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ハーフテン カンタベリーは、僕らに何をもたらすのか?
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ハーフテン カンタベリーは、僕らに何をもたらすのか?

昨年立ち上がった〈ハーフテン カンタベリー​​(halfTen canterbury)〉は、昨今のファッションとスポーツの蜜月ぶりを世にまざまざと見せつけた。でも、そこに秘められたポテンシャルは未だ、推し量ることができていない。〈ノンネイティブ(nonnative)〉というブランドを通してファンクショナルデザインを追求してきた藤井隆行さんは、どんな展望を抱いてラグビーウェアの名門から派生したこのプロジェクトに参加したのだろう? そんな疑問に応じてくれた藤井さんからのリクエストが、今まさに日本のトッププレイヤーとしてその名を馳せているプロラグビー選手、山中亮平さんとの対談だった。異なる分野で最前線をゆくふたりが交わす言葉にノーサイドの精神で耳を傾けたなら、きっと〈ハーフテン カンタベリー〉の気になる全容が見えてくる。

“スポーツ用の素材を使ってどうカジュアルをつくるか”ってことを考えてます。(藤井)

ー ラグビー好きの共通言語になってるんですね。

山中:僕、先週沖縄に行ったんですけど、泊まってるホテルに〈カンタベリー〉を着てる人が何人かいたんですよ。…やっぱりラグビーやってそうな人やったんですけど。

藤井:見たらわかると。

山中:はい。「あ、絶対(ラグビー)やっとんな」って(笑)。

ー (笑)。〈カンタベリー〉はもちろんスポーツが前提ですけど、〈ハーフテン カンタベリー〉はファッションとパフォーマンスのバランスはどのくらいなんですか?

藤井:もちろんそれで試合には出れないから、本物の競技用以外は基本一緒なので、“スポーツ用の素材や技術を使ってどうカジュアルをつくるか”ってことを考えてます。今、選手が着ているベンチコートを見てても、なぜか全然進化してないじゃないですか? それが「ゴアテックス」だったり、モンスターパーカみたいな軍物のようなものだったりしたら絶対格好良いだろうと思っていて、その実現がひとつの理想ですね。

山中:それあったら絶対格好いいでしょうね。普段着てても「まぁこんなもんだよな」と思ってるから、あまり考えてませんでしたけど。

藤井:だから動きやすさとか、機能性もすごく大事で。そもそも冬のスポーツだし、暖かさも重要ですし。めちゃくちゃ良いのをつくれる自信はあるんですけど、まだまだこれからです。

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