アクティブなライフスタイルにこそ適応する。
ー 遠藤さんといえばキャンプもお好きだと思うんですけど、最近は行かれていますか?
遠藤:インタビューされるたびに「趣味はキャンプ」と言ってきたんですけど、ここ1年くらいは、プライベートでは行けてないんです。行くとしても仕事ばかりで。
ー そうしたアウトドアでの撮影では、どういった服を選ばれるんでしょうか。
遠藤:アウトドアであれ街であれ、ぼくの場合は場所は関係なく、動きやすい服装で統一されています。仕事のときはずっと動き回るから太いパンツが多いし、膝をつくシーンも多いから汚れても気にならないものが多いです。
ー それは、シューズやバッグにも言えることだと。
遠藤:まさにそうです。本当に日々、泥と埃にまみれているので(笑)。だから今回の〈ブリーフィング〉と〈ダナー〉のコラボレーションアイテムは、うってつけですよね。
ー 普段、バッグはどういったものを使いますか?
遠藤:リュック一択です。手が塞がっていたら荷物の搬入もできなくなるので。
ー リュックのなかには、どういった何が入っているんでしょうか?
遠藤:仕事の資料とノートパソコン。あとメジャーは必ず忍ばせています。撮影現場によっては荷物のサイズの制限もありますし、常に寸法を測れるように。それと、ハサミやカッターも常備していて、そうした小物類も多いです。
ー 今作のバッグは、コンパートメントもしっかりしていて、小物の収納がとても多いんです。もちろんPCスリーブもあったりして。
遠藤:本当に便利ですよね。バッグのなかにも細かいポケットがたくさんあって。それとバリスティックナイロンを使っているから、引き裂きや摩耗にも強いじゃないですか。鋭利なものをもつ身としてはうれしいです。あと、地味にバッグ選びのポイントで重要なところが、バッグ自体が自立するというところ。現場に行くと地面にバッグを置くことが多いから、そこは気にします。
ー 今作のバッグは自立もしますし、底面は〈ダナー〉のレザーで補強されています。
遠藤:見た目的にも、ファブリックとレザーの切り返しが好みで。カーキであったりブラウンは普段から好んで選ぶし、アウトドアでも街でも違和感なく溶け込んでくれるので好きなんです。それと、使ってみて思ったんですけど、間口もかなり大きいなと思いました。荷物の出し入れも便利そう。
ー 一方で、シューズの印象はいかがでしょうか?
遠藤:ブーツを履く機会はそう多くないんです。というのも、屈伸の姿勢になることが多いので、そのときにブーツだと足の甲の部分がごわついてしまって。今作のブーツも最初見たときはそういうタイプかなと思いましたけど、履いて見ると、意外と柔らかい。しかも全面がレザーというわけではなく、〈ブリーフィング〉由来の生地も使われているから、湿気もしっかり排出してくれている感じがします。かなりいい感じです。
それとぼく、普段から重たいものを運ぶんです。だから、荷物を足に落としたりすることも考えられる。ちょっと特殊ではありますけど、このシューズはアッパーがしっかりしているから、そうした点でも安心感があったりして。