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Shopping Addict 2022 Oct. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

Shopping Addict 2022 Oct.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

いよいよ11月に突入。そろそろ冬支度にも本腰を入れなくては。ダウンベストやカシミアのニットを筆頭に、これからの季節の即戦力を集めたので、今月もこの企画をショッピングの参考にどうぞ!

黄田駿
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
古賀結花
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01 32
黄田駿

佐渡島。

先日撮影で佐渡島へお邪魔したんですが、控え目にいって最高でした。雄大な自然はもちろん、島内でしか味わえない食材があったり、世界遺産暫定リストに選ばれる名所がたくさんあったりと半日では掘り切れないほど魅力満載。来年には飛行場がリニューアルされるのでアクセスしやすくなりそうです。次こそ、必ず黒イチジクを食べたい!

THE NORTH FACE PURPLE LABE

ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのダウンベスト

惚れるベスト。

〈ザ・ノース・フェイス〉の名作シエラベスト。昔着ていた茶タグのそれは肩幅が広くて、ジャケットやブルゾンの上に着ようものならサイヤ人のように肩が出っ張ってしまいました。そんなシエラベストをベースに、現代の最適解ともいえる機能とサイジング、ディテールを導き出したのがこの一着です。ボディに使われている65/35ベイヘッドクロスは、コットンを35%含んでいるため、テカリのないクラシック面。さらにはっ水加工を施しているため、多少の雨なら神経質になる必要もないのです。そして、中わたは自然な暖かさをキープしてくれる光電子®ダウン。フロントのフラップ付きのポケットだけでなく、内側にも大小さまざまなポケットが付いているため、使い勝手もかなり良さそう。見た目はさり気なくシンプルだけど、中身がギュッと詰まってる。そういう服や人に惚れる性分です。
¥45,100

THE NORTH FACE PURPLE LABEL(ナナミカ マウンテン)
www.nanamica.com


MEIAS

メイアスのカーディガン

無敵のふわふわ。

ふわふわって最強ですよね。気持ちいいし、穏やかな雰囲気もあるし、何より嫌いって人に出会ったことがありません。〈メイアス〉のカーディガンはマジでふわふわ。いや、ふっわふわっ。それはキッドモヘアのなかでも希少性が高いスーパーキッドモヘアを惜しげもなく使っているから。チクチクと肌を刺すこともなく、大型犬に抱きついたときのような包容感すら感じさせます。そんでもってこのネオンサインのようなビビッドなカラーリング。コートのインナーに忍ばせたり、プロデューサー巻きしても相当映えるはず。パンキッシュなモヘアカーディガンもいいけど、パンクの真逆をいく癒し系なモヘアもありです。大いにありです。
¥42,900

メイアス
meias-online.myshopify.com
Instagram:@meias_official

CCU

シーシーユーのレザージャケット

RE:コルビュジエ。

俗にいう、コルビジェジャケット。建築・プロダクトデザイナーの巨匠、ル・コルビュジエが愛用していたことからつけられた通称で、元々はフランスの国営企業や行政機関に支給されていた(らしい)一着。官給品とは思えないほど、細かい意匠が施されたジャケットなんですが、ヴィンテージだとズシッと重かったり、レザーが硬くなっていたり、肩が突っ張ったり……そもそも、そう易々と出合える代物でもない。リプロダクトとはまた違ったベクトルでつくられた〈シーシーユー〉のそれは、カバーオールのエッセンスも注ぎ込まれています。カバーオールのフォルムをベースに、コルビジェジャケットのデザインを取り入れているため、ラグランスリーブにして、柔らかなフォルムに仕上がっています。しっとり、しなやかなレザーと相まって、カジュアルに着地しています。レザーだけど、カバーオールくらい気を使わず、ラフに着られる。〈シーシーユー〉の良さは、そういうレザーの民主化にあると思います。
¥83,600

ELIGHT Inc.
TEL:03-6712-7034 ccu-leather.com
Instagram:@ccu_leather

MALIBU SANDALS

マリブサンダルズのミュール

冬も冬とてミュール。

結構な冷え性でも、厚手のソックスさえ履いていれば案外かかとは寒くない。昨年の冬にミュールを履いていて気づいたことです。寒さをクリアできれば、脱ぎ履きがラクで、絶妙な抜け感があるミュールを履かない手はありません。今年は数々のスニーカーブランドからミュールがリリースされてますが、個人的には〈マリブサンダルズ〉推し。特徴的なアッパーのバスケット織りは、主張が激しいわけでもなく、大人しすぎるわけでもなく、ふっと目を向ければ気づくような繊細なデザイン。奥ゆかしさがあって、そこにビビビときました。ミュールといってもクッション性に優れているため、疲れ知らず。旅行先に持って行ったり、オフィスシューズとしても使えたりと、さまざまなシーンで重宝します。一度履いてみれば、きっとミュールの良さに気づくはず。
COLONY DEERSKIN ¥14,300

マリブサンダルズ
malibusandals.jp
Instagram:@malibusandals_jp

須藤結理

こんなのはじめて。

結婚式に初めて行きました。ふだんカジュアルな服を着すぎているせいで、まずはドレスを買うところからスタート。と言っても、いわゆるなスケスケドレスを着るのはプライドが許さないというか、似合わないというか。5,6軒原宿を練り歩いた結果、ラグタグでいいのがありました。これが私のマルジェラバージン。

Acne Studios

アクネ ストゥディオズのテクニカルトラウザー

ロケ撮影から飲み屋まで。

そう言えば、フイナムに入ってからテック系のアイテムを買うようになりました。編集部内で毎日だれかがシャカシャカ言わせているというのにつられた、というのが理由な気がします。時代遅れな性別の話になりますが、ストイックな男性編集部内において、フリフリふわふわな服を着るよりもテック系のほうががおさまりがいいんです。とはいえ、普通に着るとガチガチのスポーティ女子になりかねません。そこで〈アクネ ストゥディオズ〉のこちら。まずもってこのワインレッドが渋い。そして腰元に縦書きでブランド名。アルファベットなのに文字を倒していないのもなんかいい。ここで終わらないのがさすが〈アクネ ストゥディオズ〉。サイドラインにジップが配されていて、ひらけばオレンジのベロアが敷かれています。ジップは腰元までびっしりあるので、全開きすればモードなトラックパンツ風にも見える。だから、日中はジップを閉じてロケ撮影に繰り出して、夜はジップを開いて飲屋街に、なんてのができるわけです。行く場所は着用者によりけりですが、とにかく二面性があるというのだけ覚えて帰ってください。
¥56,100

アクネ ストゥディオズ アオヤマ
03-6418-9923
www.acnestudios.com/jp/ja/home

810s

エイトテンスのフィルモーク

我慢しない生活。

おしゃれは我慢がなんたらみたいなのは、そろそろ潮時じゃないでしょうか。特に靴なんかは、履きづらいのを1日中我慢して、家帰ったら足がマメだらけなんてのはちょっとダサい。デザインだけでなく機能面でも調子がいいと噂の〈エイトテンス〉の新作のこちらは、煩わしさから解放される一足。見た目からして想像に難くないでしょうが、着脱がすごく楽なんです。手を使わずとも、足を差し入れるだけでするりと入っていくので、忙しい現代人や面倒くさがりの現代人にぴったり。甲部分に伸縮性のある素材を採用しているので、履いた直後にぐぐっと足を入れ込む必要もないし、なにより踵のスリットがすべての着用者の足を受け入れてくれます。人間生活に寄り添ってくれるとでもいいましょうか。2色展開で、ほかにベージュ(サンド)もありますが、個人的には緑がかったスモーキーブラックに一票。ハリのあるボリューム感もあいまってモードな表情です。ラクしておしゃれは一歩間違えるとチープになりますが、そのバランス感に長けているならば取り入れない手はありません。
¥7,150

ムーンスター カスタマーセンター
0800-800-1792
moonstar-manufacturing.jp/
Instagram:@moonstar_810s

FUJI

フジのセルビッジ ストレート デニム

ちょっと明るい。

言葉がなくとも丹念につくられた服だと感じるブランドはいくつかありますが、〈フジ〉もそのひとつ。それはサイトやルックのつくり方からもひしひしと感じられます。そういうブランドがこの上なく好きです。22AWで気になったのは、このストレートデニム。リリースを拝借すると、備後は福山の青耳セルビッヂデニムを使用していて、児島で製作されたとのこと。つまりは製品の強度は間違いなくすばらしい。シルエットはストレートに落ちていて、センタープレスが入っているのでデニム然とした無骨な雰囲気はなく美しいのです。スエットとかTシャツと合わせても、いやないなたさが出ないというか。あとはズームアップしていただくとわかるんですが、ミシン糸のオレンジ、効いてます。これより少し深いオレンジはよく見ますが、ちょっと明るいものを選んでるのが〈フジ〉の茶目っ気。ミシンの折り返しでちょっと濃くなってるところもアクセントになっていい。とまあ、語り出したらキリがないパンツですが、サイトを見るとキャプションは73ワードと言葉少なにまとめられています。うん、やっぱり好き。
¥35,200

PR01.TOKYO
thisisfuji.com/
hello@thisisfuji.com

Hender Scheme

エンダースキーマのリサイクルフェルトスリッパ

ただのスリッパ、じゃない。

リサイクル系の素材を使ったアイテムは世にたくさん出ていますが、いつも素通りしてしまいます。デザインがパッとしなくて、余ったからやってみました感の強いものが多いというか…。そんなつむじ曲がりのわたしをあたたかく迎えてくれるでおなじみ〈エンダースキーマ〉にこんなスリッパがありました。古繊維を利用した素材で、シルエットはいたってシンプル。なのになんかかわいい。繊維の混ざり具合なのか、パイピングなのか、要素がこんなにも少ないのに。聞けば、これは「Recycled felt」というシリーズのアイテムのひとつで、他にもバッグやトレーがラインナップ。この素材をベースに、革のパーツでアクセントがつけられていたりと、そのこまやかなデザインには頭があがりません。最後に余談ですが、もはや〈エンダースキーマ〉のフィルターが通っているものはぜんぶ好きというフェーズに入ってきました。好きなお笑いコンビが出るチャンネルにあわせて芸を使い分けているのをぜんぶ楽しめるみたいな感覚というのか。悪いファンですかね?
¥6,600

エンダースキーマ
henderscheme.com

竹田崇真

有終の美。

まもなく開幕するカタールワールドカップ。最近はサッカー好きと会えばもっぱらこの話。個人的な優勝予想はアルゼンチンです。いや、願望ですかね。やっぱりメッシの戴冠を見たい!

HELLY HANSEN

ヘリーハンセンのジャケット

海由来の機能服。

マウンテンパーカやスモックみたいな形の服が好きで、同じようなものをいくつも持っているんですが、例に漏れずこれも見た瞬間にビビッときました。〈ヘリーハンセン〉の「ナウティスクジャケット」です。個人的には“マウンテン”ではなく“マリン”というのがポイントで、サングラスホルダーやリフレクターなどといったセーリングウエア由来のディテールが新鮮に感じたんです。生地は温かみのある起毛のメルトンウール調で、なおかつ保温性とはっ水性も兼備。ほどよくオーバーサイズに仕上げられ、中にインナーダウンなどを着込めば冬本番でもばっちり活躍してくれます。そして、これだけ機能的なのにルックスは至ってモダン。海、山、街、どんなシーンにも馴染む万能な一着というわけです。
¥37,400

ヘリーハンセン 原宿店
03-6418-9669
www.goldwin.co.jp/hellyhansen/

White Mountaineering BLK for ELIMINATOR

ホワイトマウンテニアリング ビーエルケー フォー エリミネイターのサルエルパンツ

あがりのパンツ。

機能的な服というのはごまんとありますが、〈ホワイトマウンテニアリング ビーエルケー〉と〈エリミネイター〉による共作は他とは一線を画すクオリティです。昨年即完した第一弾に続く今回は3つのアイテムがラインナップ。その中でピックアップしたのが、サルエルパンツです。21AWと22AWでリリースされ人気を博したサルエルパンツをベースにしながら、裏地に軽量保温素材をOcta®採用したことで防寒性が向上。表地の特殊なポリエステルは、軽量性やストレッチ性、吸水速乾、防シワ性など、日常使いに嬉しい機能をこれでもかというほど兼ね備えています。ドレープ感のあるシルエットは美しく、日常で気軽に穿けて、ケアも楽々。これを手に入れたが最後、ほかのパンツには戻れないような気がしています。
¥49,500

エリミネイター
www.eliminator.co.jp/

Marbot

マルボーのシューズ

伝統と革新。

100年以上の歴史を持つフランスの〈マルボー〉。フランス軍へのサービスシューズの納品や、高級メゾンの靴の生産に携わり、その名を馳せた由緒正しきシューズメーカーです。21世紀に入りブランド自体は途絶えてしまったものの、〈フット・ザ・コーチャー(FOOT THE COACHER)〉を手がける竹ヶ原敏之介さん指揮のもと、この秋冬から新たなシューズブランドとして再スタートしています。そんな〈マルボー〉が手掛けたこちらのシューズは、1940年代に欧米の宿舎で履かれていた簡易シューズをモチーフにした一足。見た目の通り、ベロクロで脱ぎ履きが簡単にできるのですが、アッパーには耐久性・撥水性を備えたCORDURA、ソールには屈曲性とグリップ力に優れたVibram社製のものを採用するなど、かわいらしい見た目に反してスペックはタフ。クラシカルなルックスなのに機能は現代的というのがたまりませんね。
各¥30,800

GALLERY OF AUTHENTIC
03-5808-7515
@marbot_neuvic_official

PHILMENT

フィルメントのバッグ

拡張するバッグ。

いつも仕事用にデイパックを使っているのですが、日によってはそれが大きすぎることがあります。かと言って、出番の少ないサブバッグをわざわざ買う気にはならず。。そんな悩みを解決してくれるのが〈フィルメント〉というバッグブランド。ご覧の通り、バックパックを軸に、その周辺アクセサリーが充実しているので、例えば書類を持ち運ぶことが多い人はドキュメントケースを追加したりと、自由にバッグの中身をカスタマイズできます。それにアクセサリーを揃えていれば、荷物が少ない日にはポーチで出かけたり、打ち合わせにはドキュメントケースだけ持って行ったり、それぞれが単体で機能するのも魅力。実用的なだけじゃなく、デザインもイケてるのでついつい買い集めたくなってしまいます。
左から、FS DAY PACK ¥18,700、DOCUMENT SLEEVE ¥6,050、ORGANIZER POUCH ¥3,080、GRAIN POUCH ¥1,980

PHILMENT
www.philment.com/

柴山英樹

Wi-Fi、最高!

引っ越して約1年。これまでWi-Fiなしで過ごしてきたのですが、今月はフイナムのとある案件のおかげで1ヶ月Wi-Fiありの生活を送りました。購入して以来、未開封だったFire TV Stickをフル活用して、ひたすら映画三昧。ずっと観たかった韓国ベストセラーの映画版『82年生まれ、キム・ジヨン』を鑑賞し終え、次は『殺人鬼から逃げる夜』を狙ってます。

Graphpaper

グラフペーパーのスタジャン

久しぶりのスタジャン。

アメカジファッションが再燃するいま、スタジャンは間違いなく来ているアイテムのひとつ。〈グラフペーパー〉が昨年に続きリリースしたそれは、カジュアルななかに品が滲む、個人的にドンピシャな一着でした。ボディは滑らかな肌触りの二重織りメルトンを採用し、袖部分にはしっとり&柔らかなシープレザーを使用。着丈はスッキリ、身幅やアームは広めのボックスシルエットなので、バサッと羽織るだけでモダンな雰囲気を演出できます。軽快な着心地に反してしっかりと温かく、インナーを着込めば真冬でも活躍してくれそうです。
¥74,800

グラフペーパー
graphpaper-tokyo.com/

H&M Move

エイチ・アンド・エム・ムーブのシェル

本格仕様を衝撃のコスパで!

今年の夏はトレイルランニング三昧でした。レース会場はスキー場が多く、ゼーハー言いながらゲレンデを登ったのも、いまとなっては良い思い出です。グリーンシーズンはそうしてアウトドアアクティビティが楽しめるスキー場ですが、オンシーズンはこれから。ウィンタースポーツとは無縁の人生だったぼくも、現地のスローな空気感に触れたり、宿泊先に飾られた冬山の写真を見るたびに、今年の冬はスキーをやりたい、と思うようになりました。そこで入手したのが、〈エイチ・アンド・エム・ムーブ〉のハードシェル。防水・防風・透湿性を完備したうえ、ベンチレーションも備えられた本格仕様ながら、アンダー20,000円と超お得! スキーの装備はイマイチ理解していないのですが、この下にフリースとベースレイヤーを着ればいいんですかね? 誰か教えてください(笑)。
¥16,999

H&Mカスタマーサービス
0120-866-201

coupronde

クープロンドのウールシルクカシミアニット

気持ち良いニット。

優しく、包み込むような着心地。そんな言葉がしっくりくるニットが、〈クープロンド〉より登場しました。改めて説明すると、〈クープロンド〉は2021年春夏シーズンにスタートした日本発のブランド。ヨーロッパブランドのような上質な素材使いとアメリカモノに見られるビッグシルエットを掛け合わせたデザインで、徐々に人気を集めています。ここで紹介するニットもそのひとつ。ウール、シルク、カシミアの混紡によるボディは滑らかで柔らかく、ざっくりとしたサイジングはラフな印象を醸し出します。品がありながら気兼ねなく切れるニット、なかなかないのではないでしょうか?
¥46,200

クープロンド
www.coupronde.com

PUMA

プーマのスニーカー

プーマといえば?

「PUMA SUEDE」に「PUMA CLYDE」、そして「ROMA」。〈プーマ〉の名作はローテクが多い印象だったのですが、バスケットボールシューズとして誕生した「SLIPSTREAM」の復刻版「SLIPSTREAM LO RETRO」を履いてそのイメージがアップデートされました。レザーアッパーとスウェードのオーバーレイを採用したアッパーはスポーティかつクリーンな印象に仕上げられ、随所に散りばめられたレッドは足元にちょうど良いアクセントをもたらします。ボリューミーなシルエットは、ワイドパンツとの相性も抜群。シューズはブラック一択だったのですが、軽快な白スニーカーも最近の気分です。
¥11,000

プーマ お客様サービス
0120-125-150
jp.puma.com

古賀結花

奇奇怪怪明解事典。

『四畳半神話大系』を観返して、神田の古本市に行き、代官山蔦屋が22時まで(コロナ前は午前2時!)オープンしていることを知り、要するに読書の秋です。書を捨てて街に出ても、結局書を拾って…。言葉ってどうしてこんなに魅力的なんでしょうか。その謎を探るべく、我々はアマゾンの奥地…ではなくこれまで触れてこなかったラジオを聴きはじめました。

ripen

ライプンのTシャツ

カウンター席の効用。

カウンター席は大抵背もたれがなく、リラックス度が少々低いので、案内されると、ウーン…。と若干下がってましたが、大人になると別の効用があります。鎌倉のすこし手前、大船にあるベトナム料理店「ライプン」で、〈SSZ〉の加藤忠幸さんと話しながらハッと気づきました。家族や友人とではなく、いわゆる社会生活のなかで生まれるお付き合いで食事に行くことが多いのですが、そこで話がすいすい進むのがカウンター席なんです。目を合わせる必要がなく、相手を観察してしまうこともなく、会話に集中できるのが大きな要因なのではないかと思います。対面だと、喋りながらも相手が食事を口に運ぶタイミングをつい気にしてしまうのですが、お互い同じ方向を向いていると、いい意味でその辺りを軽く無視できる感じが快適なのです。おかげで私はすっかり加藤さんのファンになってしまったのでした。その話は次月にでも。ひとまず「ライプン」に多謝。
¥3,000

ライプン Instagram:@ripen_ccc

SUBU

スブの難燃サンダル

穴あき靴の無念を晴らす。

いよいよ冷え込んできたので、コレの出番です。あったか系スリッポン、モックシューズ、イージーウォームサンダル、いまだに呼び名がいまいちしっくりこないのですが、迷ったときは即座にコレを選んでしまうほど、ここ数年で冬の足元になじみました。履き込みすぎて底がすり減る以外は特に困ったこともないんですが、唯一頭を抱えたのは焚き火のときですね。やっぱり足がいちばん冷えるので、シューズごとホカホカ炙っていたところ、火の粉がバチン! 思いっきり穴が空き、とっぴんぱらりのぷうです。。。なので今年は難燃生地でキメたいと思います。これで鉄壁。ヘタリ対策に2足くらい用意しておこうかしら。
¥6,380

SUBU
subu2016.com

Nicetime

ナイスタイムのナタ

煙がいい匂いかどうかは別問題ですが。

先日、電車で隣に座っていた知人に“燻製?の匂いがする。”と言われました。キャンプから数日経った日のことです。もちろん入浴もしているし、服も替えているのですが、体の芯に煙の匂いが染みついてしまったようです。延々、焚き火の番をしていたせいかもしれません。気に入りの小説に“夜、亡き母の香水を纏って眠ったら、翌朝、自分は嗅ぎ慣れて忘れていた香りのことを学友に指摘される”という粋な描写を思い出しましたが、しかしそれが焚き火の煙ではあんまり格好がつかないですね。家に帰って、キャンプの日の上着を嗅いだら、煙の匂いが濃く残っていました。焚き火を前に、思索に耽ったり長々おしゃべりしたくなるのは、炎の揺らぎと淡々とした薪割り作業に加えて、この匂いも関係あるような気がします。いい焚き火をするには、乾いた薪と手になじむナタ、そして香ばしい煙があれば何もいうことはありません。
¥19,800

Nicetime Mountain Gallery
haveanicetime.jp

STANLEY

スタンレーのボトル

これで諦めます、夏。

いい加減にしてくださいという感じですが、まだ、夏を惜しんでいます。ので最後に思い出を書き捨てようかと思います。飲み物を飲む習慣があまりないので、水筒の類を持ち歩くのが苦手です。さらに言うとものぐさと横着が悪さして、普段使いのバッグの中身が信じられないくらい重いので、もう重量を増やす余地がないのです。だから学生以来、ボトルとは距離を置いていましたが、ここに来て新たな価値を見出しました。自宅使いです。暑くて外出する気にならない日は、氷と任意のサワー(※ここではレモンサワーとする)が満ち満ちたでっかい真空断熱ボトルを持ってベランダに出て、たらたら音楽を流しますと、最小単位でフェスが開催できるというわけです。最高だったな、夏…。しかし、ときが流れるおしろが見える、季節はノンストップというわけで、温かさもキープするのが真空断熱ボトルですから、冬は冬の使い道を考えようかなと思います。鍋持参でコンビニおでん割引というサービスがあるらしいですが、このボトルでもいけるんですかね?
¥6,380

STANLEY
jp.stanley1913.com

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