ぼくがクリエイティブディレクターになっていいですか?
加賀美: 渋川さんのその髪の毛、カツラですよね?
渋川: ち、ちがいますよ。地毛ですよ。
加賀美: そんなんで〈セパバス〉のクリエイティブディレクターが務まるんですか?
渋川: ちゃんとやってますから、渋川。クレームゼロですから。加賀美さん、クリエイティブディレクターの座を狙ってるんですか?
加賀美: 狙ってませんよ。なんでですか?
渋川: 視線がずっと、渋川のクリエイティブディレクターの座を見てるからですよ!
加賀美: だから狙ってないですよ!
渋川: なんでそんな人の仕事を奪おうとするんですか!
加賀美: じゃあ渋川さん、ずっとやっててどうするんですか? 売れなくなったらどうするんですか?
渋川: そのときはそのときで考えますよ。
加賀美: じゃあそのタイミングでぼくがクリエイティブディレクターになっていいですか?
渋川: そんなの絶対ダメだよ!!!!!
ーふたりとも落ち着いてください!


加賀美: うわっ! なにするんですか!! この野郎!!
渋川: 痛ぇ~!!!!!

渋川: That’s ALL!
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