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それぞれの湘南国際マラソン。VOL.2 ランナーたちが大会を通じて感じたこと。
Shonan International Marathon

それぞれの湘南国際マラソン。
VOL.2 ランナーたちが大会を通じて感じたこと。

国内屈指の人気を誇ってきた「湘南国際マラソン」。2022年にはランナー自らボトルを携帯して走るマイボトルマラソンとして口火を切り、タイムや完走だけが目的ではなく、環境への配慮を意識するきっかけとしての役割も担いました。そんな湘南国際マラソンに挑む人たちは、どんな想いでこの大会にエントリーし、どんなスタイルで挑んだのか。大会当日、出走したランナーたちの「それぞれの湘南国際マラソン」を探ってみました。

悲喜こもごも。湘南国際マラソンを振り返って。

最後に、残念ながら途中棄権してしまった畔柳さんと、見事完走を果たした山本さん、牧野さんに、今回の湘南国際マラソンを振り返ってもらいました。

アットホームな雰囲気に救われました。

「悔しい。そのひと言に尽きます。スタート前から体調が優れず、20キロを越えたあたりから手足がしびれてきて、『これはまずい』と思ってペースを落としたところ、一気に気持ちが緩んでしまって。歩いてでもゴールを目指そうとも考えましたが、大事を取って、32キロあたりで棄権する決断を下しました。

今日に向けて、それなりに走り込みを重ねてきたつもりです。かつて競技者として本気でランニングに取り組んできたプライドもあります。それが結果として『フルマラソンくらいは走り切れるだろう』という慢心につながってしまったのかもしれません。

結果は残念ですが、湘南国際マラソンはすごく素敵な大会で、ボランティアスタッフの方々の優しさやアットホームな雰囲気に気持ちが救われました。次こそは万全のコンディションで臨んで、雪辱を果たしたいです」(畔柳隼弥)

景色もコースも最高。マイボトルもいいことづくめ!

「初めての湘南国際マラソン、めちゃくちゃ楽しかった! 海沿いの道は絶景の連続で、潮風が心地よく、コースは全体的に平坦で走りやすい。そして、最初の折返し以降、目の前には富士山がどっかーん! 終始飽きずに走り続けることができて、最高のマラソン体験になりました。

マイボトルのシステムも素晴らしい! 私はザックを背負って走り、フロントポケットにマイボトルを入れて走りました。自分が飲みたいタイミングで飲めるし、路上に紙コップが散乱していないからクリーンだし、ほんといいことづくめ。給水で時間のロスを感じることもなかったです。この取り組みがほかのマラソン大会にも広がるといいですね!」(山本まさみ)

おもてなしの心にあふれた素敵な大会。

「今回の目標は、会社の先輩をサブ4に導くこと。自分の直属の上司ということで、個人的には超重要ミッションです。結果は、見事サブ4を達成! 先輩、素晴らしい走りでした。これで次の査定は期待大かな(笑)。ちなみに、自分の先輩だけでなく、『ぼくについていけばサブ4だよ〜』と周囲のランナーを鼓舞しながら走りました。ひとりでも多くのランナーの、お役に立てていたら幸いです。

たくさんのマラソンを経験してきたぼくが今回感じた湘南国際マラソンの魅力は、雰囲気の和やかさ。一般的なマラソン大会では、給水所で我先に給水しようとするランナーが少なからずいて、殺伐な雰囲気になりがち。でも、この大会の場合、給水ポイントはたくさんあるし、自分で汲みにいくから、みんなすごく謙虚。ボランティアの人たちの温かさも含め、おもてなしの心にあふれた素敵な大会だとあらためて思いました!」(牧野英明)

INFORMATION

第18回 湘南国際マラソン

公式サイト

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