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Shopping Addict 2023 Feb. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

Shopping Addict 2023 Feb.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

まだまだ寒い日が続きますが、ファッション業界は一足早く次のシーズンへ。この「Shopping Addict」のラインナップも、少しずつ春らしくなってきました。新しい季節の始まりは、新しい服を取り入れて。

小牟田亮
山本博史
石井陽介
村松諒
鈴木悠介
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01 20
小牟田亮

ロンドンに行きたくて。

ひょんなことからアーセナルのファンになりまして、週末が楽しみで仕方がない毎日を送っています。ここまでハマるとは自分でも思いませんでしたが、こうなったらロンドンのエミレーツ・スタジアムに行くしかないな、と鼻息を荒くしています。フツーに行ってもいいのですが、なにか仕事と絡められないかな。。ブツブツ。。

THE ROW

ザ・ロウのバッグ

早熟のラグジュアリー。

先日のパリメンズファッションウィークでは、様々なショーを拝見して、いろいろな角度でのファッションの現在位置を確認したのですが、合間を縫って、現地で開催された展示会にも足を運びました。〈ザ・ロウ〉はニューヨークのブランドですが、近年パリにショールームを構え、そこには新作が一同に介していました。やはりコレクション全てを見せてもらえると、ブランドへの理解度が段違いに深まりますね。世にいうラグジュアリーブランドとは、歴史と伝統あってこそ、という側面がありますが、〈ザ・ロウ〉にはその風格と品格がすでに備わっています。なかでも惹かれたのはこのバッグ。男性が気兼ねなく使えるこの手のバッグで、品が良くてなおかつ適度に力強さがあるものってなかなかないんです。
¥603,900

ザ・ロウ・ジャパン
03-4400-2656

doublet

ダブレットのシャツ

でっかくなっちゃった。

23AWコレクションでは、ファンタジックかつパンキッシュな世界観を披露し、またしてもファンの期待に横綱相撲で応えた〈ダブレット〉。毎シーズン、見て楽しい、着て楽しいアイテムが多数揃っているわけなのですが、この春夏はこれにしました。オーセンティックなBDシャツを超オーバーサイズにして、着丈をざっくりとぶったぎった一着。自分が〈ダブレット〉の好きなところは出オチで終わらないところ。このシャツも上質な生地で、ディテールに細心の気配りが散りばめられています。なんともいえない位置に鎮座する精密な刺繍ワークは、いつものお家芸。これは馬でしょうか、いやピエール瀧? まぁご想像にお任せいたします。案外?長く着られる一着になるような気がしています。
¥52,800

エンケル
03-6812-9897

柿乃葉×NICENESS

柿乃葉×ナイスネスのベルト

主役級。

ネオンカラーをその日のスタイリングに少し取り入れるだけで、随分と気分が変わります。なんならその日、一日気分がいいいです。つくづくファッションって(いい意味で)移ろいやすいものだなと思います。今回ご紹介するベルトは、コバの上面と下面をそれぞれ違う色に塗るという大変な手間暇をかけている逸品です。個人的に、タックインする着こなしをやるタチではないのですが、自分のコーディネイト哲学(大袈裟)を改めたくなるほどにこのベルトは魅力的です。〈柿乃葉〉の手記にもありますが、27mmという絶妙な太さもいいし、チョイスされたカラーリングもいい。細やかで雅な遊びが効いた素敵なベルトです。(完売中につき秋冬(8月〜9月)に再販の予定)
各¥33,000

柿乃葉
https://kakinoha-kamakura.com/

koti BEAUTY & YOUTH

コティ ビューティ&ユースのジャケット

能ある鷹は。

以前、ダイニーマを使った傘を紹介するなど、個人的に〈コティ ビューティ&ユース〉のファンなのですが、このジャケットも名品と呼んでもいいのではないでしょうか。生地は撥水性がありながら着心地はしなやかで軽いものを採用し、フォルムはややゆったりめのバルーンシルエット。一見、どクラシカルなルックスなのですが、フロント両脇のファスナーを開けると収納力の高い多数のポケットが配備されています。が、すみません、写真撮り忘れました。。オフィシャルのこちらでご覧ください、と思ったらこっちも微妙に見にくいかも。。着脱可能なポーチがついていたりと、実に気が利いていてなおかつ表はスタイリッシュなおすまし顔というバランスが最高なのです。ぜひ店頭で見てみてください!
¥55,000

コティ ビューティ&ユース
store.united-arrows.co.jp/brand/by/data/special/koti_beautyandyouth/

山本博史

ベルガ24耐とびわ湖マラソン

ハーフが終わったと思えば、壮大な24時間耐久草レースがあって、その翌週には市民大会へとリニューアルしたフルマラソンが控えています。いやはや、走るという遊びは楽しいなあ。

MERRELL

メレルのベアフットシューズ

効率よく脚が鍛えられます。

弾むようなクッションも楽しいけれど、一方で自分の足を使いながら裸足感覚で走るのも、それはそれで心地いい。一歩一歩着地時の衝撃をダイレクトに感じていると、人間本来の原始的な走り方を疑似体験しているような気分になります。そこで必要となるのが薄底のシューズです。アメリカを代表するアウトドアシューズメーカー〈メレル〉は、2011年からその手のシューズを開発・展開している古株。ゆえに知見の深さには定評があります。ブランド史上最上級の裸足感覚を実現したという「VAPOR GLOVE 6」(左)に、ミッドソールを加えて汎用性を高めた「TRAIL GLOVE 7」(右)では、ともにメッシュアッパー、レース、ウェビング、メッシュライニング、インソールにリサイクル素材を採用。アウトソールもメレル専用の「Vibram ECODURA」を合わせ、環境に配慮しながら、しっかりとしたグリップを味わうことができます。しかも、ニッチなジャンルでありながら、熟れた配色もぼく好み。どちらも甲乙付けがたいけど、山で履くなら「TRAIL GLOVE 7」かなと。
(左)VAPOR GLOVE 6 ¥13,200、(右)TRAIL GLOVE 7 ¥15,400

メレル
03-3665-1789
https://merrell.jp

Patagonia

パタゴニアのショーツ

いつかのロングレースのために。

とあるブランドの海パンであったり、セレクトショップのオリジナルのストレッチパンツなど、普段から最低限の機能を備えながらも見た目はカジュアルなボトムスで山を走っています。とはいえ100kmを超えるようなレースとなると、長時間を快適に過ごせる機能が必要になります。そこでチョイスしたいのが、今シーズンよりバージョンアップした〈パタゴニア〉の「メンズ・ストライダー・プロ・ショーツ 5インチ」です。軽快な動きを可能にするライトウェイトストレッチファブリックを採用し、インナーには肌触りが柔らかく速乾性に優れたグリッド状のライナーをプラス。ウエストまわりには5つのポケットが配備され、ジェルや補給食の整理も簡単だし、出し入れもスムーズ。これといってロングレースは控えてないけど、いずれ出るときのためにゲットしておこうかなと。
¥11,000

パタゴニア
www.patagonia.jp

ELDORESO

エルドレッソのウエストウォーマー

冬の寒さはコレで凌ぎます。

タンクトップ、Tシャツ、ミドルレイヤーにジャケット。秋から冬にかけてトップスは、だいたいこの4点セットでまかなっています。気温に合わせてジャケットの防寒性を変更すれば、寒い時期はほとんどカバーできちゃうんですよね。とはいえ、寒さが厳しいときもあるので、そんなときに追加するのが腹巻きなんです。これがまた、めちゃくちゃ安心感があるんですよ。〈エルドレッソ〉の腹巻き「Coray Stomach Band」は、裏起毛の高機能ニット素材「WARMCATCH®」を使い、お腹周りの保温を保ちながらも、軽量でドライな着心地を兼ね備えています。フルジップで着脱ができるので、着替えもスムーズできるのも嬉しいポイント。小物類の収納に最適なポケットも内側に搭載するなど、スポーツシーンのみならず日常的にも使える機能を追加するあたりは〈エルドレッソ〉ならでは。まだまだ寒い日は続きそうなので、常にカバンに忍ばせています。
¥4,950

エルドレッソ
eldoreso.stores.jp

THE NORTH FACE

ザ・ノース・フェイスのトレイルランニングシューズ

最高峰のシューズも気になります。

自然な走りを促す薄底シューズが気になる一方で、スポーツメーカーの英知を結集させたトップ選手向けの最先端のシューズもまた、個人的な知的好奇心がくすぐられます。〈ザ・ノース・フェイス〉のトレイルランニングシューズ「SUMMIT VECTIV PRO」は、まさにそんなシューズ。3層構造のソールユニットには、32mmの極厚高反発EVAフォームをミッドソールに合わせ、切れ込みを加えたウィング形状の3Dカーボンプレートを内部に搭載。アウトソールにはグリップ力に優れたラバーを配すことで、濡れた路面もきちんとキャッチしてくれます。アッパーには通気性とプロテクション性を備えたデュラブルメッシュとなり、ウィングタンが絶妙なフィット感を提供してくれます。アウトドアシーンの雄〈ザ・ノース・フェイス〉が手がけた、ロングレースを楽しむための最高峰のシューズ。これは試し甲斐がありそうです。
¥29,920

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
0120-307-560
www.goldwin.co.jp/tnf/

石井陽介

最近はクルーキッド・レインばかり聴いている。

ペイヴメント、ウェット・レッグ、フォンテーンズDC、クーラ・シェイカー、レッチリ等々、久し振りに海外アーティストの来日公演が続いた2月。徐々にではあるけど、ようやくいつもの日常が戻ってきたね。あとは周りを気にせず大声出してライブを楽しめるようになれば。あ、自分はペイヴメントのライブに行ってきました。最高だったぜ!

DAIWA PIER39 

ダイワ ピア39のバティック柄のジャケット&パンツ

令和のアイビー。

自分のファッションの背景にはアメリカンヴィンテージとアイビーのふたつがあります。このふたつから学んだ着こなしの方法論やモノ選びを軸に、その時々で足したり引いたりアレンジしながら、今日のファッションを楽しんでいるというわけです。さて、写真の〈ダイワ ピア39〉のバティック柄のジャケット&パンツといえば、春夏アイビーの必須ワードローブ。ただあの頃と違うのは、素材をポリエステル素材に置き換えることで速乾性や防しわ性を向上、さらにオーバーサイズにデザインすることでスポーティな着こなしが可能になりました。これなら、一見難しそうなバティック柄も気兼ねなく袖を通すことができます。フィッシングをバックグラウンドに持つ〈ダイワ ピア39〉が、こうしたアイテムをつくっているのも面白いですね。
ジャケット ¥35,200、パンツ ¥29,700

グローブライド
0120-506-204
daiwapier39.jp

KAPTAIN SUNSHINE 

キャプテンサンシャインのノーカラーデニムジャケット

品のあるデニム。

ヴィンテージウエアを現代的にソフィスティケイトさせたら、〈キヤプテン サンシャイン〉の右に出るものはいません。写真のデニムジャケットはその一例。左胸にポケットをひとつだけ配した、いわゆる1stスタイルのトラッカージャケットですが、襟を取っ払ってノーカラーに仕立てています。首元は浅めのVネックにアレンジし、世界一クリーンな棉花といわれるサンフォーキンコットンを用いたネップ混のデニム生地をあしらうことで、極めてノーブルな佇まいとなっています。余裕のあるサイズ感も気品があっていい。インナーにはタートルネックのカットソーを着たり、スカーフを巻いてみたりと、首元にポイントを付けてスタイリングするのが吉かと。〈キヤプテン サンシャイン〉の手により、ゴリッゴリのデニムジャケットが、カーディガンのような軽やかさをはらんだ品のあるジャケットに様変わりしました。
¥42,900

キャプテンサンシャイン
kaptainsunshine.com/

TapWater × Wrangler

タップウォーター × ラングラーのデニムカーゴパンツ。

脱ヴィンテージなデニム。

「デニムは色落ちが命」なんて言っていたのもいまは昔。最近はレギュラー然としたのぺっとした色落ちのデニムも許容できるようになりました。むしろこの頑張り過ぎない感じが新鮮で心地よかったりします。その好例が〈タップウォーター〉のデニムカーゴパンツです。ご覧の通りデニムの色落ちは全体的にメリハリがなく浅い色味をしています。そのうえカーゴポケットを備えた太めのバギーシルエットと、90sライクなきわっきわなデザイン。昔の自分だったらまず手に取らなかった類のデニムパンツですが、いまはこれくらい抜け感があるデニムがちょうど良いのです。しかもこの企画を〈ラングラー〉とやるっていうのも意外性があって面白い。ヴィンテージに固執しないデニムの楽しみ方を、この歳になって覚えました。
¥39,600

フレッシュサーヒス ヘッドクオーターズ
03-5775-4755
Freshservice.jp

is-ness 

イズネスのリフレクターウエア。

フェスや夜遊びの一張羅として。

これはもう完全に見た目一発でくらっちゃったやつです。だって普通はリフレクターってポイント使いするものじゃないですか。でもこれはオールリフレクター! ショールームの中でも、文字通りひときわ輝いていて、思わず手に取らずには入られませんでした。しかもセットアップでつくっちゃうっていうね。このリミッターの振り切り具合がじつに痛快で、つくづく〈イズネス〉は懐が深いブランドだなと感じた次第です。90年代のレイブ・スタイルを意識してコーディネイトするのが正解でしょうか。サイズ感もゆるっとしていてラクそうですし、野外フェスやクラブなんかの夜遊びのときに重宝しそうですね。着込んでリフレクターがひび割れた様も、それはそれで格好よさそう。
シャツ¥52,800、ショーツ¥35,200

イズネス
isness.theshop.jp

村松諒

ウエストコースト。

4年ぶりに踏んだアメリカの地。人生初の渡米となった前回の出張は、上手くいかないことが多くてほろ苦い思いをしました。その雪辱を晴らすため、強い決意で望んだ今回、ウエストコーストの天気と人の優しさに助けられ、満足のいく結果が得られました。

T.T

ティー・ティーのスエットシャツ

この世に彼が残したもの。

2021年のオープン時に取材した京都・祇園の「T.T」。今月、関係者に声を掛けてもらい、再び訪れる機会をいただきました。この空間をつくり上げた髙橋大雅さんはすでにこの世にいないわけですが、「T.T」に一歩足を踏み入れてみると外とは全く空気感が違い、彼の面影を感じるような不思議な感覚を覚えました。続いて足を運んだ展覧会がこれまたすごかった。京都の「HOSOOギャラリー」を会場に、髙橋さんが蒐集したヴィンテージの服の一部、約150点を展示しているのですが、一般的な視点で見たお宝だけではなく、そこには名もなきブランドのものも。どれも貴重で髙橋さんらしさというか、独特な視点を持っていたことを改めて感じました。ちなみに、この展覧会「Texture from Textile Vol. 2 時間の衣―高橋大雅ヴィンテージ・コレクション」は3月12日(日)まで行われているので、京都に行く予定のある方はチェックしてみてください。ここで取り上げたスエットシャツも、そういった資料的価値のある服をモチーフにした一着で、明らかに着丈の短い、直線的なパターンでつくられています。カリフォルニアで見つけたという経年劣化で脱色したスエットを元にブリーチ加工した、この褪せた風合いも特徴のひとつ。これはまさに彼のレガシーをしっかり感じることのできる服だと思います。〈タイガ タカハシ〉改め〈T.T〉、今後の展開もしっかり追いかけなければ。
¥41,800

ティー・ティー
taigatakahashi.com

Dsquared2

ディースクエアードのTシャツ

パラダイス。

先日、アメリカの西海岸に行ってきました。場所はカリフォルニア州サンディエゴの最北の街、オーシャンサイド。LAからクルマで約2時間の言ってみればローカルタウンなのですが、アジア人観光客の姿は一切なく、接するひとたちはみんないいひとばかり。強い日差しと突き抜けるような青空…、日本にはないチルな空気がそこにはありました。実はここ、サーフィンのメッカで、海岸沿いにはデカいクルマを停めて、波を乗りこなすサーファーたちの姿も。この〈ディースクエアード〉のTシャツを見ると、脳裏に焼きついたオーシャンサイドの風景が色鮮やかに蘇ります。古着のような加工はもちろん、淡いイエローのオールドイングリッシュフォントが◎。このTシャツがめちゃくちゃ似合う街、オーシャンサイド。あ〜、あの場所に戻りたい…。
¥86,900

ディースクエアード/スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス
0120-106-067
LINE:@dsquared2_jp

BLACK Comme des Garçons

ブラック・コム デ ギャルソンのTシャツ

意味深なメッセージ。

「コム デ ギャルソン」社のなかでも、黒というある種、特別な色にフォーカスしたブランドといえば〈ブラック・コム デ ギャルソン〉です。まさに「コム デ ギャルソン」らしいデザイン満載の服やバッグ、シューズなどが並ぶなかで、個人的に注目しているのが〈ナイキ〉とのコラボアイテム。〈ドーバー ストリート マーケット ギンザ〉をはじめとするショップに行くと、どんなものがあるのかつい見てしまいます。今シーズンはというと、メッセージTシャツ。“PURE MIND FULL HEART” という手書き風のワードがあしらわれた白と黒の2枚です。目を凝らして見てもらうと分かると思いますが、胸元にはボディと同色で刺繍されたスウッシュが。今回撮影したラフに着れるオーバーサイズのシルエットの他に、スタンダードなシルエットも用意されています。こちらはすでにリリースされているので、気になった方は店頭へどうぞ。
各¥12,100

コム デ ギャルソン
03-3486-7611

GREGORY

グレゴリーのバッグ

バッグの最適解。

旅に欠かせないモノといえばバッグです。特に海外ともなると、予想外に荷物が増えたりするわけで、やっぱり機能的なモノがいいと、今回アメリカに行ってみて思いました。その点、こちらのバッグ「アサルト3ウェイ」は付属のストラップを付ければショルダーに、背面に収納したハーネスを出せばバックパックにかたちを変える優れモノ。大きく二つに開くメインコンパートメントに加えて、外側に3つ、内側に7つポケットがあるところも◎。容量は16リットルで、ノートPCも問題なく入るサイズ感です。見た目はというと、外側にナイロンテープを配した、ミリタリーライクなツラが男心をくすぐります。次の出張はこいつを連れてこう、そんなことを思っています。
¥28,600

グレゴリー/サムソナイト・ジャパン
0800-12-36910
www.gregory.jp

鈴木悠介

人生初の日比谷野音。

フェスや昼間のイベント的なやつは、なにをしていればいいかわからず苦手なので、今まで全然行ったことがありませんでしたが、先日原島“ど真ん中”宙芳さんに誘っていただき、人生で初の日比谷野音へ。結果的にすごく楽しかったし、日比谷公園内にあったタリーズコーヒーで宙芳さんにご馳走になったビールは最高でした。

The Believable Media is Around us

ザ ビリーヴァブル メディア イズ アラウンド アスのカーディガン

自分のなかで1番服をすきな人がつくる服。

“自分たちのまわりのメディアしか信じない”。SORAさんが洋服をつくる上で掲げているメッセージには、ブランド名を毎日考えているけどハマるやつが20年以上思い浮かばないって話があって、それってなんでもネットで調べたりわかりやすいものが肯定されやすい時代においてのカウンターだし、言葉に説得力が増すエピソード。そろそろ決まるらしい(?)ブランド名は、なんて名前になるのでしょうか? 自分もSNSや他人が話す根拠のない噂にいちいち耳を傾けず、目の前で起こることや信頼する人との会話などから価値観は形成すべきだと思います。SORAさんに話たら「考えすぎだよ」って言われそうだけど。肝心のワッフル素材でメイクされたカーディガンは、冬だけでなく春や秋も着れるし、サイドのポケットやシルエットにカラーリングも最高。SORAさん以上に洋服をすきな人を自分は知らないし、そんな人がつくるものはカッコいいに決まっています。SORAさんは自分のこういう価値観に影響を与えた人でもあるので、責任をとっていただく形で今後も遊んでください。
¥14,300

ザ ビリーブ メディア イズ アラウンド アス
https://www.instagram.com/
the.believablemediaisaroundus/
https://thebelievablemediais.stores.jp/

NEW ERA®

ニューエラの59FIFTY®のキャップ

ニューヨーク好きにとっての正装。

自分のようにJAY-Z・NAS・Mobb Deep・Cam’Ron・CORMEGAなどのニューヨーク出身のラッパー、Cro-Mags・Biohazard・BULLDOZE・25 Ta Life・IRATEなどのニューヨーク・ハードコアバンドがすきな人にとって、この〈ニューエラ〉のニューヨーク・ヤンキースのキャップは、特別な存在ではないでしょうか? 帽子とTシャツは、ファッションというよりコミュニケーションツールという意味が個人的に強いので、〈ニューエラ〉のキャップを選んでいる人を目にしたら、ツバの曲げ方や被る深さなどから、その人がどんな好みなのかを勝手に想像してしまいます。自分には恐れ多すぎて、ここ10年ほどニューヨーク・ヤンキースのキャップを被っていなかったのですが、いつ見てもカッコいいし、定番としていつでも買えることも改めてすごいなと思う今日このごろ。あとはこの前出版されたインディペンデントマガジンの『inch magazine』のニューヨーク特集も最高だったし、むずかしいことは一旦置いておいて久しぶりに被ろうかなと検討中です。
¥6,380

ニューエラ
https://www.instagram.com/newerajapan/
https://www.neweracap.jp/

A-THUG

エーサグのCD『ひつようさ』

NYでサバイブするラッパーの言葉。

YouTubeに2022年8月6日に公開された1本の動画。そこにはDJ MUNARIさんの手によって、ラッパーのA-THUGさんがNYへ渡ってサバイブされている様子が映し出されていて、一気に映像に引き込まれるには十分すぎるインパクト。その後も不定期で公開される映像に映し出された、どん底から這いあがるA-THUGさんの姿から個人的にすごく背中を押されたし、「A-THUGさんの映像観ました? 最高ですよね!!」みたいな話を、いろんな人といろんな場所でしてきました。そしてDJ MUNARIさんと完成させた『ひつようさ』が、配信だけでくフィジカルでもリリースされると聞き即購入。A-THUGさんは前職で何度か取材させていただいたり、MERCYさんとKEMMYさんと「Ⅱ TIGHT MUSIC」の村山さんとどんな流れでかは忘れてしまいましたが、川崎大師近くにあったご自宅へお邪魔させていただいたりと、日本にいらっしゃるときはとてもお世話になりました。これからもA-THUGさんがどんなHIP HOPを届けてくれるのか、一ファンとしてすごくたのしみにしながら過ごしたいと思います。
¥2,750

エーサグ
https://www.instagram.com/athugscars/

FUJI JUKO

富士重工のラビット ジュニア

卯年に手にした50年以上前の1台。

画一化されていない造形美や、構造がシンプルだから故障しても修理がしやすい点など、乗りものに関しては古いもの一択。クルマを手放してスクーターに乗ることを考えたとき、今年は卯年だし、頭にすぐ浮かんだのは富士重工のラビットでした。そこで昔からバイク関連でお世話になっている先輩へ「いいラビットの出物があったら教えてください」と連絡したら、2週間後くらいに「青森にあったよ」とすぐに折り返しが。何枚か写真を送っていただき見てみると、1967年式らしくやれてはいるけど状態はよさそうだし、トルコンと呼ばれるオートマではなく3速マニュアルの“S301B”というモデルなのも最高。エンジンがかかって走る状態だし、予算内の金額だったので即決で購入を決めました。数週間後に青森から運んでもらいいざ乗ってみると、123ccの2ストロークエンジンの調子はすごくよさそうで、メーターが動かなかったりガソリンコックが純正じゃなくちょっと変な仕様な点以外、特に気になるところはありません。ゆっくり時間をかけて整備しながら、のんびり乗っていきたい1台です。


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