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【TBSJ】ヒトレシピ。Recipe3 笠松 将世界を見据えた二人の熱き話と、パリパリのチキンステーキ。

【TBSJ】ヒトレシピ。Recipe3 笠松 将
世界を見据えた二人の熱き話と、パリパリのチキンステーキ。

「sio」の鳥羽さんをホストに迎えた鳥羽周作ジャーナル、略してTBSJの第3回には、俳優・笠松将さんが登場。日本の映画やテレビなど多くの作品に出演するほか、話題となったDisney+の『ガンニバル』や海外制作の『TOKYO VICE』など、世界規模での活躍も際立つ俊英です。多くの部分や深い芯の部分で共鳴しあう二人が、芸能界の不文律をぶっ飛ばして話す、本音トーク。一度読んでしまったら、居ても立っても居られない!?

  • Photo_Ari Takagi
  • Hair & Make-up_MIZUHO(vitamins)
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Produce_Ryo Komuta
  • Edit_Shuhei Wakiyama

二人の海外進出話。

ーでは料理が完成したので、食べてもらいましょう。

笠松:いただきま~す。

笠松:美味しい! しっかり食べごたえがありますね。

鳥羽:でしょ? ちゃんとジューシーだし、サラダがあると食べ応えも増すからトレーニング中の食事にいいし。エビもタンパク質があるから入っているだけでうまい。肉もおいしいでしょ?

笠松:このパリパリの皮に味がついていてタレみたいになっていて。うーん、本当にすごく美味しい!

鳥羽:分厚い肉を焼くときは、内側には塩は浸透させられない。だから、全体に対しての塩の量を皮にだけつけていくイメージで、皮と肉の部分を一緒に食べてちょうどいいようにしてます。フライドエッグも途中で黄身を崩しながら一緒に食べてみて。そのエッグも中は柔らかくて、下はめっちゃカリカリにしていて、激うまなんで。食べてもらったのには「(ふつうの)塩」がたくさんかかっていて、めっちゃうまいよ。

笠松:食べてみて思うのは、やっぱりプロの方がつくられた料理だなと。いろいろなものがタイトですね。

鳥羽:これから先、何かやりたいことってある?

笠松:海外で俳優の仕事がしたいです。

鳥羽:そういうことだよね。奇しくも、おれらも海外なんです。日本はバイアスがかかってくるからやらなきゃいけないことも多いけど、海外は本質で評価されやすい土壌があると思っていて。今年・来年あたりで絶対に行こうと思ってます。

笠松:嬉しいです、同じように海外を目指してる人がいるっていうのは。

ー笠松さんは、海外の方が合うって言われますよね?

笠松:ありがたいことにそういう声はよくいただきます。もちろん向こうでどこまで行けるかはわかんない。ギリギリご飯食べて行けるくらいなのか、高級車並べて遊んでますくらいなのか(笑)。でも、これまでの経験を踏まえて、自信はついてきました。

鳥羽:聞いていて鳥肌立ちましたね(笑)。言葉に力あるなあ!

笠松:もちろん運がよかったとは思いますよ。

鳥羽:しょうちは年下だけど、常にヒリついて飢えているんですよね。この感覚はシェフとしてずっと忘れちゃいけないと思っているし、ぼくも常に渇望してる。おごりとかじゃなくて、ぼくらも海外に行けると思っているんだけど、つまりは覚悟の話だなと。村上 隆さんが海外で成功した理由として、ただ海外に出ただけですと。要は海外に行くといろいろとめんどくさそうだからってみんな日本に留まっちゃうけど、外に出ること自体が大事。

笠松:もう覚悟はしています。もしかしたら、向こうでうまく行かないかもしれないし、結果的に皿洗いをやっているかもしれない。でも、この挑戦をすること自体にぼくは意味があると思っています。

鳥羽:やっぱり何かを乗り越えた人ってそうなんすよ。おれも最悪自分がなんかすりゃ飯は食っていける。そこにたどり着いたときの気持ちの余裕と、その中に覚悟を持てる人はめちゃくちゃ強い。最悪死んでしまってもいいという覚悟でやっている人と、失敗はしたくないという人はやっぱり違う。余裕を感じている人の方がいろいろとできるんすよ。

笠松:だからぼくの中で難しいのは、いまの仕事を消化試合にしないようにってこと。1日1日の仕事、お芝居に対してこれでいいや、と思わないように。ぬるい温度に浸かっていたら慣れちゃうから、そこはちゃんとやるぞって。

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