PROFILE
クリエイティブで空間と日常生活に“風味や面白み”を加える壁画チーム。これまで「サマーソニック」や「GREENROOM FES」といった音楽フェスやイベントのほか、さまざまな企業のオフィスや飲食店などの空間で壁画を製作している。母体となる& Supply Inc.では、グラフィックやイラスト、空間設計をはじめ、「ネフュー(nephew)」や「ロビー(LOBBY)」といった飲食店も経営している。
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Instagram:@relish_mural
日常に“風味”を効かすレタリングアート。
観測史上最高気温を記録した6月の猛暑日。7月1日から開催する「beer park tamachi」の壁画を製作するため、朝早くから作業に取り掛かる「レリッシュ」。まずは彼らがどういったチームなのか、プロデューサーの倉嶋歩さんに話を伺います。
倉嶋:「レリッシュ」は2019年春に本格始動して、最初は知人の紹介でイベントや飲食店などで描いていました。そこからSNSや紹介を通じてどんどん仕事の幅が広がっていき、19年の夏には大型の音楽フェスやイベントに呼んでもらったりして。コロナ禍でイベントの数は減りましたが、案件は増えています。
イベントタイトルとイラストの2面を製作するべく集まったのは、3名のスタッフ。真剣な会話もすれば、くだけたコミュニケーションも取り合うチームワークの良さが伺えます。ただ、いつもこのメンバーで行動しているわけではないようです。
倉嶋:製作する壁画の規模によって、人数も人選も変えています。遠方でつくるときにはその土地のペインターやアーティストを呼んだり、友達に手伝ってもらったり。一応「レリッシュ」を構成するコアメンバーはいるんですけど、いろんな人が出入りできるのもぼくたちならではなのかなと思っています。手伝ってくれた人も含めて「レリッシュ」。そのくらい柔軟な感じでやっていこうと。あと、ぼくらのデザインもお客さんと一緒につくっていきましょうっていうスタンスなんです。だからいろんな企業の方とやりやすい。カラフルな作品もあれば、モノトーンだったり、リラックス感のあるタッチにも応えられる。だから音楽フェスもやるし、かっちりとした企業さんの案件もやる。いろんなオーダーがあるから、日々刺激的ですね。