ー改めて、〈NEAT PARIS〉が実現することになったきっかけを教えてください。
西野:〈カルーゾ(CARUSO)〉と一緒に〈NEAT ITALY〉をやったのはもう3年くらい前ですかね。その時から次はパリだなって話していた記憶があります。USA、ITALYの流れだと〈NEAT FRANCE〉ですよね、みたいな話もしました。でも、やっぱりPARISがいいねって。
金子:具体的に動き出すきっかけは〈ベルナール ザンス(ZINS)〉(*以降〈ザンス〉)の日本の展示会で、ツープリーツのパンツが出ているのを見たこと。それを超えるようなツープリーツのパンツをニートと共に作りたいと思ったんです。それが〈NEAT PARIS〉に繋がっていきました。
ー金子さんは、日常的に様々なブランドを見ていると思うのですが、自分の中の点と点を結びつけることを、常に意識しているのですか?
金子:いえ、自動的に繋がる感覚です。ツープリーツのパンツを見て、これを超えるパンツをつくろうという発想にはなかなかならないじゃないですか。自分はいろんなところで点となる会話をしていて、それが後々回収されて、線になって実現していくということが多いんです。喋ったり書いたり、発信やコミュニケーションの中で生まれた点が繋がって形になっていくんですよ。
