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FEATURE | TIE UP
漁網をジャケットにしてしまうパタゴニアは、やっぱりかっこいい。
Next is NetPlus®︎.

漁網をジャケットにしてしまうパタゴニアは、やっぱりかっこいい。

SDGsが叫ばれる前から、ずっと変わらず〈パタゴニア(Patagonia)〉はエシカルだ。環境や社会の問題に粘り強く取り組み続け、実際に数々の問題を解決してきた。今回もそう。海洋プラスチックとして問題になっている、海中の漁網を服の生地へと見事に転用することに成功した。その生地の名前は「NetPlus®︎」。それを用いて作られた、色鮮やかなグリーンのダウンジャケットを携えて向かったのは湘南藤沢エリア。プライベートで海釣りを楽しみながら、服作りから鰹出汁まで幅広く生業を持つ海瀬亮さんに、海や環境問題、このアイテムやパタゴニアという企業について語ってもらった。

  • Photo_Hioryuki Takenouchi
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Keisuke Kimura

the more you know, the less you need.

ー 〈パタゴニア〉というブランドは、海瀬さんの目にどう映っていますか?

海瀬さんの私物である〈パタゴニア〉アイテムの一部。スナップT、中でも柄物が海瀬さんのお気に入り。バギーズショーツは8本所有している。

海瀬:〈パタゴニア〉旋風が吹いた90年代を体験して育っているので、特別なブランドです。あとは、お店に行くと、スタッフの中に必ず、専門家みたいな方がいますよね。お店でのやり取りからして、真剣に遊ぶという意識が高いなと。

ー 〈パタゴニア〉としては、「自然に常に触れていると変化がわかるから、自然に目が向く。アウトドアをビジネスとしているということもあるけど、自分たちにとっての遊び場である自然をどう守るのか。それを会社としての指針にしている」そうです。

海瀬:そういえば、前まで商品が送られてくるときに、〈パタゴニア〉の梱包用段ボールに書かれていた「the more you know, the less you need.(知れば知るほど、必要なものは少なくなる)」というキャッチコピーがすごい好きなんです。購入した商品が入っている段ボールに、ですよ!? もし僕にタトゥーを入れる趣味があったら、それを入れてます(笑)。その言葉は逆に言うと「うちの商品はそれに値する」っていうことですから。この企業精神は、とてもいいですね。

ー それも創業者のイヴォン・シュイナードの言葉で、「山に行くときに、素人はたくさんのもの、エキスパートは必要最低限のものしか持っていかない。それは山登りだけではなく、様々なところでも言えること」という言葉からはじまったそうなんです。

海瀬:とても説得力のある言葉で、何か突きつけられちゃいますね。学んで知識にしていかないと意味がない。例えば釣りや山登りを楽しむ人が増えることによって、世の中にいらないものがたくさんあることに気づく人が増えるといいなと。それが理想ですよね。

メンズ・ダウンドリフト・ジャケット

山でも街でも活躍するレトロ調のダウンジャケット。荒れ模様の天候下でも保温性と機能性を発揮する。表地には「NetPlus®︎」を採用し、中綿にはリサイクルダウンを封入。5色展開。

公式オンラインストア

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