honkan 1F shop MEN&WOMEN “好き”が溢れすぎて一度入ったら出られない!?


隣接している本館の一階、メンズとレディスが揃うエリアへ移動。「この入り口ワクワクするね」とシトウさん談。メンズは、〈セブン バイ セブン〉や〈ミドリカワ〉、〈ビズビム〉、〈キジマタカユキ〉、シューズブランドの〈オン〉などを展開。メンズウェアも大好きなシトウさんは、先日渋谷に路面店をオープンしたばかりの人気ブランド〈セブン バイ セブン〉を見つけ、ラックへ一直線。
シトウ:この間の24年SSのショーもかっこよかったし路面店もカッコいいし、アイテムどれも好き〜!そして、デザイナーの川上(淳也)さん自身も優しくて好きなの!
環:〈セブン バイ セブン〉は隣接する1階のギャラリースペースでPOP UPもやってくれて。自分でいろいろな什器を搬入して、こだわりが詰まった空間にしてくれましたね。
シトウ:私はこのパッチワークのメキシカンパーカ風のトップスがお気に入り。川上さんが生地の種類や並び方を計算して仕立てているのがわかる。服好きは惚れちゃうやつですね。


「シトウさんはどれでも似合うけど、それなら…」と環さんから、似合うアイテムをいろいろとリコメンド。かわいい服に溢れてシトウさんのテンションもアップ!
シトウ:〈ミドリカワ〉のシャツ、素敵ですよね。アイコニックなディテールとして、フリルがついていたり、前立てからシャーシャーって布が出ているんだけど、これがすごく色っぽいんですよね。私も着たいけど……男子にこそフリルやレースを着てほしい!(笑)
環:私も接客しますが、45年間ずっと持っているルールがあるんです。それは、その人に似合う服しかおすすめしない接客をすること。お店の子にもしっかり伝えていて、実践してくれています。よくブランドのデザイナーやファッション関係の方がうちに来てくれるのですが、それもあってスタッフへの信頼や支持が厚いんです。

ショップの販売員とともにプレスを務める阿部高典さん(左)。イベントの企画やブランドとの渉外も担当する。ブランドの説明に、急遽ショップクルーズに同行してくださいました。
シトウ:すごくアットホームな雰囲気を感じるし、環さんをはじめ、スタッフさんと話し込んじゃう気持ちがわかります(笑)。服への愛情も伝わってくるから、自分に合うアイテムを紹介してくれると信じられるんですよね。

さらに奥に進むと、ウッディなクローゼットが並ぶコンテンポラリーな空間が広がる。主にウィメンズを展示していて、〈ファセッタズム〉(ユニセックスで展開)、〈フィーニー〉、〈マーモット〉、〈チカキサダ〉などをラインナップ。環さんおすすめの〈フィーニー〉と〈ファセッタズム〉をチェックしていきます。
環:〈フィーニー〉はシンプルなデザインながら、ストリートやヴィンテージっぽさを感じるブランドです。デザイナーご本人も古着が好きで、デザインやディテールに生かされているんです。

「優しみ〜」のポーズをするシトウさん。
シトウ:わかります。このショート丈のスウェットも、古着にある定番のスウェットの要素を持ちつつ、色や形ですごくモダンに。このナイロンのキルティングコートも同じで、ポケットの仕様や位置、着た時の軽さなどこだわりを感じる。しかも、外側に干渉しない形で袖口の内側にゴムが入っていて、寒い外気が入らないように。優しみを感じる〜!

環:ブランド立ち上げからお付き合いのあるブランドの一つが〈ファセッタズム〉です。それこそデザイナーの落合(宏理)さんとは15年のお付き合いで、彼の感性やスタンスにいつも感銘を受けています。うちで人気なので、今季のアイテムが残り少なくてごめんなさい(笑)。
シトウ:人気ですよね。このハイネックニット、ネックにボリュームがあってかわいい!それに、ノルディック柄が真ん中で分かれていて、フェイクレイヤードになってる。ストラップの使い方で、シルエットをアレンジできて着こなしの幅も広がりそう!
個人的にも好きなブランドが多くて、見どころがたくさん。永遠に出れなくなりそうだから先に進むことにします(笑)。