20年前に受けた衝撃が、自分のスタンスミスの原点。
― 「スタンスミス」にまつわる竹田さんの個人的な思い出やエピソードがあればお聞かせください。

竹田: 学生時代、雑誌で見たロンドンのストリートスナップ企画に、カチッとしたテーラードジャケットにプリントT、パンツは穿き古したデニムで、足元に「スタンスミス」をあわせているイギリス人男性が載っていて。いまでは珍しいスタイルではありませんが、当時はあまりのカッコよさに衝撃を受けました。そのスタイルに感化され、自分もよく真似していたことを思い出します。20年以上も前のことですが、ぼくのなかで「スタンスミス」はそのイメージが強く、スタイリングに取り入れる原点になっています。
ー もし、次も〈アディダス オリジナルス〉と別注品をつくる機会があるとしたら、どのモデルを選びたいですか?
竹田: やはり「スタンスミス」ですかね。仕事柄、足元は革靴一辺倒の私ですが、「スタンスミス」は定期的に履きたくなる存在。個人的な思い入れもあり、ショップのテイストにもハマる数少ないスニーカーだからこそ、また別の切り口から「スタンスミス」を提案してみたいなと。
トゥモローランド スタッフがリコメンドする、別注モデルを使った着こなし術。
「『スタンスミス』といえばコート系シューズを代表するモデルなので、インナーにテニス発祥のアイテム・チルデンベストをピックアップしました。その上にチェック地のジャケット、ボトムにはセンタークリース入りのデニムを合わせることで、『トゥモローランド』らしく上品にまとめています。ちなみに裏テーマは、ウェス・アンダーソン監督の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』。作中に登場する元テニスプレイヤーの格好を参考にしています」(川辺圭一郎 / トゥモローランド プレス)
「別注モデルのノーブルなムードを活かしたかったので、スタイリングは色を多用せず、ドレープ感のあるトップスとパンツでミニマルな雰囲気にまとめています。アウターでシューズの色を拾い、統一感のある着こなしを意識しました。パンツの裾から覗く『スタンスミス』のクリーンな佇まいに、このシューズが支持され続ける理由を感じます」(山野邉 彩美 / トゥモローランド バイヤー)