纏った「かおり」さんと「ちゃんまい」さんがメンバーで、ライブがはじまると、一瞬にして会場のお客さんの視線はふたりに。その期待に応えすぎるほどのサービスと、クオリティの高い演奏パフォーマンスで、会場のボルテージはグッと高まりました。

常連客が「ジュリアナ扇子」をバサバサと振れば、それに応じるようにベッド・インが服を1枚、もう1枚と脱いでいく…。あのグルーヴ感は、そんじゃそこらのアイドルやバンドには出せないでしょう。「男はアイツだけじゃない」「♂×♀×ポーカーゲーム」などオリジナル曲を中心に、約1時間かけてそのパフォーマンスを終えました。

途中、生着替えタイムがはじまり、出てきたのは水着姿のベッド・イン。

左がかおりさん、右がちゃんまいさん。「お世話様、サンクスモニカ♡大事マンブラザーズ〜〜♡」とのっけから仕上がっていたふたりに、コロナが明けて真っ先にしたいことは?と聞くと、「バブルの聖地・大磯ロングビーチでおギグ(※彼女らの言葉で「ライブ」を指す)♡」とのこと。さすが…。

この日は入場規制がかかるほどひとが集まりました。お店の虜になった常連客から、不意に迷い込んだ新規まで、出演者に負けず劣らず濃ゆいひとたちが集まっていたので、スナップ&ミニインタビューをしました!

刺繍職人のWiggyさん(写真左)と画家のオオシロムネユミさん(写真右)と、スタッフのももさん。Wiggyさんはお店の常連で、ももさんのファン。スナックアーバンをひと言で表すと「ただいまの場所。自分が日本人だと改めて知る場所」。

スナックアーバンの近くで「ままごと」というお店をやっている千葉さんは、お手伝いスタッフとしてイベントに参加。コロナが明けたらしたいことは「海外旅行やバカ騒ぎ」。

「頭にネクタイは昭和の正装」と語るのはタキザワさん。ちゃんまいさんの長年のファンだそうで、ライブには欠かさず行っているそう。お酒はけっこう飲まれますか?と質問したところ「我が辞書に休肝日はなし!」とのこと。

スタイリストのリナさんとお子さんのイツキくん。スタッフのナツミさんの知り合いで、お店には2回行ったことがある。コロナが明けてしたいことは「マスクを外すこと」。

お店のスタッフのミシオさん(写真左)とアーバンのママ(写真右)。お店について聞くと「いちばん気楽になれる場所。スタッフはみんなキャラがちがうけどすごく仲がいい。まるで温泉のような場所です」とのこと。

バブリーで多幸感にあふれる空気、感じていただけましたか? 長年「スナックアーバン」が積み上げてきた、お客さんとの信頼関係やパフォーマンス技術は、ここ渋谷パルコで余すことなく発揮されました。師走のせわしなさに疲れた方、ぜひ一度お店に足を運ぶことをおすすめします。お姉さまがたが、一瞬にしてその疲れを吹き飛ばしてくれるはずです。

INFORMATION

渋谷PARCO

電話:03-3464-5111
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
時間:11:00~20:00(物販)、11:30~20:00 (飲食)
公式サイト
公式インスタグラム

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