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アヴィレックスと過ごす、RYOTA DAIMONのいつもの時間。
ONE DAY WITH AVIREX

アヴィレックスと過ごす、RYOTA DAIMONのいつもの時間。

架空の“DRIVE-IN”をテーマに、アメリカらしい意匠を落とし込んだ〈アヴィレックス〉の23年春夏シーズン。そんな新作コレクションに身を包むのは、奇抜なヘアスタイルに、ゴールドの眼鏡がアイコニックなRYOTA DAIMON。いま、東京のアートシーンで最も注目を集めるアーティストのひとりだ。エアブラシを用いたドローイングで一躍脚光を浴びることになった若き才能は、一体どんな人物なのか。その魅力に迫るため、アトリエやローカルのスケートスポット、行きつけのバーを巡り、彼が普段過ごしている日常を覗いてみた。

インスピレーションが生まれる
行きつけのバーでのチルタイム。

T-SHIRT “A-STAR” ¥5,830WIDE TAPERD JEANS ¥17,380
〈アヴィレックス〉のスポーツラインのトレードマークともいえる“A-STAR”をプリントしたTシャツ。 大胆なイエローには、ワイドシルエットのデニムを合わせて、90sストリート風に着こなすのがいまの気分。

そして最後に訪れた場所は、渋谷・円山町のクラブ街でひっそりと営むバー「BEAT CAFE」。移転前から数えて今年17年目を迎え、2000年代の渋谷を音楽やファッションなどの側面から支えてきた老舗店だ。そんな歴史あるお店でありながら、昔から変わらず若者のお客さんも多く、世代や人種を越えたハブ的なスポットになっている。

「謎の鹿のオブジェとか壁の色とか、ポスターやらフライヤーが沢山貼ってあって、居るだけで楽しいんですよ。渋谷でスケートした後に寄りやすいのもあって、頻繁に来てますね。友達と来ることもあれば、ちょっと早い時間にしっぽり一人で飲んだり。クラブも近いから、ここに寄ってから遊びに行くことも多いです。そんな夜遊びのときなんかに、この黄色のTシャツはいいかも。派手なように見えて意外といつもの服装にも馴染むし、あと暗いところで目印になるかなって(笑)」

そして「BEAT CAFE」を語る上で忘れてはならないのが、オーナーであるカトマンさんの存在。音楽への造詣も深く、陽気な人柄で、とにかく優しい。誰からも愛される人望の厚いカトマンさん目当てのお客さんも少なくない。いわゆる名物店主だ。

「カトマンさんは兄貴的な存在っていうよりは歳の離れた友達みたいな。フランクに接することができる数少ない先輩ですね。話も面白いし、カルチャーにも詳しいから勉強になるんですよ。実は無意識のうちに刺激や影響を受けていることも多くて、そういった意味ではビートカフェは、自然とインスピレーションが生まれるスポットかもしれないです」

そして海を越えて海外からのお客さんが多く訪れることも「BEAT CAFE」の大きな特徴のひとつ。週末は人種も国籍も異なるさまざまなひとたちで溢れ、日本にいることをついつい忘れてしまうほど。まさに人種の坩堝と呼べる場所で、ときには大物ミュージシャンがお忍びで訪れることもあり、カオスな夜になることもしばしば。

「英語の先生をしていた祖母の影響で日常会話程度なら英語が話せるので、外国人とも普通に仲良くなりますし、海外の友人が日本に来たときには必ず連れていきますね。『最高な場所だね!』ってみんな大体満足してくれます(笑)。そうやって普段なかなか出会うことのないひとたちとコミュニケーションをとれる場所っていいですよね。世界が広がっていく感覚を肌で感じられるんで」

アトリエでの創作、趣味という枠を越えた存在のスケートボード、そしてインスピレーションを得ながらコミュニティも広げてくれるナイトライフ。そのどれもがDAIMONのライフワークから欠かすことのできない活動ばかり。まるで20代の青春を謳歌するように、いまを全力で楽しむDAIMONの日常を見ていると、彼が大切にしてきたものがそのまま作品に反映されているように感じられる。

「今回撮影した3つのスポットは、どれもぼくにとって大切な場所だし、それぞれが相互にいい影響を与えている気がします。ロジックとかセオリーを無視するつもりはないけど、それ以上にどんな時間を過ごしてきたかっていう人となりが現れた作品が好きなんですよね」

INFORMATION

AVIREX 新宿

電話:03-5367-2013
https://www.avirex-usa.com/
Instagram:@avirex_jp

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