PROFILE

1994年生まれ、奈良県出身。バンタンデザイン研究所ファッションデザイン学科の在籍中に自身のブランド〈ダイリク(DAIRIKU)〉をローンチ。2016年には「Asia Fashion Collection」のグランプリを受賞。映画からインスピレーションを得たアイテムが、若者を中心に人気を集めている。
PROFILE

1991年生まれ、宮城県出身。2020年より〈レッドウィング〉の業務に加え、ベイクルーズではPR業務とバイイングを兼任。名古屋の「ベイクルーズストア」のオープンに際し、新たに「BAYCREW’S DEPO」のディレクションを行っている。
仕事仲間というより、友達に近い関係性。
ー まずはプライベートでも仲が良いというお二人の出会いから教えてください。
阿部:一番最初の出会いは、4,5年前。「ベイクルーズ」が展開している「417 エディフィス」の渋谷店で、初めて〈ダイリク〉のポップアップをしたときの設営だったよね?
岡本:そうですね。合同展示会に〈ダイリク〉として初めて出展していたとき、当時の「417 エディフィス」のバイヤーだった方が見つけてくれて。そのタイミングで、ポップアップのお話をいただいたんです。
阿部:そのポップアップは、初日から〈ダイリク〉を求めるひとでめちゃくちゃ並びができて、午前中でほとんど商品がなくなってしまうほど大盛況でした。そこから、毎シーズン別注など何かしらの取り組みをさせてもらっています。

ー 〈ダイリク〉が東京でまだあまり知名度のない段階で、「ベイクルーズ」はなぜ目を付けたのでしょうか?
阿部:はっきり覚えているのは、〈ダイリク〉を見つけた先輩のバイヤーが「めちゃくちゃピンときた」と言っていたことです。ぼくもバイヤーをしているから分かるんですけど、取り扱いを始めるファーストシーズンから別注をやるって、なかなか勇気のいることなんですよ。別注までやって全然売れないようなら、ブランドのイメージに傷を付けることになる。ただ、PRも含めて一緒にやっていけば、〈ダイリク〉は間違いないって感じました。
岡本:東京で大々的に開催する初めてのポップアップで、お酒を出したり、いろんな人がきてくれたり、すごく楽しかった記憶があります。セカンドシーズンから東京のお店に自分がつくった服を置きたいっていう第一歩が叶って、しかもポップアップまでやらさせていただけたのは、ブランドにとってかなり大きかったと思います。

ー 大陸さんにとって「ベイクルーズ」はどんな存在ですか?
岡本:ポップアップを開催するときは、結構広めの場所を用意してもらって、ディスプレイ用のテレビなども貸していただいたり、ぼくのやりたいことを実現させてくれる。そういう「ベイクルーズ」さんの姿勢がすごい嬉しかったです。
阿部:ウチも1回目のポップアップで、大陸のやりたいことをやって上手くいった経験があるから、彼のことを信頼しているんです。大陸のリクエストを出来るだけ実現させようっていうのが、ぼくはもちろん、ブランドの意向としてもあるのかなと思います。
ー でも、お二人の信頼関係があるから成立している部分もあるんじゃないですか?
阿部:他のブランドにはない特別な感情は、やっぱりありますよね。ブランドの初期のころから、ずっと見てきたわけですし。仕事仲間というより、友達のような関係性だと思います。
岡本:プライベートで遊ぶことも度々あって。この前も阿部さんの車に乗せていただいて、一緒に家具屋に行きました。好きな服のテイストが結構違ったりするから、逆に新しくブランドやお店を知ることも多いです。結構幅広く色々な話をしていますね。