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あのコは “フイナム女子”。編集部が気になる5人をスナップ&インタビュー
MONTHLY JOURNAL June. vol.2 GIRLS ISSUE

あのコは “フイナム女子”。
編集部が気になる5人をスナップ&インタビュー

カジュアルだけど、洗練されていてヴィンテージなんかも品よく着こなしてしまう。だけど、それが気取って見えない。その一方で、映画や音楽、スポーツの話なんかを朝までアツく語り合えるような、そんな女の子が最近気になっている。彼女らを “フイナム女子” と呼ぶことにしました。
Vol.1の成海璃子さんのインタビューにつづき、今度は編集部が気になる女の子5名をスナップ&インタビュー。それぞれ異なる職に就いてその道を極めているわけですが、全員に共通して言えるのは、そんな自分を飾らずに表現しているところ。きっといちどは話してみたくなる、フイナム女子5人をご紹介します。

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No.1 七海 / モデル 見たことない景色がエネルギーの源。

PROFILE

七海

岐阜県高山市出身。大学在学中にフリーランスモデルとして注目を集める。その後、21歳でモデル事務所「luuna manegement」にスカウトされ、モデルとしての活動を本格化。読書家でもある一方、山岳ガイドを務める父の影響から登山やキャンプにも勤しむアクティブな一面も。
Instagram:@yamaumi07

ーモデルになったきっかけは?

地元が岐阜県の高山っていうところで、『君の名は。』の舞台になったような山に囲まれた田舎なんですけど、その頃から洋服が好きでファッション雑誌を読み漁っていたんです。特に何かやりたいことがあったわけでもなく、東京に行きたくて大学の進学と共に上京しました。それで、東京に来るとショップもおしゃれなひとも多くて、そこからより服が好きになったんですよ。ずっと自分なりにファッションを楽しんでいて、ストリートスナップや少しずつモデルのお仕事もさせて頂きました。

当時、モデルのお仕事は大学在学中だけにしようと思ってたんですが、就活するタイミングにいまの所属事務所から「モデルやってみない?」と声をかけてもらって。私自身も就活して、内定とかは出てたんですが、進路に悩んでいたときだったし、求められるならやってみようかなって思って始めたのがきっかけですね。それが1年半くらい前です。

ーどんなファッションが好きですか?

メンズっぽい服装の中にガーリーな服を合わせるのが好きですね。今日みたいに無骨なデニムのセットアップにチュールスカートを合わせたり、反対にワンピースを着る日だったらゴツめのスニーカーや登山用のブーツを履いてみたり。甘辛じゃないですが、どこかでバランスを取りたいなって思っています。

ー古着もデザイナーズも年代やジャンルにとらわれず、センスよく自由に組み合わせている印象です。

「この古着は何年代のモノ」とか、服の知識があるわけじゃないんですよね。それは追々知っていけばいいかなと思っていて。ファッションは自分が楽しむためだったり、前向きになれるためのもの、いまも昔もそういう風に楽しんでます。

「自分で調べたりして吸収できるものには限界があると思っていて、最近は友達と本の貸し借りをしています」と話す七海さん。現在は、知人から借りた東野圭吾の『希望の糸』を愛読中。

Instagramを拝見していると登山にも挑戦されていますよね。登山を始めるきっかけはなんだったんですか?

お父さんが岐阜の乗鞍で山岳ガイドをやっていて、その影響で小さい頃からアウトドアだったり自然と触れ合ってきたんです。ずっとお父さんと一緒に登山してたんですけど、そろそろ私も独り立ちしてレベルアップしなきゃなって、去年思い立って(笑)。テントだったり、登山用品だったりを一気に買いました。

ー低山ハイキングではなく、かなり本格的な登山ですよね。

お父さんの英才教育のおかげですね(笑)。こないだは群馬県の浅間外輪山に登ってきました。2500mくらいの山なんですが、早朝4時くらいから登り始めて、休憩を挟みつつ下山したのが12時くらい。6〜7時間くらい歩くので、身体は疲れるんですけど、気持ち的には全然余裕! 見晴らしも良くて最高でした、めちゃくちゃ気持ちよかったです。

ー登山の魅力ってなんですか?

いまってデジタルに囲まれてるし、ひととコミュニケーションを取る手段も全部スマホ。便利だし、それが悪いわけじゃないけど、それがずっと続くと、どうしても疲れてしまう。そこに週1回でも自然と触れ合うことで、浄化されるような気がしてリフレッシュできるんですよね。頂上に着いたときの達成感とか、そこで深呼吸する気持ちよさとか、スマホじゃ得られないエネルギーがあります。

ー七海さんのパワーの源を知った気がします(笑)。

実は密かに練ってる計画があって、実家に山があって、そこにおじいちゃんがログハウスを建てたんですよ。そのほかのエリアは荒れ放題って感じなんですけど、山菜が採れたりするので、私も何かやってみようかなって思っています。道のりは険しそうなんですけど、それがめっちゃ楽しみです!

ー今後のモデルとしての目標は?

毎日が勉強だなって思いながらも、めちゃくちゃ楽しいです。私はオフの日でも外に繰り出して、新しい場所に行ったり、知らないひとと出会いたいって思うくらいひとが好きで。

モデルの仕事って、全く同じスタッフとやる現場ってそんなにないじゃないですか。毎日新しい方と出会って、価値観を共有できる環境は、天職だなって思ってます。一つのビジュアルをつくっていく過程はもちろん、不安はあるけど楽しい。登山もそうですけど、見たことない景色を見るのが私にとっての力の源泉なんですよね。それを多くのひとと共有できるとなおさら。いろんな方と出会って、吸収して、自分らしく成長していきたいです。

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