CLOSE
FEATURE
Shopping Addict 2023 Sep. 〜編集部員のお気に入り〜 前編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2023 Sep. 〜編集部員のお気に入り〜 前編

朝晩は涼しくなってきたので、もう気分は完全に秋冬モノ。今回、編集部員がグッときたアイテムの中には、ジャケットやニットもあるよ!

石井陽介
山本博史
村松諒
鈴木悠介
脇山修平
LINE UP
  • 石井陽介
  • 山本博史
  • 村松諒
  • 鈴木悠介
  • 脇山修平
01 20
石井陽介

現在進行形のフィッシュマンズ。

WIND PARADEのライブ最高でした。風を呼んで、風を呼んで、グルーヴがどんどん加速して。多幸感に支配された空間にただただ身を委ねていたら、気づけば半分夢の中に浸かってた。さて、来月はお待ちかねのワンマン。ツアータイトルは『LONG SEASON』ってもう期待しちゃうってば!

UNLIKELY

アンライクリーのツイードジャケット

男もアニー・ホール・ルックで。

今年の秋冬はひさびさにツイードジャケットが着たい。それもカジュアルなものではなく、仕立ての良いちゃんとしたツイードジャケットを。とはいえアイビーに代表される“ねばならない”な正当な着こなしは、なんだか堅苦しくて気が引ける。いつもの格好の延長線上にある、ラフなジャケットスタイルいい。その点、この〈アンライクリー〉のツイードジャケットは具合がいい。というのもこのジャケットは、映画『アニー・ホール』のダイアン・キートンが着ていたあのツイードジャケットをモチーフにしているから。ご存じの通り作中では、小物を駆使した過剰なレイヤードや、アンバランスなサイズ感、ジャケットでもシャツインしないルーズなスタイリングなど、トラッドを洒脱に着崩したスタイリングが“アニー・ホール・ルック”と呼ばれて話題になった。つまりは、このジャケットならダイアンのようにルールにとらわれない自由な着こなしができるのでは? と期待しちゃったわけです。マフラーを適当に首からぶら下げて、襟を立てて。そんなラフな着こなしも、この1着なら受け入れてくれるんじゃないかな、と。
¥121,000

アンライクリー
Instagram:@unlikely_drygoods

SSSF

エスエスエスエフのシャツ。

心地の良い違和感。

以前、この欄でも紹介した〈エスエスエスエフ〉。展示会などは特にやっておらず、その時々で欲しいものをつくるというマイペースな活動を行なっているわけですが、ようやくといいますか、待望の新作がリリースされました。ブランドとしては初となるシャツです。ひとつはザ・アメリカンなオックスフォード生地のシャツ。ですが襟型はお馴染みのボタンダウンではなく、ドレスタイプのワイドスプレッドを採用。前立てや剣ボロ、胸ポケットの付け位置などはクラシカルなアメリカンスタイルを踏襲していますが、妙な違和感があるのは間違いなく襟のせいです。そしてもう一方は、しなやかできめ細かやかな高級ブロード生地を使用したストライプシャツ。いかにもフレンチシックな見た目ですが、こちらはあえてレギュラーカラーを採用しています。どちらも襟型ひとつで雰囲気をガラリと変える、普通のようでいて普通じゃないシャツなんです。ステッチのピッチが細いメゾンレベルの丁寧な仕立てもうれしいですね。
左¥39,600、右¥41,800

エスエスエスエフ
Instagram:@sssf_official
3s1f.com

DAIWA PIER39

ダイワピアサーティナインのキルティングジャケット&キャップ

初秋から真冬まで。

先に挙げたツイードジャケットもそうですが、ここ最近はトラッドなアイテムが断然気分。それもほんのり英国の香りが感じられるものに食指が動きます。この秋冬シーズンまず手に入れたのが〈ダイワ ピア39〉のキルティングジャケット。アウターを買うには少し早いのでは? と思うかもしれませんが、このジャケットは袖がデタッチャブル仕様になっているので、初秋はベストとしても着用可能。襟は立てても折り返してもOKなので、さまざまな着こなしが楽しめるんです。キルティングのリップストップ生地や、ハンティングジャケットのスタイルに落とし込んだ野趣溢れるデザインも個人的に惹かれたポイント。デニムやダックといったヘビーデューティなパンツにワークブーツなんかと合わせると良い気がします。同素材の耳当て付きハンターキャップもゲットしたので、セットで身に付けるのもかわいいかなあと。中綿はダウンだし、合わせ技なら真冬でもラクショーでしょ。
ジャケット¥64,900、キャップ¥7,700

グローブライド
0120-506-204
daiwapier39.jp

NEAT

ニートのキャップ

淡路島ブルー。

この夏もフェス、キャンプ、釣りと全国津々浦々本当にいろんなところへ遊びに行きました。なかでも印象的だったのが、〈ニート〉の西野さんに誘われて行った、はじめましての淡路島。“兵庫のハワイ”なんて呼ばれているらしいですが、噂に違わず自然豊かな美しい島で、ゆったりとした時間の流れと淡路島バイブスに癒されまくり。みんなと過ごした夜の宴も最高で、腹抱えて笑いまくった一泊二日のショートトリップでした。次はもっと時間をつくって再訪したいな。バス釣りポイントも充実しているみたいだしね。写真のキャップは、西野さんが地元・淡路島にオープンした「エヌ&エヌ ストア(N&N STORE)」のオープン記念で手に入れたもの。淡路島の海の色を想起させる鮮やかなティファニーブルー…ってのはちょっと言い過ぎでしょうか。フロントに配したワッペンもカラフルでとにかくかわいい。マジメな格好のハズしに被るのが吉でしょうか。ちなみにキャップのボディは安心の〈’47〉謹製です。
¥6,600

エヌ&エヌ ストア
090-3357-2408
Instagram:@nandn_store_

山本博史

信越五岳

またまた情けない結果になってしまった…。弱い自分と向き合い、次に繋げよう。かっこ悪いのはわかっているけど、性懲りもなく挑むっきゃないな。あっ、フイナム ランニング クラブ♡によるランステ「ととけん」、9月末にオープンです。よろしくネ!

NIKE

ナイキのトレイルランニングシューズ

ナイキ渾身のレーシングシューズ、遂に登場。

2017年の発売以来、ランニングシューズの常識を覆し、現場の景色までも一変させてしまったのがいわゆる「ナイキの厚底」です。その後、各メーカーが追随するものの、今なお圧倒的な存在感を放っています。そんな〈ナイキ〉が満を持してリリースするトレイルランニングシューズ、それが「ナイキ ウルトラフライ」です。ミッドソールにはトレイルランニングカテゴリーでは初となるZoomXフォームを採用し、内部にはカーボンFlyplateを搭載。厚底さながらの圧倒的な推進力で弾むような履き心地を実現。また、アウトソールにはヴィブラム社のメガグリップを合わせ、V字型のラグパターンにより、あらゆるサーフェスで確かなグリップ力を発揮してくれます。まさに〈ナイキ〉渾身のトレイルにおけるレーシングシューズ。その履き具合はもちろんのこと、シーンに与えるインパクトも含め、気になるプロダクトです。
¥35,750

ナイキ カスタマーサービス
0120-6453-77

TANNNUKI × Mikkeller

タヌキ × ミッケラーのTシャツ

ランとビールはセットです。

走ったあとはビールです。火照ったカラダをクールダウンしながら、喉を潤し、軽食をつまみながら、日頃のジョギングのコースや距離、ペース、はたまたたわいのない与太話まで、ランニングトークに花を咲かす。学歴や職業、性別、国籍をも超えて、ランニングという共通言語だけで会話が成立してしまう。ファッションという限られた世界で生きてきたぼくにとって、それはいい意味でとてもショッキングが出来事だったわけです。そんな経験を彷彿とさせるのが、国産ランニングアパレルメーカー〈タヌキ〉とデンマークのクラフトビールブランド〈ミッケラー〉のコラボレーションTシャツです。両者のネームを〈タヌキ〉のオリジナルフォントであしらい、左裾のポケット部分には双方の特徴をミックスさせたグラフィックをプラス。吸水速乾性、UVカットを備えたワッフル生地は、日常的にも心地よく、ランニング時でも機能する優れもの。普段はビールの銘柄にこだわりのないぼくですが、たまには〈ミッケラー〉に足を運ぶきっかけになりそうです。
¥8,800

タヌキ
tannuki.jp

New Balance

ニューバランスのランニングシューズ

美しいグレーのグラデーション。

多くスポーツメーカーにはライフスタイルカテゴリーが存在します。トレンドを意識した日常的に使えるアパレルやかつての名作を現代的にアップデートしたスニーカーなど、裾野を広くすることでより多くのユーザーの獲得する役割を担います。そこにはブランドが培ってきた歴史や魅力が凝縮されています。そんなエッセンスを踏襲したパフォーマンスギアを見つけると、ぼくはついつい食指が動いてしまうんです。〈ニューバランス〉の「FuelCell Propel v4 CG4」は、まさにそう。ミッドソールにはソフトなFuelCellを合わせ、しなやかなTPUプレートをプラスし、プレートシューズ入門モデルという位置付けの本作。そのニューカラーとして、街でも馴染む2つのカラーがラインアップ。しかも、1つはブランドの象徴とも言えるグレーのグラデーションを採用してるじゃないですか! 名品「レラート」を彷彿とさせる、街でも馴染む美しいパフォーマンスシューズ。ギアホリックなランナーに人気が出る予感がします。
¥12,100

ニューバランスジャパンお客様相談室
0120-85-7120
shop.newbalance.jp/shop/e/eEfuelcell

CITY COUNTRY CITY × HOBO

シティー カントリー シティー × ホーボーのカプセルコレクション

サコッシュの次はコレ。

サコッシュを日常的に使うようになってから、どれくらいの月日が経ったのだろう。財布や名刺入れ、ワイヤレスイヤホンや鍵など、最低限のお出かけセットを持ち運ぶにはとにかく便利。ポケットが1つ増えたように、収納力をグッと拡張してくれます。とはいえ、あまりにも長いこと使ってきたので、スタイルとして若干の飽きを感じてるわけです。そんなときにひょっこりリリースされたのが〈シティーカントリーシティー〉と〈ホーボー〉のコラボレーションによるカプセルコレクション。ウエストポーチにマルチケース、カラビナ付きのキーチェーンがラインナップされ、サイズ感は日常的な小物類を持ち運ぶにはもってこい。しかも、随所にあしらわれたレザーパーツが、プロダクトとしての味わい深さを加えてくれています。あると便利なスタイルのある小物類。これは重宝しそうです。
ウェストポーチ ¥13,750、マルチケース ¥7,700、キーチェーン ¥8,250

シティーカントリーシティー
citycountrycity-ccc.com
カバーコード 中目黒
coverchord.com

村松諒

大人たちの修学旅行。

今年4度目となる海外は韓国・ソウル。弊社メンバーだった二人の結婚式に仕事仲間8名で参加してきました。滞在4日間は、好きな場所に行って、好きなもの食べて、みんなでエアビーに泊まって、あっという間でした。中田さん&キム、おめでとう!

CFCL

シーエフシーエルの帽子

計算されたフォルム。

日々の生活に欠かせないモノといえば帽子です。照りつける日差しから頭を守るべく、今年6月に「Shopping Addict」で取り上げた〈マスター&コー〉のバケットハットを購入し、ほぼ毎日被っています。生活を共にし過ぎて帽子なしの生活が考えられなくなったいま、そろそろ新しい仲間を迎えたいと思っています。目をつけているのは〈シーエフシーエル〉のクラウンとつばが一体になったシームレスハット。この傾いたようなフォルムに特徴があり、差しの強さやコーデに合わせて、つばの短い方と長い方、どちらを前にしても被れるようになっています。裏地のない、ポリエステルのニット地で成形されているので、シワになりにくく、持ち運びにも便利。このミニマルなデザイン、結構好きです。
¥16,500

シーエフシーエル
cfcl.jp

T.T

ティー・ティーのカバーオール

衣服というよりも道具に近い。

〈ティー・ティー〉の定番のひとつといえば、こちらのカバーオールです。実は毎年、素材を変えながらリリースされていて、昨年はこちらこちらを紹介しました。で、今年もついつい手に取ってしまい、この欄で取り上げるのは3度目(苦笑)。改めて考えると、1910年頃のアメリカのカバーオールを参考にしたという、この簡素なつくりがとても好きなんです。新作に用いられたのは、起毛仕上げで膨らみのある風合いに仕上げたというウール地。アメリカ・ミネソタで見つけたヴィンテージのブランケットの生地を再現したオリジナルが選ばれました。こちらもオリジナルの鉄製のドーナツボタンは、時間が経つと錆びていき、変化が楽しめるように考えられているところもポイント。まさにこれは〈ティー・ティー〉のデザイン哲学でもある「未来は過去にある」という言葉を体現する見事な一着だと思います。
¥79,200

ティー・ティー
taigatakahashi.com

Nikki ESSENTIAL PIECES

ニッキエッセンシャルピーシーズのニット

はじめまして。

長すぎた夏が終わり、気づくと今年も9月後半。外はやっと涼しくなりはじめ、秋めいてきました。ファッションも本格的にシフトチェンジです。このタイミングに合わせて店頭に並びはじめるのが〈ニッキエッセンシャルピーシーズ〉のニットたち。この名前、耳馴染みがないと思うのですが、それもそのはず。実は今年の秋冬シーズンに立ち上がったばかりのブランドで、初回は12型のニットを揃えます。そのうちのひとつであるクルーネックニットはオーストラリア産のエクストラファインラムズウールを使ったリブ編みの一枚。普遍的なデザインでありながら、よく見ると袖口と裾を断ち切り風にして変化をつけています。通常この手のものはバルキーなものが多いですが、こちらは厚すぎず薄すぎない、ちょうどいい感じ。まさに “エッセンシャルピース” といって差し支えないニットです。このブランドに関する詳しい情報はインスタグラムをご覧ください。
¥37,400

ニッキエッセンシャルピーシーズ
Instagram:@nikki.essential.pieces

KUMI SAITO PHOTOGRAPHY #3 ELEY KISHIMOTO

イーリー キシモトの写真集

ページに表れるものづくりへの熱量。

いまから6年前、フイナムの仕事と並行して一冊の本を編集しました。タイトルは『ロンドン・コレクション 1984 – 2017 才気を放つ83人の出発点』。ロンドン在住のファッションジャーナリスト、若月美奈さんが数々の媒体で取材してきたデザイナーたちのインタビューをまとめた内容です。前職時代から知る若月さんとつくったこの本は製作に1年半以上費やしたのですが、英国ファッションに携わるひとたちのリアルな声がよりよい形でまとめられたと思っています。そして先日、若月さんから届いたのは、彼女が新たに手掛けた〈イーリー キシモト〉の写真集。20年に逝去したフォトグラファー斎藤久美さんの写真を使ったビジュアルブックシリーズの第三弾です。中でも閉鎖直前に撮影されたアトリエの写真は貴重で、デザイナー自ら柄を手描きする様子や棚からあふれるシルクスクリーンの数々、パターンやロール状の生地が所狭しと並ぶ空間などなど、アナログなものづくりを貫くブランドの熱量がページから滲み出ています。これはファッションを志すひとたちにぜひ手に取ってほしい一冊。セレクトショップ「ヴァルカナイズ・ロンドン」の店頭の他、「THE SHE」「マッハ55リミテッド」のオンラインストアで展開されています。
¥2,680

パースニップス・アーカイブ
parsnips-uk.com/books-01.html

鈴木悠介

黙食。

最近とても気になっている、YouTubeチャンネルの『黙食』。全国津々浦々、さまざまな個人経営のお店の方々とお客さんの様子が、淡々と映し出されています。自分が飲食店で働いたことがなく、未知の世界すぎるのもありますが、華やかさとは無縁なお店の中で完結するある意味“地産地消”感含めて、すごくかっこよくて憧れます。

EXODUS

エクソダスのスラックス

北野映画的な。

街にいらっしゃるおじさんの穿き方に憧れてからは、1年を通して300日以上は穿くスラックス。こだわりは特になく、ベーシックで合わせやすい色と、冬は寒いからウール素材だったらいいなくらい。裾を短くしたものと長めなものを、その日の気分で適当に穿いています。洋服は欲しいアイテムがあったら、まずは知り合いの方が手がけるブランドにいいのがないかなとチェックするなか、気になるスラックスが〈エクソダス〉にありました。〈エクソダス〉と聞くと個人的にはスラッシュメタルバンドを思い出しますが、こちらは某ブランドでデザインをしていたSHIMOくんとSHOさんが2022年の秋冬からスタートさせたブランド。“道楽者のデイリーウェア”をテーマに掲げているように、全体を通してどこかリラックスしたムードがあるような気がします。上品な印象のストライプ柄に、温かそうなウールで大人な雰囲気を醸し出しながら、ウエストのゴムで見た目以上に穿きやすそう。あとは勝手ながら、北野映画に出てくる俳優とかが似合いそうな1本な気がします。
¥60,500

エクソダス
Instagram:@exodus_worldwide
exodus-worldwide.com/

PAYBACK BOYS

ペイバックボーイズのキャップ

正真正銘の。

Tシャツとキャップなどのヘッドウェアは、ファッションというよりコミュニケーションツール。ハードコアバンドやHIP HOPに関わるものとなれば、それはより意味を持つことになると考えているタイプです。こちらのPAYBACK BOYSのキャップはまさにそれで、バンド名の意味は読んでそのまま。グリーンカラーにホワイトステッチ、それにバンド名の下に落とし込まれた“Invisible Moments”のメッセージも最高です。PAYBACK BOYSをいつどこで知ったかは憶えていませんが…、音源やライブはもちろん、インタビューやサンクスリストからたくさんのことを学びました。特にボーカルのMERCYさん(WDsounds)の重箱の隅をつつくような、すきが故のマニアックすぎる視点やディグり方には影響を受けまくり、まだまだ知らないことだらけだなといつも痛感。最近だと英雄さん(仙人掌)が、“正真正銘のPAYBACK BOYS“でバースを締め、ハードコアバンドの名前をスピットしまくっている、MITSU THE BEATSさんの『MAGNETAR』でぶち上がった人も多いはず。
¥4,200

WDサウンズ
Instagram:@wdsounds
wdsounds.jp/

sahoterao

寺尾紗穂の本『わたしの反抗期』

年末の楽しみに。

寺尾紗穂さんを知ったのは、たしか数年前に浜さんに教えてもらって『楕円の夢』を購入したとき。この作品から花田清輝や尾崎翠も知りました。楕円形について考えることはそれまで1度もなかったから、白と黒の間のグレー的なことかなと個人的に思ったり。それからも寺尾紗穂さんが出版された『彗星の孤独』や、ボーカルを務める冬にわかれての『タンデム』のLPなど、すべて「トラスムンド」で手に入れました。そんな寺尾紗穂さんが、今年の7月に出版された『わたしの反抗期』。反抗期がなかったという寺尾紗穂さんを含む、世代も職業もバラバラな9名の知人たちとのエッセイ集です。こちらは「トラスムンド」ではなくネットで購入させてもらったのですが、年末あたりにゆっくり読もうかなととりあえず本棚へ。その前に11月に立川や千駄木でのライブがあるようなので、どこかでお邪魔したいところ。先日森達也監督による、映画の『福田村事件』を観に行った帰り道に聴いた『楕円の夢』はとても最高で、久しぶりに浜さんに会いに行こうと思いました。
¥1,600

サホテラオ
Instagram:@sahoterao
sahoterao.thebase.in/

ISSUGI & DJ SHOE

ISSUGI & DJ SHOEのCD『Both Banks – GQ REMIX EP』

アンダーレイテッド。

およそ2年前にリリースされた、29曲入りのミックスアルバム『Both Banks』。ISSUGIさんとDJ SHOEさんにより、東京と福岡のHIP HOPが化学反応を起こした1枚は、YouTubeで観れる『BLACK FILE』のインタビューと合わせてチェックするのがおすすめです。そんななか、福岡を拠点に活動されているGQさんがリミックスした『Both Banks – GQ REMIX EP』が先月リリースされ、速攻で聴いてびっくりしました。自分が言うのはおこがましすぎますが、ちょっと次元が違うというか、ISSUGIさんのブログの言葉を借りれば、GQさんは“アンダーレイテッド”すぎるんじゃないかと思います。P-VINEさんによるイベント『THIS TOWN』のライブで初披露されたときも、かっこよすぎて終わったら物販でCDも購入させていただきました。収録されている『NL – GQ Remix』のCOVANさんのバースもヤバいし、『In The City – GQ Remix』もこうなるんだ…とただただ聴き込むばかり。できれば『Both Banks – GQ REMIX EP』もレコードでリリースしてくれないかな。
¥1,500

ピーヴァイン
Instagram:@p_vine_hiphop
p-vine.jp/

脇山修平

麦わら。

今年の夏は、積極的に麦わら帽子をかぶっていました。キャップ派だったんですが、あの気の抜けた雰囲気がいいですね。もう秋ですが、夏の終わりを残念に思いながらもう少しかぶろうと思います。ニットにとかも試してみるつもりです、多分。

Blundstone

ブランドストーンのシューズ

ローカットも!

もう3年ぐらい履いている〈ブランドストーン〉。雨や土でドロドロに汚れたり、自転車のペダルでアッパーが削れてたりしていますが、足に馴染んだいま、それはもう手放せない存在です。普段からよく履いているのですが、特に便利なのが出張や旅行、ロケでの撮影。そんな感じなので、とても味が出ています。そして最近、新たに手に入れたのが、出たばかりのこの新作ローカットです。「オールテレイン」という全地形対応を意味するこのシリーズ。撮影でも履いてみた結果、ビブラムと共同開発したソールが秀逸で、泥が詰まりにくく、たしかにすべりづらい! しかも、ローカットだから着脱もよりしやすく感じます。これなら、ブーツで車の運転をした時に感じた、甲が詰まる感じもなさそう。雨にも強くなっているので、これからバシバシ履いていきます。
¥33,000

ブランドストーン
blundstone.jp

LAVENHAM × YLÈVE

ラベンハム × イレーヴのキルティングウェア

暖冬なのか?

今年は異様に暑いですね。このままだと暖冬になるのでは?と、キルティングのアイテムが気になってきました。ほどよく暖かく、軽くてシワになりにくい素材感は、長いシーズン使えて使い勝手に優れていると思うのです。これは〈イレーヴ〉と〈ラベンハム〉がコラボしてつくったもの。〈ラベンハム〉が以前使用していたポリエステルタフタの生地を復活させ、多層構造の仕上げにすることで保温性をアップしています。キルティングも通常と変わっていて、なんだか新鮮な表情だなと。忘れてはいけないのが、コーデュロイの存在。〈ラベンハム〉らしさを感じるこのパイピング処理のおかげで、見た目のよさはもちろん、ふとしたときの肌当たりもよく感じられるのです。腕の前振りなど他にもポイントはあるので、続きはお店でどうぞ。
左:¥86,900、右:¥53,900

イレーヴ
www.yleve.jp

A LEATHER

エーレザーのショーツ

カーゴなら履きやすい。

つい最近まで、ほぼ毎日ショーツを穿いていました。そうすると飽きも来て、何か変化が欲しくなってしまうものです。たとえば、素材とか形とか。〈エーレザー〉のこれは、ブランド名の通りレザーを使用しています。国産の原皮を姫路のタンナーで鞣した牛革は柔らかく、吸汗速乾性のあるメッシュ裏地がついているので、履いてみるといい感じです。レザーパンツって膝が出て型崩れしそうっていつも思ってしまいますが、ショーツなので問題なし。BDUパンツをデザインソースにしているのも、カジュアル感がでますし、レザー特有の強い感じが出なくていいかなと。スムースレザーの服はあまり得意でないという人も、いい感じのミックス感で、これならいけるって人多いと思います。
¥121,000

エーレザー
a-boutique.co

BIRKENSTOCK

ビルケンシュトックのクロッグ

コーデュロイをレザーで。

コーデュロイが好きです。つい触りたくなる、あのボコボコとした感じ。履いてクタクタになった表情もいい。そんなあの素材感を、〈ビルケンシュトック〉はレザーで表現しました。スエードにエンボス加工をすることで表現したその表情は、まさしくコーデュロイのそれです。ポイントにコーデュロイを使用したスニーカーを履いたことはあって、あまりしっくりこなかった経験があるのですが、スエードだとやはり違いますね。しかも、クロッグの「ネープルス」というモデルなのでリラックス感があります。赤が枯れたような色味も相まり、どこかノスタルジックな気分。夏の終わりの素足でというのもいいですが、秋冬のソックスで履いた感じがより楽しみな1足です。
¥25,300

ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス
0476-50-2626
birkenstock.com/jp

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事#SHOPPING ADDICT

もっと見る