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なぜ超長距離に挑むのか? 日本最高峰のトレランレース「UTMF」のフイナム的考察。
ULTRA-TRAIL Mt.FUJI 2022

なぜ超長距離に挑むのか? 日本最高峰のトレランレース「UTMF」のフイナム的考察。

登山道や林道など不整地を走る近年人気のアウトドアアクティビティ、トレイルランニング。その国内最高峰のレース「UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)」が2022年4月22〜24日の3日間にわたって開催されました。距離は100マイル(約165キロ)、累積標高は7,500メートルにも及びます。なぜランナーたちはそのような超長距離に挑むのか? この大会をはじめとする超ロングレースが多くの人を惹きつける理由をフイナム的視点で考察していきます。

  • Photo_Tatsuo Takahashi, FUJI TRAIL RUNNERS CLUB
  • Photo & Text_ Issey Enomoto
  • Text_Suzu Suzuki
  • Edit_Hiroshi  Yamamoto

コロナ禍での開催。例年との違いは?

コロナ禍での開催となった今回のUTMF。エントリーは日本国内在住者に限られたほか、新型コロナウイルスのワクチン接種、受付時の検温や抗原検査、会場やエイドステーションでのマスク着用など、徹底した感染対策が義務づけられました。これは選手だけでなく、大会を支える救護・救助スタッフ、私的サポーター、プレス関係者なども同様です。

開催期間中の天候は概ね良好。コース上では冠雪した美しい富士山の姿をくっきりと望むことができました。

完走率はUTMF165kが81.3%、KAI69kが85.7%。例年よりも高い数値を示しました。これは天子山地を迂回するコースに変更されたこと、そして好天に恵まれたコンディションの良さが影響していると思われます。こうして3年ぶりに開催されたUTMF は幕を閉じました。

INFORMATION

ULTRA-TRAIL Mt.FUJI

https://www.ultratrailmtfuji.com

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