しっかりとトラッドマインドを汲んだコーディネート。
ー 今日は〈ニューバランス〉のグレーのシューズを使ってセルフコーデを組んでもらいました。
竹崎：ひとつはグレーのワントーンでコーディネートを組みました。グレーのウェアってスウェットが一般的だし、自分もよく着ているんですけど、それでは芸がないということで、メッシュのセットアップを着ました。そこにハットやロンTを合わせてカジュアル感を出しているのが自分らしさかなと。
ー シャツとスラックスで、〈ニューバランス〉に通じるトラッドマインドを感じます。
竹崎：そうですね。そうした洗練性というか、きれいにしたいというのはあって。
ー 「327」というモデルは、履いてみてどうでしたか？
〈New Balance〉MS327SAC ¥10,900＋TAX（4月中旬発売予定） 70年代を席巻した数々のレーシングシューズをアレンジしたレトロなフォルムが特徴の１足。ビッグな「N」のロゴを外側だけに配した印象的なデザインも魅力のひとつ。
竹崎：ランニングシューズがベースになっているから、シャープな印象ですね。象徴的な「N」のロゴが大きくなっていたり、内側には入っていなかったりするところが斬新だなと。街中でもよく見かけますね。ぼくは仕事でスタイリングをするときに、モデルに履いてもらうことが多いです。
ー では続いて、こちらのセルフコーデはどんなことを意識したのでしょうか？
竹崎：普段〈ニューバランス〉のシューズを履くときって、裾が絞られているボトムを合わせることが多いんです。パンツの裾でシューズを隠すというよりも、しっかりと見せたくて。だからナイロンのイージーパンツと、トップスはシャツだけどコーチジャケットっぽいデザインのものを選びました。カジュアルなムードを感じつつ、上品さもある、みたいな。
ー こちらもしっかりとトラッドマインドを汲んでいるわけですね。
竹崎：そうですね。一見すると小綺麗に見えるかもしれないけど、よく見ると「ん？ カジュアルだな」っていう感じ。そうゆうところを狙っていますね。
ー こちらには「996」を合わせています。
〈New Balance〉CM996CB2 ¥13,800＋TAX 1988年に登場後、長く愛されている「996」のオリジナルのシルエットを精緻に再現した人気モデル。クッション性に優れたC-CAP搭載の2層構造ミッドソールとPUインソールによって快適な履き心地をもたらす。
竹崎：ぼくが気に入っているのはこの色合い。さっきの話にもあった“スティールブルー”がかっこいいなと。これって「1300」に近い色だし、高級感がある。むかしは手が届かなかった色だけど、いまはもう40代になったのでチャレンジできるなと（笑）。
ー ちなみに、今回手元には「574」もあるのですが、これを竹崎さん流に履くとしたら、どんなコーディネートにしますか。
〈New Balance〉ML574EVG ¥9,900＋TAX ブランドの中でもっともアイコニックなモデルの「574」。グレーをまとったこの１足はその中でもさらに象徴的なアイテムと言える。クッション性とグリップ性能に優れ、抜群の履き心地。今季より「574」の一部モデルは環境にやさしいエコな材料と作業工程で仕上げたサスティナビリティプログラム対象商品に昇華している。
竹崎：これは本当に定番のモデルですよね。自分も「576」を履いていたから馴染みがあるんですよ。どんな格好にも合うし、アパレルラインの「MET24」のデニムシリーズとかもすごく合うと思います。ただ、自分が履くとなると、安易にデニムとか合わせちゃうと本当にアメカジおじさんになっちゃうから、それをうまく洗練された方向に持っていきたいですね（笑）。たとえばテック系のパンツとか。素材とかでいまっぽく見せる履き方が現代的でかっこよくなりそうです。
