アメリカと日本を、絶妙なバランスでミックス。
ーそうだったんですね。
上杉:そういう地元ノリみたいな関係性は昔から変わっていなくて、武道館のLIVEが終わってからも、今まで通り友達として仲良くしています。意識しているわけじゃなくて、それが自然体なんですよ。
だから、例えば5年後に急にメンバー全員で集まってご飯を食べるみたいな状況になっても、今までと何も変わらず、普通に会って遊べると思うんですよね。
ー上杉さんとメンバーのみなさんが東京=地元だからこそ成立する素敵な関係性ですね。ちなみに上杉さんにとって、東京の魅力は何だと思いますか?
上杉:いろいろあるので難しいのですが、国内や世界各地からやってきたさまざまな人たちと出会えるのが(東京の)魅力ではないでしょうか? 建物や街の雰囲気も素敵だけど、東京はそこにいる人々がおもしろくて、皆がそれぞれの価値観を共有しながら生活していますよね。結果的にいろいろなカルチャーが混ざり合いながら、東京は独自の発展をしている気がします。
だからこそ、いい意味で凝り固まっていないよさがあるし、各地の影響を少しずつ受けながら、それらをミックスしている面白さがありますよね。
ーたしかに世界的に見ても珍しい発展の仕方をした街ですよね。
上杉:それこそ〈アップルバム〉さんがつい最近出していた有田焼のレッドカップ(※アメリカのパーティなどでお酒を飲む際に使う定番のコップ)も、アメリカと日本のカルチャーが絶妙なバランスでミックスされていて、ものすごく東京っぽいなって思っていました。今日このまま買えますか? マジで欲しいです(笑)。