標高1,800m超の高地へひとっ飛び!
今回の小谷村における夏遊びのテーマは「登山」。山麓の栂池高原駅からゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで栂池自然園へ向かい、そこから天狗原、乗鞍岳を経て白馬大池までのルートを往復する日帰り登山です。標準コースタイムは行きが3時間20分、帰りが2時間30分。往復約6時間、約8キロの行程です。

まずはゴンドラリフトで栂池高原駅から栂の森駅へ。全長約4キロ、標高差約700メートルを約20分で結びます。そこからロープウェイに乗り換え、栂池自然園に向けてさらに標高を上げていくと……。

視界の先に白馬連山の美しい山容が見えてきた!

青空に映える雄大な山々。北アルプスらしい絶景にテンションが上がります。
ロープウェイの乗車時間は5分ほど。今回の登山の起点、栂池自然園に到着です。

メンバーはこちらの3名。左から、フイナム副編集長の山本博史、ライターの榎本一生、フイナム編集の柴山英樹。このなかでもっとも登山に慣れ親しんでいる榎本は、白馬周辺の山域をこよなく愛し、白馬三山(白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳)を含む後立山連峰の縦走経験もあり。山本と柴山はこの山域での登山は初めてですが、ランやトレイルランを日常的に嗜む健脚の持ち主であり、体力面は申し分ありません。
栂池自然園は標高1,900〜2,000メートルに広がる日本有数の高層湿原。園内には1周約5.5キロの遊歩道が整備され、色彩豊かな高山植物や白馬三山の絶景を楽しみながら手軽に散策できます。今回目指す白馬大池はここから4キロほど先にあり、その道中は本格的な登山道。脚力や体力が求められるのはもちろん、天候の変化に対応できる登山装備が欠かせません。