スケーター、SUPへ行く。
アウトドアウェアを着て、大自然のなかにいるこの二人、何を隠そう生粋のスケーター。普段は東京を拠点にストリートライフを送っています。スケートブランドの旗艦店「エフティーシー トウキョウ(FTC TOKYO)」に勤める笹本くんと、多くのスケーターが集う「グルズ カットアンドスタンド(Guru’s Cut & Stand)」で美容師として働く佐々木くんですが、二人を親友たらしめているのは、実はストリートではなくアウトドアなシーンです。出会いは、なんと渋谷の「上州屋」。フィッシャーでもある二人の、夏の外遊びをすこし覗かせてもらいます。

PROFILE
スケートブランド〈エフティーシー(FTC)〉の旗艦店、「FTC TOKYO」に勤務。都心でも遊びつつ、佐々木くんと二人でフィッシングブランド〈メトロポリスフィッシング(MetropolisFishing)〉を立ち上げるほど大の釣り好きでもある。コザカナくんという名前の由来は、尊敬するさかなクンからのサンプリング。
@_kozakana_
@metropolisfishing
PROFILE
ファッションやストリート界隈の人たちが通う祐天寺の人気サロン「Guru’s Cut & Stand」でスタイリストとして活躍。週末は笹本くんとともに釣竿を持って東京湾へと繰り出す。アウトドア全般が趣味で、最近はフローターフィッシングに興味津々。
@tane.___
@guruscutandstand
@metropolisfishing

早朝には朝靄が立ち込める西湖。朝晩は気温も下がり非常に快適です。しかし一度太陽が顔を出すと、そこから急激に気温が上昇。フィッシング、カヌー、SUP、湖水浴と午前中からウォーターアクティビティを楽しむ人の姿がそこかしこで見られます。

本日のアクティビティのメニューはSUP。流れのある川や波のある海よりも、バランスが取りやすくて気持ちがいいのが湖です。入門編としてはちょうどいいスポットとされていますが、二人とも初めてのSUPということで、すこし緊張気味?

というのはまったく余計な心配でした。早く水に入りたくて仕方ないって感じです。“どっちが先にドボンしてびしょ濡れになるか”なんてことを話していたみたい。

軽量で通気性がよく、速乾性にも優れているナンガのウェアは、ベルトをキツく締めても快適なまま。
しかし、西湖はもっとも深い場所でなんと水深72m。しかも海水と違って真水は浮力がない。ライフジャケットは欠かせません。普段から釣りを楽しむ彼らは、水の怖さもよく分かってます。

水面に浮かぶ若者、二人。よく一緒に滑りに行くというスケートボードで培ったバランス感覚はさすがなもので、安定感のある漕ぎ出し。背中から余裕っぷりが伝わってきます。

あっという間に沖合まで漕ぎ出し、スタンドアップ。 “底が見えなくて怖い!”なんて言いつつ、はしゃいでいます。

ボードを掴むようにグッと足の指に力を入れ、パドルで一気に水面を掻き分けるのがSUPのコツ。水上を滑ると同時に感じる風はひんやりと心地よく、ほてった体をクールダウンしてくれます


それでもこの日の気温は36度。沈する気配もない二人でしたが、暑さに耐えかねて自ら水中にダイブ。ああ、筆舌に尽くしがたい気持ちよさ…。ひとしきり泳いでから岸へと上がってきました。