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なぜ超長距離に挑むのか? 日本最高峰のトレランレース「UTMF」のフイナム的考察。
ULTRA-TRAIL Mt.FUJI 2022

なぜ超長距離に挑むのか? 日本最高峰のトレランレース「UTMF」のフイナム的考察。

登山道や林道など不整地を走る近年人気のアウトドアアクティビティ、トレイルランニング。その国内最高峰のレース「UTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ)」が2022年4月22〜24日の3日間にわたって開催されました。距離は100マイル(約165キロ)、累積標高は7,500メートルにも及びます。なぜランナーたちはそのような超長距離に挑むのか? この大会をはじめとする超ロングレースが多くの人を惹きつける理由をフイナム的視点で考察していきます。

  • Photo_Tatsuo Takahashi, FUJI TRAIL RUNNERS CLUB
  • Photo & Text_ Issey Enomoto
  • Text_Suzu Suzuki
  • Edit_Hiroshi  Yamamoto

69キロの部が新設! より幅広い層が参加可能に。

コロナ禍での二度の中止を経て3年ぶりに開催されたUTMF。種目は100マイルのUTMF165kに加え、約69キロのKAI69kが新設されました。

UTMF165kは静岡県の富士山こどもの国をスタートし、富士山麓を巡りながら、山梨県の富士急ハイランドでフィニッシュする100マイルレース。制限時間は44時間。出走者数は1,808人でした。

今回新設されたKAI69kは、山梨県の富士急ハイランドがスタート&ゴール。距離は69.6キロ、累積標高は3,675メートル、制限時間は20時間。UTMF165kの後半パートを巡るコースで、より幅広い層が参加可能に。出走者数は489人でした。

UTMF165k、KAI69kともに、過去2年のあいだにエントリー資格レースに出場・完走し、規定のポイントを獲得しなければ、エントリーすることができません。そういった条件を設けているのは、いずれの種目も長時間にわたって山岳地帯を走り続ける過酷な競技であり、その厳しさを自ら克服して制限時間内に完走する能力があるかどうかを判断するためです。

INFORMATION

ULTRA-TRAIL Mt.FUJI

https://www.ultratrailmtfuji.com

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