No.5 ダナヲ / YouTuber、古着屋スタッフ 周りを観察しながら、自分の立ち位置を探る。

PROFILE
岐阜県出身。新卒でCM制作会社に就職し、その後飲食店やバッグブランド〈トポロジー〉、古着屋「cherry loville」で働きながら、YouTubeチャンネル「2nds-セカンズ-」やニットブランド〈pitstop store〉も手掛ける。
Instagram:@n_2_y
ーいまは飲食店と古着屋で働きながら、YouTuberもされているそうですね。やりはじめたきっかけはなんですか?
友達2人といっしょに「2nds-セカンズ-」というYouTubeチャンネルをやっていて、わたしが言い始めたのがきっかけです。何者かになりたい! とはずっと思っていて、その手段としてYouTubeがいいかなみたいな。
ーただお話したり食べている動画でも、肩の力が抜けたゆるっとした空気感がいいですよね。企画を立てるうえで気をつけていることはありますか?
正直企画でバズりたいわけではないんです。常識からはみ出たぶっ飛んだことをやりたいわけではなくて、3人の人間性が出るような企画を考えるようにしています。ゆくゆくは登録者数が増えて、ファンがついてくれたら何でもできそうだなと思っているので、そこからかなと!

誰とでも仲良くなれるタイプかと勝手に思っていたら、「飲み会とかでは話すひとが多かったら聞き役になるし、イジってほしそうなひとがいたらイジるし。周りを観察しながら、自分の立ち位置を探るタイプです」と控えめな答えが。
ーYouTube以外にも、Instagramでファッションや日常を発信していますね。フォロワーも2.3万人と多いですね。
1年前くらいはフォロワー2000人だったのですが、〈トポロジー〉で去年の9月くらいからバイトをはじめたことがきっかけで、場所も裏原なので、服もちゃんとしようと思って。それでコーディネートも投稿してたら伸びてきたので、載せるようにしています。ただ、知識がなくて感覚でコーディネートは選んでいるのでそんなに自信がないですね(笑)。
ーコーディネートの参考にしているひとはいますか?
Pinterestで「90年代」っていうキーワードを入れると、長瀬智也とか木村拓哉とかの全盛期の頃の写真がでてくるんですけど、あの時代の空気感を参考にしてます。美容院で髪を切るときに長瀬の写真を見せたことも(笑)。あとは、街で見かけるおじさんの色合わせとか格好も参考にしていますね。


左:ご自身のニットブランド〈pitstop store〉のもの。オンラインショップを中心に、ときどきイベントでリアル販売も。
右:「ボストン・レッドソックス」のTシャツを着てきたダナヲさん。「さすがに赤のソックスあわせちゃいますね〜」と足元をチラリと見せてくれた。
ー職業を1つに絞らず、いろんな活動をされているのはいまの時代らしいと感じたのですが編み物のブランドもされているとか?
2年前に働いていた会社を辞めるときに、1ヵ月の有給があって。たまたま海外のInstagramを見ていたらラグをつくるアーティストが出てきて、こういうので生活していけたらアツいなと思って。でもいきなりラグは…と思って毛糸を買ってみました。最初は自分のためにやっていたんですが、友達から売ったほうがいいよと言われて、ブランドをスタートしました。編み物は無心になれるので楽しいですね。
ーこちらもゆくゆくは有名に?
最初はそれで生きていけたらと思っていたんですけど、なんせ引きこもりになってしまうので、つまらないじゃないですか。この年齢で東京でやることではないな、もったいないなって(笑)。収入としてあったらいいぐらいですかね。

ー活動も含めてパワフルな印象なんですが、そんなダナヲさんが憧れているひとはいますか?
お母さんは一生敵わない! 大尊敬してます。昔は厳しくて鬱陶しいと思っていたんですが、今になって愛情の深さに気づきました。わたしのお母さん、ずっと寝室がなくてリビングのカーペットで寝てて、普通にそこで寝るのが好きなひとなんだと思っていて、あるとき聞いてみたら「そんなわけないじゃん」って言われて(笑)。子供3人分のお弁当をつくるのに起きれないのがいやだからリビングで寝ていたんです。こんなひとになりたいと思いました。
ー最後に、ダナヲさんはどういう男性に惹かれますか? YouTubeの質問回では俳優の賀来賢人さんがお好きと言っていましたが…。
そうですね、男らしくておもしろいひとが好きです! 力技で笑わせるよりは、頭の回転がはやいひと。おもしろさで敵わないと思ったらキュンとします。テレビ番組のMCをやってるひととかは尊敬しますね。