はじめましてからリピーターまで。キーンのブースは朝から大賑わい。
会場内の着用率も高く、フジロックといえば〈キーン〉という人もいるほど広く浸透している両者の蜜月関係ですが、そもそもは2015年に「KIDS LAND」で子供向けのレンタルシューズをはじめたのがきっかけでした。
〈キーン〉のシューズを履いた子供たちから「この靴脱ぎたくない!」という声が続出、そしてそんな子供の声を聞いた親たちから「大人用もあったら履きたい」というリクエストが多数届き、翌2016年からいまの場所にブース出展をはじめたのです。
足場の悪い山道、そのうえ天候が崩れることもままある野外フェスにあって、シューズ選びが重要であることは言うまでもありません。
そこで〈キーン〉はこの場所に移った当初も、メンズ・ウィメンズ・キッズ向けのレンタルシューズサービスを行うことにしました。一日中気兼ねなく履いてもらって、〈キーン〉のシューズが自分の足に、さらにフジロックに合うかを実際に体感してもうことで、フジロッカーズたちからの信頼を地道に、着実に獲得していったのです。
そんな草の根活動もあり、いまではフジロックの足元は〈キーン〉と言わしめるほどに定着。多くのフジロッカーズに愛されるに至りました。
オープン早々から人が絶えない〈キーン〉ブース。その中にはリピーターのお客さんも多く、去年のノベルティを付けた方や、「今年もきたよ!」なんて声も聞こえてきます。
一方で、はじめてフジロックに参戦する方も多くいらっしゃいました。話を聞いてみると、「いろいろ調べてみたら、〈キーン〉に行き着いて」「フジロックに来たら〈キーン〉を履いている人がたくさんいて、気になって来ました」と様々です。
そうそう、〈キーン〉とフジロックで忘れちゃならないのがコラボレーションシューズの存在。2023年モデルは、水陸両用サンダルの「ニューポート」をベースに、〈TOKYOHEMPCONNECTION*THC〉の関村求道さんがデザインを施しました。苗場の空や自然の色、来場者のカラフルな衣装からインスパイアされた美しいカラーは、会場の中でもひときわ目立ちます。
今年で第4弾を数える人気コラボ。フジロックの記念にお土産として購入する人や、毎回ゲットしているツワモノもいるとか。
「ニューポート」といえば、ブースの脇に鎮座する巨大なモニュメントも〈キーン〉ブースの名物です。これは彫刻家であり、日本大学藝術学部の教授もつとめる鞍掛純一氏がデザインしたもの。「ニューポート」誕生20周年の今年、〈キーン〉の”Togetherness”、 “Originality”、“Doing Good”をモットーにした「LIFE IS KEEN」をコンセプトに制作。
「LIFE IS KEEN」には「もう一歩、外に」「今日よりも明日、よりベターな日を」といったポジティブなメッセージが込められており、よく見るとモニュメント自体も「ニューポート」を履いて歩いています。
KEEN SNAP 01
ジャネット・ジャクソンとマイケル・ジャクソンのTシャツをそれぞれ着用し、リュックもシューズも同じブランドで揃えたリンクコーデは、モデルの安井さん&高山さんカップル。着用した〈キーン〉の感想を伺うと、「防水だからフェスに最適だし、何より履きやすい。自分の土踏まずともピッタリです」(安井さん)、「茶×黒のクラシックな配色が合わせやすくて良いですね」(高山さん)。お二人ともThe Strokesが目当てだそうです。
KEEN SNAP 02
DEAD DYEとコラボした「ヨギ アーツ」を「アンダーソン監督の『マグノリア』みたいなデザイン」と、独特の言いまわしで評したのは、サブカル系YouTuber『おませちゃんブラザーズ』の池田ビッグベイビーさん。今年も自身のチャンネルの企画も兼ねてフジロックに遊びに来たそう。注目アーティストは坂本慎太郎で「内向きの音楽を奏でる彼が、この開放的な空間でどんなライブをするのか楽しみ」とのこと。YouTubeチャンネルではこの日の動画も上がっているのでチェック!