No.4 角張渉

PROFILE
1978年生まれ、宮城県仙台市出身。YOUR SONG IS
GOODやSAKEROCK、cero、VIDEOTAPEMUSIC、スカート、思い出野郎Aチームなどが所属する音楽レーベル「カクバリズム」の代表を務める。昨年20周年を迎え、今年の2月に「Test&Tiny」という名のショップを上馬にオープンした。
Instagram:@kakubariwataru
わかりやすいデザインと、いまっぽいサイジングがいい!
ー昨年、レーベル発足からめでたく20周年を迎えられたそうですね。
角張:とにかく長かったですね。とはいえ好きでやっていることなので、うれしいことである反面、なぁなぁにならないように常に新しい視点でいろんなことにチャレンジをしたくて。そういう意味で、このお店をオープンしたのは大きいです。
ーもともとお店をつくりたいという気持ちはあったんですか?
角張: はい、むかしレコ屋ででバイトしている頃から考えてました。レーベルを20年やってきて、自分らのことや周りの友達の作品とかももっと身近に発信したいなと思っていたんですよね。自分たちの好きなものや、カクバリズムを構成するものをフィジカルに伝えていく場所が欲しかったんですよ。お店に来たひとたちが「こんな感じなんだ」っていうのを感覚的に分かってもらえるようにするというか。
ーこのお店がある松陰神社のエリアも、最近盛り上がってきているように感じます。
角張: そうなんですよ! むかしからお世話になっている「FILM」っていう古着屋の姉妹店が、この近くにできたりとか。上町や桜新町の方面にも大人っぽくていいお店があるし、飲食店も充実しているので、この辺りはネクストブレイクするんじゃないかと勝手に思ってます(笑)。

ユニオン・カタディン・ロングスリーブ・Tシャツ ¥7,590
ー古着はお好きなんですか?
角張: 好きですね。それこそアウトドアブランドの服も古着新品こだわらずよく着てるんです。若い頃、フィッシュマンズがアウトドアの服を着ていたのにめちゃ影響受けましたね(笑)。海外の好きなハードコアバンドとかインディーバンドの、飾らず自然に野暮ったい感じとかに憧れていたのもありますけど、むかしから古着は大好きです。
ー〈エル・エル・ビーン〉も着ていたんですか?
角張: 〈エル・エル・ビーン〉は本当に大好きで、いまでも季節ごとに通販カタログが届きますしね。メルマガも登録してるんです(笑)。もともと親父が好きで、その影響で自分も好きになったんですけど、10代の頃に上京して国分寺に住んでいたので、吉祥寺の直営店にもよく行ってましたね。

トップシャム・ボア・フリース・ジャケット ¥24,200
ー「L.L.Bean Japan Edition」はいかがですか?
角張: これ、もちろんチェックしてました(笑)。わかりやすいデザインになっているし、サイジングもいまのファッションシーンの流れを汲んで、ちゃんとアレンジされていますよね。このフリースもやっぱりいい。しかもこういうアイテム、実は持ってなかったんですよ。着たり脱いだりしやすくて、多少雑にも扱えるものがいまの季節は重宝しそうです。
ーライブの現場とか、そういったところでも活躍しそうですよね。
角張: 僕の仕事って移動が多くて機材を運んだりもするので、そういうさまざまなシーンでも着られるアイテムだなと。 家では子どもが2人いるので、正直生活を考えると機能的なもののほうがいい。だから今の自分のスタイルにすごくフィットしてますね。さすが〈エル・エル・ビーン〉です(笑)。
