休日に湖、という選択肢。

たとえば予定のない休日がやってきたとき、それを暇、と捉えてしまう感覚はないでしょうか。空いている時間につい予定を詰め込んだり、見つけようとするのはもしかしたら日本人特有の癖なのかもしれません。湖に行くという行為は、わざわざ手帳に書きいれるような予定とはちょっと違います。
湖は観光地と対極にあるもの、と捉えるとわかりやすいかもしれません。ふらりと訪れて、たとえば走り回ったり、昼食をとったり、散歩をしたり、読書をしたり、何もせずただ湖面を見つめるだけでも効果は抜群。
過ごす場所を湖のそばに変えるだけで、体と心は不思議と和らぎます。

とはいえ、大事な休日にそんなおぼろな時間を持つのはちょっとした勇気が必要。今回はその背中を一押しさせてください。
訪れたのは長野県茅野市にある白樺湖。市町総出で「レイクリゾート構想」を掲げ、自然とひとの調度いい距離を測りながら慎重に湖畔を整えています。この少しだけ手入れされた空間でできることをちらりとお見せします。あくまでほんの一例なので、過ごし方はどうぞ自由にアレンジを。