アナーキーな山の人たちが集まるキャンプイベント。
「回数を重ねたからって大きくする気はないし、広げるつもりもないんだよね」
そう笑いながら語るのは〈マウンテンリサーチ〉の代表でありA.M.C.の発起人である小林節正さん。今年で3回目を迎える同イベントは、たしかに規模も、やっていることも、第一回目からほとんど変わりません。マーケットで出店している人の数は少しだけ増えているけれど、顔ぶれはいつものメンツで、参加している人数も同じくらい。ライブも毎回、ひと組だけ。
でも、いつも定員はいっぱいで、参加できない人が大勢いるほど。何がここまで人を惹きつけるのかというと、A.M.C.を包む空気にほかなりません。
イベント名にも使われている「ANARCHO MOUNTAINEERS」の通り、出店者も参加者も「アナーキーな山の人たち」。無政府状態、あるいは支配する者なき世界を標榜する場所と言ってしまえば大袈裟だけれど、あれやこれやと禁止にすることもなく、子供も大人も、本当の意味で羽を伸ばして遊ぶことができる。ほかのキャンプ場では考えられないほど自由。
それでは早速、イベントの模様を振り返っていきます。今年も本当に、最高でした。