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上杉柊平と描く、アップルバムの新たな景色。後編
Walk on the TOKYO & HIP HOP

上杉柊平と描く、アップルバムの新たな景色。後編

先週公開された前編では〈アップルバム(APPLEBUM)〉の2023AWの最新コレクションを、上杉柊平がまとったフォトシューティングをお届け。“HIP HOP”と“東京”という共通言語を軸に、ファッションのこと、仲間のこと、俳優としての現在の心境などについてのインタビューを後編では公開します。〈アップルバム〉をご存知の方もそうでない方も、上杉柊平の言葉を通して知る魅力から、ブランドの奥深さを感じてください。

  • Photo_Takaki Iwata
  • Hair_Takuya Baba(SEPT)
  • Model_Shuhei Uesugi
  • Writer_Atsutaro Ito
  • Edit_Yusuke Suzuki

青春時代とリンクする、HIP HOPの世界。

ーなるほど(笑)。そもそもの上杉さんと〈アップルバム〉の出会いについて教えてください。

上杉:いつだったかな…。出会いのきっかけはしっかりと記憶していないのですが、高校か大学くらいの時に地元の友達と集まるってなって、誰かが〈アップルバム〉のバスケットボールを持ってきたのはいまでも印象に残っていますね。

あとは10年近く前なんですけど、KANDYTOWN LIFEとしてはまだ駆け出しだったころに、〈アップルバム〉さん主催のイベントでライブをさせてもらって。その当時、IOくん(※KANDYTOWN LIFEのメンバーでありラッパー)が初めてファッションブランドのモデルをやったのも〈アップルバム〉さんだったんですよ。そういったこともあって、メンバー全員がずっとお世話になっているブランドで、今も感謝しています。

ーここにある〈アップルバム〉のアーカイブの中で、気になったアイテムはありましたか?

上杉:どれも最高でした。そのなかでもやっぱり、音楽コラボものはテンションが上がりましたね。ぼくが中学生とか高校生の時にリアルに聴いていたアーティストやそのアルバムジャケットが、すべて網羅されているんですよ。2PACやSnoop Doggのファーストのジャケデザイン、それからMary J. BligeにWu-Tang Clanとか、ぼくら世代のブラックミュージック好きにはたまらないラインナップです。

とくに、NASとコラボレーションしたM-65のリメイクには感心させられました。ものすごいこだわりようだし、先ほどの有田焼のレッドカップと同じで、岡山の職人さんとアメリカのHIP HOP界のレジェンドが、〈アップルバム〉さんの視点でミックスされているんですよね。形だけ真似るんじゃなくて、ちゃんと日本のカルチャーにも落とし込む。まさに東京発のブランドだなと思います。

ー〈アップルバム〉のような、音楽が背景にあるブランドやアイテムはずっと好きですか?

上杉:当然好きで、昔からよく着ていますね。そんななかで最近よく思うのが、こういったコラボレーションをオフィシャルでやることがいかに大変で、それをやっているブランドがいかにすごいかってこと。この年齢になって世の中の洋服を作っている事情も多少は耳に入ってくるので、ただ好きで着ていたころよりもありがたみが増していますね。

スケートカンパニー〈エヌティー・オリジナル(N.T orijginal)〉とのコラボデッキや、HIP HOP史上最も影響力のあるアルバムのひとつと言われる、Dr. Dreの『The Chronic』とのコラボキャップ。そして上杉柊平の印象にも残っている、〈アップルバム〉が定期的にリリースし続けるバスケットボールは、ブランドの顔とも呼べる存在のひとつです。

INFORMATION

アップルバム

Instagram:@applebum_tokyo
HP

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