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Shopping Addict 2022 Sept. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

Shopping Addict 2022 Sept.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

まだ夏の名残がありますが、来週からはグンと気温が下がるそうです。ということで、本格的な秋支度を。その手引きに「Shopping Addict」をご覧ください。

黄田駿
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
古賀結花
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01 32
黄田駿

行脚。

出張であちこち飛びまっていると、その土地の名物も食べたくなるんですが、ローカルならではの服とか雑貨が買いたくなります。人生で1番ショッピングアディクトしてたような気がします、この9月は。

VENTURON

ベンチュロンのジャケット

ジャストスペック。

古着屋でDIGってアガる服ってこんな感じです。でもこれは古着ではなく、紛れもない現行品。フランスはリヨン生まれの〈ベンチュロン〉は、フレンチアルプスに住み、トレイルランニングやハイキング、キャンプなど、自然と対話しながら、日常を謳歌する親子によって立ち上げられたブランドです。それゆえに、“アウトドア×都会”といったアプローチではなく、“自然由来のアウトドアブランド”といった具合なんです。撥水や防風といった必要最低限の機能に留めているところも、リアルで粋だなと。それに加えて大げさなオーバーサイズではなく、ニットやフリースを中に着ることを前提とした程よいゆとりだったり、コーデュロイの襟やブラックウォッチの裏地なんかも気分。ハイスペックなアウトドア服はロケ用に。日常にはこのくらいのジャストスペックな服の方がアガります。
¥93,500

ヴェンチュロン
Instagram:@venturon_fr

HUM VENT

ヒューベントのアイテム

タンスを肥やさず、街で育って花開く。

似たような無地の服ばかりが押入れを占領し、どれがタンスの肥やしなのかも判別がつかなくなってきました。結局、朝のボケた頭で手に取るのは無地の服なんでしょうが、ぱちっと清々しく目覚めた休日にはこんな柄物で出かけたい。この服もヴィンテージのように思えますが、こちらは新鋭ブランド〈ヒューベント〉の新作アイテム。ニットは、スコットランド南部に位置するサンカで200年以上受け継がれている伝統柄をオマージュしていて、パンツは、ポルトガルの街ナザレの漁師が着るチェックのボトムをイメージ。〈ヒューベント〉はヴィンテージのエッセンスを落とし込んでいますが、古着をダビングしたようなアイテムではなく、古きに敬意を払いつつ、しっかりと“いま”を出力し、現代に再生しています。シルエットは柔らかな曲線を描き、こだわり抜かれた生地は空気をたっぷりと含んだようにソフト。女性ディレクターがつくるメンズウェアならではの巧妙な引き算ばかりです。タンスの肥やしではなく、街ですくすくと育って、数年後に花開く。〈ヒューベント〉には、そんな服がたくさんありました。コートなんかもおすすめです。
ニット¥48,400、パンツ¥52,800

ヒューベント
https://humvent.com
Instagram:@hum_vent

KaILI

カイリのハンドルパック

唸るハンドルさばき。

出張続きだった9月。自宅のベッドよりリュックに背中を預けている時間の方が長かったような気がします。旅のお供だったのは、なんてことない普通のデイパック。この〈カイリ〉にもう少し早く出合っていたらと思うことばかり。“ハンドルパック”という名前の通り、持ち手が前後に付いているのが、特筆すべき点。小さなポイントですが、これがなんとも優秀です。PCや小物を出し入れするため、リュックの口を開けっ放しにしてハンドルを持って動くこともたくさんあったんですが、そうすると荷物がポロポロと落ちてしまったり。かと言って、目と鼻の先まで移動するのに、わざわざジップを閉めるのも面倒。ところがこのハンドルパックは、ジップを閉めずともすいすい移動できるわけです。しかも、キャリーケースとも一緒に持ちやすい。感動のあまり、あんぐり、開いた口がふさがりません。このバッグには、他にも機能がたくさん。「かゆいところに手が届くデザイン」ってのが数千数万通りあっても、自分にとってちょうどいい力加減ってなかなかない。その点、〈カイリ〉はハンドルさばきが絶妙なんです。
¥44,000

カイリ
https://www.kaili.jp/
Instagram:@kaili_official

visyay

ビズヤーのストラップ

バッグじゃないバッグ。

出張時のもう一つの相棒がこの〈ビズヤー〉でした。はじめは小さなポーチとコインケースだけを携帯するために購入したんですが、あまりの使い勝手の良さにAirPodsや充電器、キーホルダーなんかも付けてカスタマイズするようになり、あれよあれよと言う間に腰元が大渋滞に。当初の予想を遥かに超える重みになっているんですが、太くて頑丈なストラップのおかげで、千切れることや伸びることもなければ、肩に食い込むこともありません。自分のはネイビーとブラックのコンビなんですが、次は派手なやつを買おうかとインスタをチェックする日々です。この〈ビズヤー〉は不定期でリリースされていて、同じデザインは、(ほぼ)再リリースされることはありません。ですので、ハッとしたときが買い時。プライスも手頃ですし。近々新型も発売されるとのことなので、ぜひ試してみてください。
Annoy strap 各¥5,500

ビズヤー
Instagram:@visyay

須藤結理

ゴダールが死んだ。

みんなが崇めるゴダールというやつはどんなもんだと興味本位で、初めてみたのは大学の時。当時新作だった『さらば愛の言葉よ』を爆音&3Dで鑑賞したときは、喧嘩売ってるのかと怒りながら感動しました。事あるごとにゴダールはまだ生きてるという事実に凄みと安心と恐怖を感じていたけど、ついに死んでしまいましたね〜。でも死後でも何か企んでる気がするのはわたしだけでしょうか?

RANDY

ランディーのモヘアシャツ

万能じゃなくていい。

毎シーズン、インスピレーション源が異なり、デザイナーの鑑賞体験に端を発したデザインが落とし込まれる〈ランディ〉。今シーズンはというと「未完成のアートセンター」がテーマで、二度と出会えないような服が多くラインナップするなか、フイナム読者にはこちらを紹介させてください。毛足ながめのモヘアのシャツジャケットで、フォルムはややゆったりめ。個人的にぐっときたポイントは、丈が長めで、若干Aラインができているところ。たぶんほかのブランドなら、あと5cm-7cmぐらいは丈を短くしたいところをこうすることで、合うパンツが限られてきて、だからこそのおもしろみがでてくる。”どんなパンツでも合わせやすい” なんて触れ込みはよくありますが、これに関しては、万能力よりは、企画力に優れた1着かなと。びたっとはまるパンツを見つけられれば、スタイリングの表情が豊かになる。〈ランディ〉の変化球的なアイテムではないですが、ベーシックだからこそ、ブランドの真髄みたいなものが見て取れます。
¥55,000

ランディ
info.randyfor@gmail.com

CAYL

ケイルのガヤ ロールトップ Bグリッド メッシュ

アウトドアに愛嬌を。

はじめにことわっておくと、私は編集部内でいちばんアウトドアに疎いです。それを踏まえて今回は〈ケイル〉のご紹介を。きっかけは、最近知り合いと行った20年ぶりのキャンプ。仕事でキャンプ撮影があるおかげで、知識として”道具が大事” ということはわかっていましたが、実際にフィールドに出ると、道具が足りなかったり十分な機能が備わってなかったりで歯がゆい思いをしました。で、ひとまず自分の荷物を入れるリュックを探したというわけ。韓国のガレージブランド〈ケイル〉は、機能性が高くありながら愛嬌のあるデザインが多く、とても好みです。こちらのリュックも同様。外側にぐるりと配されたメッシュポケットは「とりあえずどっかに入れておこう」が多いズボラな私にも向く。重さは約416gと非常に軽く、煩わしくないのもいい。さらに、写真では見えないですがショルダー部分に黄色のホイッスルが付いていたり、バックルやドローコードなどのあしらいが小さめに設計されてたりと、ストイックすぎず肩の力が抜けたデザインも目立ちます。中身はこれから揃えるとして、ひとまず外身はこれで無問題!
¥18,700

Nicetime Mountain Gallery
03-6809-0109
info@haveanicetime.jp

HUNTER

ハンターのイン/アウト スリッパ

1足で1マイルの自由を。

日本人であることを忘れて買って、届いてから首を傾げてしまう服というのはたくさんある気がします。〈ハンター〉は海外フェスでの著名人の着用から火がついたわけですが、先の尺度に当てはまりそうで、まったく当てはまらない。先日こちらの記事をつくったからこそ、そう断言できるのです。レインブーツの印象が強いですが、アパレルや小物、サンダルなども展開していて、そのデザインも飾り気がありすぎずかっこいい。アイテムのシルエットは時代に流されないベーシックなものが多く、かと言って海外の人向けかといわれるとそうでもない。AWコレクションの中からはぜひこちらのスリッパの紹介を。その名の通り、家でも外でも履けるというものです。冬は服も靴も脱ぎ履きが多く億劫ですが、折り畳み式のヒールのおかげでシームレスに使えて便利。さらに保温性の高いマイクロファイバーを使用したリサイクルナイロン製なので、つま先やかかとが冷える心配も無用。アイコニックなロゴがフロントとソールに配され、シンプルな中に可愛げがあります。そして今シーズンからクリエイティブディレクターが変わるとのことで、日本にハンター旋風が来る予感がします。
¥12,100

ハンタージャパン カスタマーサービス
hunterboots.com
0120-563-567

WOHOS MART

オホズマートのチャイティーキット

家チャイのススメ。

自宅でコーヒーやお茶を入れる楽しみがわかってきたのは、きっと当方が20代も後半に差し掛かってきたからでしょうか。そんな延長戦上でいまはまっているのが、豪徳寺のカレー屋「オホズマート」が販売しているチャイティーキット。つい先日から発売をスタートしていて、中にはチャイスパイスと茶葉 がセットになっています。1Lの牛乳と合わせてじっくり煮出して砂糖を入れれば完成、となんとも簡単。30分超弱火でかけるからこそ、じんわりと色が変わり、香りが部屋に立ち込める幸せを感じられます。アイスでもホットでも飲めて、ナツメグやチリパウダーなどでアレンジを加えれば、鼻に抜ける香りが変わって、また乙。オホズマートではキットにはじまり、これからも自宅で作れるアイテムを取り扱っていくそうなので、ぜひご注目を。ちなみに、フイナムでは以前こちらの記事で食べに行きました…!ここのカレー、絶品です。
¥400

WOHOS MART 03-6878-0299
Instagram:@wohos_mart_gotokuji

竹田崇真

C.O.S.Aさん。

今日公開した〈アヴィレックス〉の記事。以前から大ファンだったラッパーのC.O.S.A.さんに出演してもらって、ファッションシュートを敢行。好き過ぎて緊張しまくったんですが、編集者をしていてよかったと、心から思えた瞬間でした。

Goldwin

ゴールドウインのシェル

裏腹な中身と外見。

アウトドアやアスレチック、ライフスタイルといった異なるシチュエーションを包容するため、 〈ゴールドウイン〉ではさまざまなラインが用意されています。その中でもアウトドアラインに属 するこのシェルジャケットは、3,000m級の雪山など、冬季登山にも対応できるハイスペックな一 着。水透湿性のある3層構造のGORE-TEXにはじまり、身幅と袖幅を広く取ったムササビ型のシル エットや、ベンチレーションとして機能する袖下から裾まで長く伸びたファスナーと、機能が詰ま りに詰まっています。そして、本格的な機能面とは裏腹に、アウトドアラインでは初となるオール ホワイトを纏い、シティな表情を手に入れました。汚れるのが当たり前のアウトドアシーンにおいて、このカラーリングをチョイスする〈ゴールドウイン〉の姿勢に感服です。
¥38,500

ゴールドウイン
https://www.goldwin.co.jp/goldwin/

DIGAWEL

ディガウェルのフーディーシャツ

変わり種シャツ。

シャツが好きです。そう思うようになったのは、昭和の日本映画を見ていたとき、いぶし銀な シャツスタイルの男性像に惹かれたのが始まりだった気がします。それで、いままでいろんなシャ ツを着てきたわけですが、たまには可愛げのあるこんな変わり種もいいなと。〈ディガウェル〉 のフーディーシャツです。その名の通り、シャツにフードが付いたアイテムなんですが、フードの 付け根や裾が切りっぱなしになっていて、リメイク感が漂っています。柄やカラーリングも相まっ て、レトロなムードも感じられる仕上がりに。端境期のアウターとして、はたまた冬のアウター の中に仕込むアクセントとして、幅広く活躍してくれること請負いの一着です。
各¥30,800

ディガウェル
https://store.digawel.com/

On

オンのシューズ

ランニング初心者でも。

先日〈オン〉の展示会へ行ったときのこと。新作の「CCloudgo」を試せるランニングイベントに参加しました。計5kmの軽いランニングとはいえ、如何せん走るのは久しぶり。他の参加者に付いていけるか心配していたわけですが、「Cloudgo」のおかげかその不安は杞憂に。シューズ自体が軽量な上、ソフトな着地と爆発的な蹴り出しを実現するCloudTec®により、なんなく完走できました。聞くところによると、今作は軽めのランニング向きのモデルだそうで、初心者のぼくにはうってつけ。あと、街でも履けるデザインというのも魅力的ですよね。最近はこの「Cloudgo」をお供に、いそいそとランニングに励んでおります。
¥16,830

オン
https://www.on-running.com/ja-jp

TAIGALIONA × Dickies

タイガリオナ × ディッキーズのパンツ

ワークでモード。

高校生の頃から何本も履き倒している〈ディッキーズ〉の「874」。定番中の定番な一本ですが、 汚れも気にしないタフさと買い替えやすいプライスが気に入っています。そんな「874」を見事に アレンジしたのが、〈タイガリオナ〉。老舗左官業のリーディングカンパニーが発足したブランド で、このコラボは日米のワークウェアの邂逅というわけです。アイテムを詳しく見ていくと、膝下 から急激にテーパードするジョッパーズシルエット、ベルトループも通常より太い3.5cmに変更 し、ワークテイストは残しつつも、モード然とした顔つきになっています。いつもの「874」もい いけど、こっちはこっちでテイストが全然違って好み。こういったアレンジもすんなり受け入れら れるところが、「874」が長年ベーシックなパンツであり続けられる所以なのかなと思います。
¥22,000

タイガリオナ
https://www.taigaliona.jp/

柴山英樹

3軒目からの。

出張の個人的な醍醐味といえば現地のサウナに入ること。先日、「パルコ」とのイベントで名古屋に行ったのですが、栄駅にある「サウナ&カプセル フジ」に度肝を抜かれました。浴場に入ると目に飛び込んでくる全長20mの巨大プールに、3種類の個性的なサウナ、そしてバリエーション豊富なととのい椅子。これだけの設備に対して、入浴料は60分で1,100円。安すぎます。

HELLY HANSEN

ヘリーハンセンのセットアップ

都会的セーリングウェア。

日本のみならず世界のものづくりをリードする「ゴールドウイン社」。取材を通じてこの会社へのリスペクトが強くなると同時に、彼らが展開するブランドのアイテムもじっくりチェックするようになりました。最近気になっているのが、〈ヘリーハンセン〉のセットアップ。マリンスポーツをルーツとするブランドだけあり、機能性の高さは前々から知っていたのですが、こうしたモダンなシルエットは少し意外で新鮮に感じました。90年代のセーリングウェアをベースにしたこちらは、優れた撥水性と防風性を兼ね備え、急な天候の変化にも対応。現代的なリラックスフィットに設計されているため、アクティブシーンはもちろん、デイリーユースでもガシガシ着られます。クールで実用的ながら、原料の多くにリサイクル糸を用いている点も好印象です。
ジャケット ¥24,200、パンツ ¥17,600

ヘリーハンセン 原宿店
https://www.goldwin.co.jp/hellyhansen/
電話:03-6418-9669

MA by Satoshi Mizutani

エムエーバイサトシミズタニのセットアップ ジャケットとパンツ

グッドプライス!

年中身軽な服装でいたいので、これからの季節はトラックジャケット&パンツのセットアップで過ごすことが多いです。黒、ネイビー、グレーとベーシックなカラーは既に持っているので、何かほかの色味を探していたところ出合ったのが、「MA FIRSTHAND by Satoshi Mizutani」のコチラ。ややくすみがかったオリーブはセットアップで着るとシックに決まり、単体使いでも十分な汎用性を発揮。素材には軽やかなナイロンが採用され、思い切りの良いワイドシルエットと相まってストレスフリーな着心地を実現してくれます。そして決め手はこのプライス。上下でアンダー30,000円とあれば、買わない手はありません。
ジャケット ¥16,500、パンツ ¥12,100

ファーストハンド
https://www.firsthand.jp/

amber

アンバーのジャケット

上品なコーチジャケット。

チープに見えるから、という理由でここ数年はコーチジャケットに見向きもしなかったのですが、〈アンバー〉のそれは別物でした。コットンとナイロンの交織に樹脂加工を施したボディは、レザー調の光沢を放ち、カジュアルながら上品な佇まいを実現。裾のドローコードを絞ることで立体的なフォルムが楽しめ、ウエスト部分に大きく配したガンバッチは大容量のポケットになると同時にデザインアクセントとしても活躍してくれます。普遍的ななかに意外性があり、その違和感がデザイン面にも機能面にもプラスに作用した、実に〈アンバー〉らしい一品です。
¥57,200

アンバー
Instagram:@amber_jpn

crocs

クロックスのフットウェア

病みつきになる履き心地。

これまでフカフカな履き心地のサンダルばかり愛用してきたので、〈クロックス〉の「メロースライド」を初めて履いた時は衝撃を受けました。適度に硬いフットベッドは弾力性を備え、長時間の着用をものともしないノーストレスな履き心地を実現。沈み込まない高反発マットレスのようと言うか、歯ごたえのあるハードグミのようと言いますか… 歩く度に心地良いクッショニングを感じられるんですよね。デザインは至ってベーシックなのでどんなスタイルにも合わせやすく、ソックスに合わせれば普段履き、オフィス履き、運動後のリラックス用と幅広いシーンで活躍してくれます。この「メロースライド」、先日もこちらの記事でフォーカスしたのですが、あまりにも調子が良かったので改めての紹介でした。
¥7,480

クロックス・ジャパン
https://www.crocs.co.jp/

古賀結花

ウィークエンダー、東京まで来たよ。

「パルコ」でのイベント準備も大詰めで、ここ一週間は目を回しながら並木橋を早足で歩いています。そんなかいあって、渋谷・吉祥寺はすごいことになりそうです。渋谷の方は、先日取材させてもらった加藤忠幸さんのBROCHUREブースが何より楽しみ。明日です、来ないと損です。よ。

LAWN CHAIR

ローンチェアのピクニックチェア

プールサイド。

めっきり行かなくなりましたが、気分的にはプールって結構身近な存在です。といっても原体験は、芋洗いのような市民プールでも、セブンティーンアイスがある屋内プールでも、ましてやリゾートホテルのラグジュアリーなプールでもなく。一時期、プールが備え付けられたマンションに住んでいたことがあり、かなり身近な存在としてプールを捉えています。一年中真夏で、17階の窓から見下ろすと青いプールの底がキラキラしています。小学生に満たない子どもらの遊び場といえばこの大きな人工の水溜り周辺しか場所がなく、泳いだり、ままごとをしたり、近隣家族とバーベキューをしたり、いつでもすこし水を引きずって生活していました。メッシュの跡を腕や頬にくっつけながらビーチチェアで昼寝をしたり。このチェアを見てそんな感覚を思い出しました。もう時期的には冬に片足突っ込んでますが。。
¥10,000

PACIFIC FURNITURE SERVICE
https://www.pfsonline.jp/

F/CE.×TIGHTBOOTH

エフシーイー×タイトブースのジャケット

たまのオレンジはいい。

引っ込み思案で慎重派、服もほとんど決まった色形のものしか着ないという友人がいます。日常生活のなかで無駄に心乱されたくない、というのが信念のようで、突発的で無計画な自分にはあまりない感覚なので羨ましいやら不思議やら。ですがそういう彼も、アウトドアに出る時だけは真っ赤なシェル、オレンジのテントと、ハッと目を引くものを使います。非日常では、逆に絶対に着ないものを着るんだそう。そのギャップというか、思い切りのよさというか…が清々しく、次のアウターを考える際につい、こちらを手に取ってしまったのでした。この消防士のような潔いオレンジ、どうですか?
¥63,800

F/CE.
https://fce.tools/

GOSHOIN Project

御書印プロジェクトの御書印帖

収集癖。

鳥取県に行きたい。という話を知り合いの編集者にしたら、「カニジルブックストア」を観光地としておすすめされました。カニ汁、などと実に相性の悪い名前を本屋に冠する珍妙さ加減が気になって、ちらちらインスタなどをチェックしていたのですが、投稿のなかで「御書印」の字を発見しまして。神社や寺に行くともらえるあのスタンプの仕組みを、同じ要領で本屋に適用したという取り組みでした。さらに本屋によっては書店員が一筆、引用した言葉などを添えたりしているようで。普段はあまりコレクションなどするタイプではないのですが、これはメラッとしますね。すでに数冊目に突入しているような方もいるとか。負けてられません。「青山ブックセンター」も加盟しているので、フイナムがつくった上白石萌歌さんムック本のポップアップを見がてら、買いがてら、店員さんに「御書印、ください」と声かけてみてください。
¥2,200(通常版は ¥0、御書印代は ¥200)

御書印プロジェクト
https://note.com/goshoin

TEMBEA

テンベアのトートバッグ

書を持って街へ出よう。

朝が早かろうが遅かろうが、起きてから外に出るまで時間に余裕があったためしがありません。慌てすぎて何に慌てたらいいのか分からないような有様が常なので、ポンポンかばんにモノを放り込んで出かけています。すると、たいてい入れっぱなしにしている文庫本はどんどん底に追いやられてしまいます。妙な形に跡がついていたり、ページの端がひしゃげていたり。文字が読めればいい派なので、多少くちゃっとなってもあまり気にしないのですが、フレグランステスターと一緒くたになっていたときは香りがうるさくて中身に集中できず、さすがに辟易した次第です…。というようなときにテンベアのトートが優秀です。ハードなキャンバス生地ももちろんよいのですが、とくにいいのが側面にポケットがたくさんついているところ。ここを本専用ポケットとする。すぐに取り出せて、くちゃくちゃにもならず、それだけでストレスが結構軽減されそうです。そもそも生活に余裕を持とうよ、という話ですが…。
¥22,000

TEMBEA
https://torso-design.com/

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