FEATURE
あのコは“フイナム女子”。 まだ知らない成海璃子のこと。
MONTHLY JOURNAL June. vol.1 GIRLS ISSUE

あのコは“フイナム女子”。 まだ知らない成海璃子のこと。

カジュアルだけど、洗練されていてヴィンテージなんかも品よく着こなしてしまう。だけど、それが気取って見えない。その一方で、映画や音楽、スポーツの話なんかを朝までアツく語り合えるような、そんな女の子が最近気になっている。彼女らを “フイナム女子” と呼ぶことにしました。その人物像にぴったりだったのが、俳優の成海璃子さん。コアな音楽好きということは知っていたけれど、話を聞いていくと知らない一面がたくさんありました。ぼくらが思い描いた“フイナム女子”のスタイリングとともに、成海璃子さんの1日を追っていきましょう。

MUSIC BAR 作品を観た時にノイズが走らないように。

トーンの異なるデニムをセットアップでコーディネート。足元にはビットローファーを合わせて、ワークスタイルを品良く中和した。

旅行よりも断然、お酒が好きと言い切る成海さん。よく飲むのはウイスキーだというところも、また渋くてかっこいい。ミュージックバーのカウンターで佇む姿も、様になっています。

「喋るときも考えすぎちゃうんですよね。それがお酒を飲むとほぐれてちょうどよくなる。リラックスできるし、たまに陽気にもなったりします」

お酒が入ったことで少し距離が縮まったような気がする。グラスを傾けつつ、続いては音楽の話へ。成海さんといえば、無類の音楽好き。いまから10年くらい前のテレビ番組で紹介していた自身のCDラックには、あぶらだこやINU、村八分に頭脳警察といったコアなバンドのアルバムが並んでいました。音楽が好きになったきっかけはなんだったのでしょうか?

「当時からいろんなジャンルの曲を聴いてたんですよね。コアな邦ロックもそうですけど、ソウルもヒップホップも。小さい頃からピアノをやってたので、クラシックには慣れ親しんでいました。だから音楽が身近にあったんだと思います。でも誰かの影響で音楽にハマったわけでもないんです。自分で掘っていった感じですかね。マイナーな曲ばかりを聴いてるように思われるかもしれないですが、最近のマイブームはTRF。聴いてると元気が出るんですよね。特に『BOY MEETS GIRL』が好きです」

レコードが並ぶ棚をしげしげと見つめ、「これ好きなんです」と手に取ったのはシュガーヒル・ギャング。オールドスクールヒップホップのパイオニアである彼らの『8TH WONDER』が流れると、自然と身体がビートを刻む。お酒と音楽は成海さんの気分を上げてくれるカンフル剤の役割を担っているようです。そして、カラフルな服もその一つだと話します。

「なんか調子よくないなって日が続いてたとき、よく行く古着屋の店主さんに『服からパワーをもらうこともあるよ』と言われて、挑戦してみたのがオレンジのニットでした。最初は似合わないだろうと思いながら試着したんですが、意外といいかもって。それまではモノトーンやベージュの洋服を着ることが多かったんですが、そのオレンジのニットをきっかけに、色がすごく好きになったんですよね。晴れやかな気持ちにしてくれるというか。パステルカラーの服を着て、音楽聴きながら散歩するのが、一番元気になれるかもしれないです」

最後に「どうしてSNSをやらないんですか?」という質問をぶつけてみた。

「SNSかぁ。私自身のことを知ってもらいたいと思わないんですよね。それに作品を観た時に別のことが浮かんでほしくない。あの人プライベートではああだったなとか、そういう情報は極力ない状態で作品を観てほしいんです。自分のことを発信するより、もっと演技が上手くなりたい。私はそっちで頑張りたいですね」

   

INFORMATION

440 Broadway Taco Truck
住所:東京都港区南麻布4-5-2 ナショナル麻布店前
時間:11:30〜16:00(水・木・金・土・日)
Instagram:@440broadway_taco_truck

anemone
03-5378-0751

AURALEE
03-6427-7141

A.P.C. CUSTOMER SERVICE
0120-500-990

GOOD STANDING
03-6447-2478

OVERRIVER
info@overriver.com

Safari 1号店
03-5378-9230

江口洋品店・江口時計店
0422-27-2900

関連記事#MONTHLY JOURNAL

もっと見る