七転八倒な芸人生活。

PROFILE
1980年生まれ。滋賀県彦根市出身。高校を卒業し、一度は地元で就職するも、その後「大阪NSC」に23期生として入学。数々のお笑いコンテストで入賞し、コンビ芸人・ピン芸人を繰り返して、2010年に上京。2015年に同期の良平と、グッドウォーキンを結成する。
― 上田さんはどういうきっかけでお笑い芸人になったのですか?
実は高校を卒業した後、地元の鉄工所に就職したんですけどなじめなかったんですよね。だから、フリーターでもいいからとにかく大阪に出たかったんですけど、親から反対されまして。上阪する口実として「NSC(吉本の芸人養成所)」に行くか…ぐらいのノリで芸人の道を選びました。
23期生で、ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスとか、モンスターエンジンの西森、友近あたりが同期です。
― 芸人になってからはどういった経歴を歩んできましたか?
最初に組んだコンビは、けっこう調子よかったんです。笑い飯さんとか千鳥さんとかと一緒に「baseよしもと」でネタやって、「ABCお笑い新人グランプリ」で決勝に進出、「M-1グランプリ」でも準決勝に進出して…。そこで知ってくれたって方がやっぱり多いですね。


― かなり順調なスタートですね。
このままいけばいい感じだったかもしれないんですが、そこで訳あってコンビを解散してしまいました。その後はピンとコンビを繰り返しながら、2010年には東京に出てきたんですけど、鳴かず飛ばずで。
― 上京してからはどんな生活を送っていたのですか?
芸人仲間と同居生活をしていました。YouTubeで配信したり、いろいろやってみたもののびっくりするぐらい伸びない。もう芸人やめようと思ってたんですけど、いまの相方である良平に“最後なんだったら俺と組もう”って説得されて、しぶしぶ芸人を続けることにしたんです(笑)。そこからは良平と、グッドウォーキンとして活動しています。