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Retreat for tomorrow. Vol.1 サブスク型セカンドホームがもたらすもの。
MONTHLY JOURNAL Jan. 2022

Retreat for tomorrow. Vol.1
サブスク型セカンドホームがもたらすもの。

まだ収まる気配がないコロナの猛威をきっかけに、これからどこで、どう生きるのかを切実に考えるようになった人も少なくないはず。その一つの形として、ローカルへ移住する人やセカンドホーム(別荘)を買う人が増えているそうです。日常から離れ、自分の心とカラダと向き合うという意の「リトリート」が注目されているのもその流れでしょう。現実問題として別荘を買うのはなかなかハードルが高いわけですが、その障壁を下げてくれる新サービスが登場しました。“Live with nature. / 自然と共に生きる。“を標榜する新サービス〈SANU 2nd Home〉とは何か。今の時代に合ったこの新しいセカンドホームがもたらす、リトリート体験を振り返ります。

  • Photo_Yuta Okuyama
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Ryo Komuta

ご飯の食材は現地調達で!

白樺湖へは、都内から車で3時間ほど。冬季は道路の凍結もあるとのことで、スタッドレスタイヤは必須。

道すがらのお昼、信州名物ということで蕎麦を蕎麦屋ですすり、腹を満たしましたが、お昼直後の晩御飯の心配を始めます。というのも、〈サヌ〉はホテルと違い、セカンドホームであり別荘感覚で過ごすのだから、食事は自分たちで決めなくてはいけない。もちろん周辺の飲食店もありますが、今回は自分たちで調理する道を選びました。〈サヌ〉から車でほど近い、地元のスーパーに寄って、食材を買い込みます。

もちろん、その土地の新鮮な食材を使った地元のレストランでおいしい食事を楽しむのも醍醐味ですが、その土地の食材を自分で選んで、自ら調理して、食べることはまた一つその土地への理解が高まる気がするのです。なんというか、食材そのものをダイレクトに食べることで、その土地をより感じられるというか。

スーパーの他にも、来る前にチェックしておいた、おいしそうなパン屋にも寄って、パンを購入。今夜の巣篭もりの準備は万端です。

車が山へと向かうに連れて、道路脇に雪が目立ち始めます。地面のアスファルトを雪が完全に侵食してあたり一面雪景色になってまもなく、白樺湖の湖畔に建つ〈サヌ〉へと到着しました。

駐車場に停め、建物を目の当たりにすると、建物と湖との近さに驚かされます。ザ・湖畔。もちろんホテルとは違うので、常駐スタッフはいません。建物入り口の扉のスマートロックを暗証番号で解除して、中へと入ります。

INFORMATION

SANU 2nd Home

2ndhome.sa-nu.com/

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