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Shopping Addict 2024 Feb. 〜編集部員のお気に入り〜 後編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2024 Feb.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

まだまだ寒い日が続いていますが、そろそろ衣替えの季節が訪れます。今回は、そんな季節の変わり目にも着られる24点をご紹介。アウター要らずの小春日和を心待ちに、お買いものを楽しみましょう。

常重直也
加藤誓也
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
安田天音
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01 20
常重直也

大盛りスタミナキムチのせ。

先日、ネットフリックス限定の某忍者、いや“忍び”のドラマをイッキ観しました。ネタバレになってしまうので内容には触れませんが、観て以降、牛丼屋へ足を運ぶ回数が確実に増えている自分がいます。いろんな意味で背徳感がたまんないのよね。

NTN

エヌティーエヌのジャケット

春を言い訳に鮮やかな1着を。

もう春はすぐそこですから。明るいカラーのアイテムに袖を通して、気分を上げていきたいなと。まあ、年がら年中カラフルなアイテムばかり着ているわけですが、”特に”ってことにしておきます。選んだのは〈エヌティーエヌ〉のプルオーバー。いかがでしょう、この空気をはらむようなポテっとした短丈シルエットに優しげなニュアンスカラー。見た瞬間にグッとくるってこういうときに使う言葉なんだなとしみじみ。適度に張り感があり、マットな表情も垣間見える表地の素材は、各国のメゾンも採用するというOlmetex社の撥水ナイロン。そんな背景もあって、個人的にはカジュアルなパンツと合わすより、ドレッシーなスラックスやバギーパンツなんかと合わせて品よく着たいところ。フロントのジップが斜めになっているというのも、気の利いた遊び心ですよね。
¥74,800

エヌティーエヌ
Instagram:@ntn_official_

Fujimoto

フジモトのジャケット

型にハマらない、そんな方へ。

半纏? 作務衣? ライダース? はたまたボンテージジャケットのような雰囲気まで漂うこちらのアイテムは、2022AWよりスタートした気鋭ブランド〈フジモト〉の新作。デザイナーである藤本氏がこよなく愛する「小説」や「音楽」から着想を得たというアイテムの数々は、そのどれもが偏愛とメッセージ性に溢れた個性的で素敵なモノばかり。冒頭に書いたような、現存するナニカに形容してしまうのは野暮なのかもしれません。なかでもぼくが惹かれた、リネン混で優しい風合いのこのジャケットは、ウエストや裾についたドローコードでシルエットも自由自在。さっと羽織るのにもってこいの1着で、どんなパンツとも相性がよさそうです。もう少し暖かくなってきたら、ウォッシュのかかったダメージジーンズにビーサンで、グランジの香りを漂わせて着てみたいな。
¥86,900

フジモト
Instagram:@fujimoto_____

Product Twelve

プロダクトトゥエルブのジャケット

推しポイントは柄だけにあらず。

年甲斐もなくクローゼットは柄物の服だらけ。好きなものって意図せずともだんだんと増えていくもんだな…。そして例に漏れず気になったこちらの柄物アイテムは〈プロダクトトゥエルブ〉の1着。大ぶりな淡いブルーとホワイトのカモ柄に一目惚れ。ですが、よくよく見てみると注目すべきポイントはそのチャーミングな柄だけではありませんでした。フロントに配されたフラップ付きの大きなポケットや、独特な形をした高めのネック、そして変形ラグランスリーブの1.5枚袖パターンに、脇下のマチと通常より大きく取られた肘部分のカーブ。ブランドの持てる技術の粋が、なんとまあ惜しみなく詰め込まれているではありませんか。おまけに生地はダントツ撥水ナイロンタスランタフタを採用しているから、雨の日だってへっちゃらなんです。
¥69,300

プロダクトトゥエルブ
www.producttwelve.jp/

alexanderwang

アレキサンダーワンのパンツ

よーく見て。

タンスの肥やしになっているもの、みなさんもひとつやふたつはありますよね? ぼくにとってそれはブルーデニム。たまに無性に穿きたくなったりもするんですが、そんなのはごく稀で、基本的には引き出しの最深部で眠っています。じゃあなぜこの〈アレキサンダーワン〉のデニムを紹介するの? って話になると思うんですが、これ実はプリントなんです。文章の展開がベタベタですみません(笑)。プリントデニムの何がいいって、デニムでは表現できないシルエットや形の変化を楽しめることだと思うんです。穿いたときに裾に溜まる感じ、歩いたり座ったりする際のシワ具合、絶妙なニュアンスではありますが、ファッションってやっぱりそのちょっとした塩梅が大事だったりするじゃないですか。これならタンスで眠りっぱなしになることはなさそうです。
¥117,700

アレキサンダーワン
www.alexanderwang.com/jp-ja

加藤誓也

はじめまして。

フイナム読者の皆様、はじめまして。新しく編集部に入りました、加藤です。大学と専門学校のダブルスクールを経てこのファッション業界に飛び込み、インターンシップを含めるともうすぐ10年。忘れてしまうほど目まぐるしく日々が過ぎていきますが、たくさんの方に支えられて充実した毎日を送っています。 昔から好きなストリートカルチャーを軸に、自分なりの”ヒップ”な情報を発信していきますので、今後ともフイナムをよろしくお願いいたします!

Carhartt WIP

カーハートWIPのコート

”らしくない”のが良い。

好きな洋服に袖を通して働けるのはこの仕事の良いところだけど、この歳になると時間、場所、場面といったTPOをある程度は意識して行動するように。特に気をつけているのが打ち合わせです。そんな時にもってこいなのが、こちらの「NEWHAVEN COAT」。ブランドのルーツである”ワーク”に敬意を払いつつ、往年の〈カーハートWIP〉とは一味違う雰囲気に仕上がっているのが大きな特徴ですね。左右に配置されたポケットには奥行きがあって、休日なんかは手ぶらで出掛けられちゃうくらい。お尻が隠れるくらいの丈感もちょうど良く、いまの気分にぴったりな逸品です。
¥38,500

カーハート WIP ストア トーキョー
03-3402-9810
www.carhartt-wip.jp

Timberland

ティンバーランド「C.F.ステッド コレクション」のアノラック&ジャケット

ネイビー好きのための。

以前こちらのニュースでも紹介した、〈ティンバーランド〉とイギリスの老舗タンナー「チャールズ・F・ステッド(CHARLES・F・STEAD)社」によるカプセルコレクション。アイコンとして現代でも輝き続ける「6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ」や「スリーアイ クラシックラグ」、「ユーロハイカー」は間違いなく名品だけど、こちらのアノラックとジャケットも捨てがたいところ。現地の空気をほんのりと感じさせるスタイリッシュなネイビーのカラーリングは、インラインではなかなかお目にかかれないので要注目です。
アノラック ¥26,400、ジャケット ¥30,800

ティンバーランド/VF ジャパン
timberland.co.jp

BEAMS

ビームスのハーフジップパーカとパンツ

楽なのが一番。

20代には全然感じなかったのに、30代になった途端にとても感じる。そう、老いです。休日は街に出ていろんなヒトやモノと出会ったり、愛犬と散歩に行ったり、まだまだエネルギッシュに動き回っていたいのに。そんな悩みを「ビームス」のセットアップが解決してくれました。見るからに伝わる”楽ちんさ”が魅力で、セットアップとしてはもちろん、それぞれ単品で着用してもサマになるのもうれしいポイント。セレクトショップというと定期的にリリースされる別注アイテムに目がいく方も多いと思いますが、個人的にはインラインがとても気になる。自分が多大な影響を受けた大先輩は過去にこう言っていました。「ブランドのスピリットはインラインに宿る」と。まさにその通りだと個人的に思います。毎シーズンたくさんの洋服が店頭に並びますが、時間のある時はぜひともじっくりと見てみてください。「この値段でこんなに良いものが!? 」みたいな発見が多々あるはずなので。
各 ¥19,800

ビームス 原宿店
03-3470-3970
www.beams.co.jp

RECOGNIZE / CLARKS

レコグナイズ / クラークスのデザートトレック

着脱式のフリンジパーツがミソ。

MUROさんが手がける〈レコグナイズ〉がやってくれました! 発売から1ヶ月ちょっとが経ちますが、個人的にはまだまだ興奮が冷めやまず。大のMUROさんファンというのもありますが、それを抜きにしてもかなりの傑作なのです。こちらは1日に1人は必ず履いてる人を見かける〈クラークス〉とのコラボレーションによって誕生した1足で、ベースモデルにはとりわけ人気の高い「Desert Trek」を採用。”2000年代のヒップホップ”というフィルターを通して表現されたデザインが好印象で、なんといっても着脱式のフリンジパーツが最大の特徴かと。その日のコーディネートのテイストでON、OFFが楽しめるというのも遊び心が感じられて◎。これからもグッとくるアイテムを楽しみにしてます。そしていつの日か、またマイクを握ってください。
¥37,400

C30 – レコグナイズ フラッグシップ ストア
03-6384-5811
c30-bowwow.com

須藤結理

おともだち、いい曲です。

4回の先行発売も前日の追加発売も見事逃して、泣く泣く配信で見ました。もちろん「オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム」のことで。エモい瞬間とくだらん瞬間がサンドイッチになっているのがオードリーぽくて、最後漫才で締めるのもずるい。運の無さを恨んでましたが、そんなことを忘れるくらい感動しました。リトルトゥースでよかった!

BANANA REPUBLIC

バナナ・リパブリックのジャケット

ゆくゆくはヴィンテージ。

恥ずかしながら〈バナナ・リパブリック〉を知ったのは古着屋で。つくられてから何十年も経っているはずなのに色褪せた感じはなく、時代の空気感がしみ込んでいて服としての強度が高い印象を受けました。そんなこんなで古着を入り口にして現行アイテムもチェックするようになったのですが、今季特に気になったものがこちらのジャケット。50年代に登場したドリズラージャケットをモチーフにしていて、ジッパーポケットやバンドヘムなどの実用性はそのままに、カラーリングや素材を現代の文脈でアップデートしているそうで。襟を立てればコーデュロイの裏地が見えて、ちょっぴり紳士な様相。レザーのジッパープルも効いてます。春先や秋口には軽い羽織で、冬にはインナーとしても着れちゃいます。古着で探すのもいいですが、新品でこの雰囲気が手に入るなら万々歳じゃないですか?
写真左:サンドストーン ¥26,500 写真右:ネイビー ¥32,000

バナナ・リパブリック
br_info@bananarepublic.jp
bananarepublic.gap.co.jp

BuddyOptical

バディオプティカルのアイウェア

個性をひとさじ。

知り合いのスタイリストさんが掛けているのが素敵で、ブランドを聞いたら〈バディオプティカル〉と。アイテム名は「ギス(gis)」。聞けば、もともとブランドが展開していた「ゲー(g)」というスクエアシェイプのモデルを継承していて、そこに直線のバーブリッジを渡したとのこと。ダブルブリッジほどクセはないので、メガネ素人だけどほんのりアイウェアで個性を付けたいなんてひとにぴったりのモデルです。ノーズパットは、ヨーロッパの古い眼鏡に見られるアンダースローなメタルパットで、モダンの処理も鮮やか。置いているだけでも惚れ惚れする一本です。そして見た目から想像する以上に、軽い。とにかく軽い。付けていないみたい、と言っても全く大袈裟ではありません。ギスがあれば、日々の景色がすこしだけ変わりそう。そんなことすら思ってしまいます。
¥46,200

ハウス/バディオプティカル
contact@howsebuddyoptical.com

MY___

マイのブルゾン

大人の短丈シャカ。

シャカッとした短丈が大好物です。〈マイ〉はメンズ向けの服にも関心がある女性に刺さるブランドだと思っていて、かく云うわたしもそのカラーリングやこまかな仕上げに毎度キュンキュンしています。こちらはレザー調のナイロンサテン生地を使用していて、複雑な後加工のおかげで、一見ストイックな表情ですがソフトな風合い。比翼ジッパー仕様で、フラップポケットは上からも横からも収納可能と、ミニマムながらうれしい仕掛けも。そしてこのブラウンともカーキともつかない絶妙な色出しも〈マイ〉らしく、チノ、デニム、スラックス、スエット、いろいろ合わせたくなる包容力です。冒頭の話に戻り、短丈好きの始まりを辿ってみるとおそらく学生時代。ダムダムとボールをつく冬の体育館で着ていたのを思い出します。あのときはスポーツ文脈でしたが、ファッションだとこうも仕上がりが違う。いやはやわたしも大人になりました。
¥37,400

1LDK apartments.
1ldkshop.com

FUJI

フジのジャケット

朗らかな休日をFUJIと。

〈フジ〉のつくる服、ルック、そのすべての根底に流れる朗らかな空気が好きです。それでいて仕立てやディテールも行儀がよく、背筋がしゃんと伸びるところもいいんです。このテーラードジャケットはそんなブランドらしさを体現している気がしてならないのですが、まず注目したいのは心地いい風合い。麻とレーヨンにポリウレタンを加えていて、ストレッチ性もあります。あえて地の目を逆に使用することで、ボーダーをピンストライプとして表現しているそうで、思わず人に語りたくなります。方程式なら、これに軽やかなシャツなんかを合わせたくなるところですが、ここは古着のきれいめのTシャツとかにデニムはどうでしょう、あのダイアナ妃の休日みたいな。これぐらい気負わないジャケットが最近気分です。
¥93,500

PR01.TOKYO
thisisfuji.com
hello@thisisfuji.com

竹田崇真

お待ちしてます!

3月16日〜20日まで、ぼくたちがディレクションしたイベント「ファッション物産展 in MIYASHITA PARK」を開催します! 詳細はこちらをご確認いただくとして、きっと楽しんでもらえると思うので、ぜひ遊びにきてください。

KAPTAIN SUNSHINE

キャプテンサンシャインのパーカ

この春はオレンジ。

パキッとした色物が好きです。特にイエローやオレンジといった暖色のアイテムは、いくつか持っていても、ついつい買い足ししてしまう性のようです。そういう意味で、〈キャンプテンサンシャイン〉のパーカはストライクゾーンにどんぴしゃりでした。素材は、世界の名だたるメゾンから愛されるイタリアOlmetex社製のナイロンクロス。そして、この絶妙なオレンジカラーは、タテヨコに異なる太さのナイロン糸を使用して超高密度に織り上げた生地を製品染めすることで生まれています。一見派手に思えるかもしれませんが、実際に手に取ってみてください。ほどよく掠れた色味もそうですが、製品染によって生まれる生地の収縮差で手触りのある風合いに仕上がっていて、着たときの馴染み具合に驚くはず。最近は年齢とのバランスを考えて、そろそろシックな服装を揃えていこうかなとも思っていましたが、落ち着くのはもう少し先になりそうです。
¥63,800

キャプテンサンシャイン
kaptainsunshine.com

.OWT.

.OWT.のロンT

インディペンデントのすごさ。

フイナムでも度々お世話になっている写真家の呉屋慎吾さんが手がける、雑誌『.OWT.』。毎号2名のクリエイターを紹介するという内容なのですが、その写真からインタビュー、編集にデザイン、製本まで、一冊の雑誌ができるまでの工程をすべて呉屋さん1人で行っています。そういったインディペンデントなつくり方だからか個人的には、ZINEよりもつくりこまれていて、雑誌よりもつくり手の顔が見える、といった印象。とにもかくにも、編集業に携わる身としては、尊敬以外の言葉が出ません。そんな『.OWT.』から新作のロンTがローンチされました。胸に雑誌タイトルを刺繍したシンプルなデザインで、カラバリもいい色が揃ってます。でもこれは、見た目がどうこうよりも、(僭越ですが)呉屋さんへの応援の気持ちで袖を通したい1枚です。
¥6,600

.OWT.
owtpublishin.official.ec

STANLEY

スタンレーのボトル

お茶のお供

寒い季節は熱いお茶ばかり飲んでいます。特に茶葉にこだわりがあるとかそういうわけではなく、幼い頃からの習慣です。例に漏れず、今年も休日なら1日に5,6杯、これで暖を取っていました。そんなときに思ったのが、ケトルで沸かしたお湯がずっと冷めなかったらいいのになということ。寒いと毛布から出るのが億劫なので、できるだけケトルに向き合う回数を減らしたいわけです。ということで、怠惰な自分にぴったりだったのが、真空断熱構造によって抜群の保温・保冷機能を備える〈スタンレー〉のクラシック真空ボトル。昔からある名品なのでその存在は知っていましたが、新色のブリック(=茶色がかったレンガのような赤)の色味に惹かれました。しかも、ブランドを象徴するハンマートーン加工があしらわれていて、ただ新しいだけでなく、クラシックな雰囲気も同居しているのが◎。もちろん冬以外も使えるし、例えば夏ならフェスやキャンプにももってこい。映画『インターステラー』の中でクーパーが使っていた、砂埃と傷にまみれたこのボトルが妙にかっこよかったので、負けじとガシガシ使い倒したいです。
¥6,930

スタンレー
jp.stanley1913.com

Mizuno × Graphpaper

ミズノ × グラフペーパーのスニーカー

大好きな黒・白・赤。

ぼくの中で〈ミズノ〉といえばサッカースパイクの「モレリア」です。黒・白・赤のクラシックな色合いに、アイコニックな折り返しのシュータン。その完成されたデザインは、いつ見ても惚れ惚れします。なんでそんな話をしているかというと、〈グラフペーパー〉と〈ミズノ〉がつくった新作のスニーカーのカラーリングをみて、「モレリア」が頭によぎったから。もちろんデザインは全然違うし、この色味も今季の「グラフペーパー」のシーズナルカラーの墨から来ているものだけど、自分の思い出とリンクして勝手に嬉しくなっちゃったわけです。ちなみにこのシューズの黒は単なる黒ではなく、機屋や染工所を何度も訪れ、探究した先に見つけたもの。そうしたアナログ的なものが、最新の機能を搭載したシューズと組み合わされているってところも、ロマンがあって好きです。
¥38,500

グラフペーパー東京
graphpaper-tokyo.com

柴山英樹

それにしても胸板がスゴイ…。

ちょうど今日、〈マムート〉の記者会見に行ってきました。とあるキャンペーンのローンチに際して開催されたもので、ゲストはぼくが尊敬してやまない岡田准一さん。「どうして山に行くのか?」という質問に対し「山が呼んでいるから(笑)」と冗談を交えて話す場面もありましたが、言葉の節々から山への愛が伝わってきて、本当にアウトドアが好きなんだなと。そうした経験から滲み出る貫禄や渋さ。最高にカッコよかったです。

adidas Originals

アディダス オリジナルス × アトモスのスニーカー

2024年上半期の一大トピック。

去年からランシューベースのスニーカーばかり履いていたのですが、このモデルは一目見たときに食指が動きました。「アディマティック」「キャンパス シュプリーム ソール」に続き、今年1月に〈アディダス オリジナルス〉と「アトモス」のタッグが復刻させた「ロースーツ」。スケートボードシューズとして1990年代半ばにデビューした一足で、ポイントは何と言ってもアクションスポーツ由来のデザインでしょう。極太のスリーストライプとファットなシルエット、そして「アトモス」らしさを注入したブラウン × グリーンのストリートテイスト溢れるカラーリング。いなたさもあるけれど洗練されているこのバランス感、なかなかないと思います。
¥15,400

アトモス
www.atmos-tokyo.com/

asics

アシックス スポーツスタイルのスニーカー

ギア感のあるレトランシューズ。

もはや説明不要、昨今のスニーカーシーンのど真ん中をいく「GEL-KAYANO 14」。数ある〈アシックス スポーツスタイル〉のシューズのなかでもとりわけ人気が高く、レトロランニングシューズの代名詞になりつつあるモデルです。今回ピックアップしたこちらは、アッパーをメッシュからリップストップにアレンジすることで、いつもよりテッキーなルックスに。定番モデルはスポーティな印象ですが、こちらはギア感が増したというか。履き心地はそのままなので日常使いしやすく、よりアウトドアスタイルにハマりやすい一足になっています。本質のスポーツでも、ライフスタイル分野でもグングンと勢いを増す〈アシックス〉、今後も要チェックです。
¥22,000

アシックスカスタマーサービス
www.asics.com/jp/ja-jp/mk/support/contact

THE NORTH FACE

ザ・ノース・フェイスのバッグ

無駄を削ぎ落とした機能美。

遠征用に購入した〈ザ・ノース・フェイス〉のバックパック「テルス35」の調子が良かったので、続いてデイパックも購入。同じく〈ザ・ノース・フェイス〉で探していたところ、「ボストーク26」に出合いました。シュッとしたフォルムにボディと同色のロゴ。日々のスタイリングに合わせやすい無駄のないデザインに惹かれたのですが、機能も大充実。背負い心地は軽やかで、キークリップ付きのジッパーポケットやストレッチの効くサイドポケットもしっかりと完備。何より26Lという容量がミソで、出勤から1泊2日の出張、日帰りハイク、ジムの行き来まで、多彩なシーンで愛用できます。次はザックかな〜とひっそり狙っています。
¥20,900

ゴールドウインカスタマーサービスセンター
0120-307-560

ととけん

ととけんのスーベニアグッズ

ゆる〜いスーベニアグッズ。

「ととけん」がオープンして丸5ヶ月。リアルな読者もいれば、フイナムを全く知らないランナー、サウナーの方も多数ご来店いただいて、この場所を軸にコミュニティの輪を広げつつ、フイナムを知るタッチポイントになればいいなと思っています。そんな余談はさておき、ついに出ました、スーベニアグッズ。本当になんてことないアイテムなのですが、速乾Tは館内の装飾を手掛けていただいた加賀美健さんのグラフィックが入っていたり、フェイスタオルは毛羽落ちの少ないボディを使用していたり、総柄の手拭いは染め仕様だったりと、何かしらのこだわりを反映させています。買って損はないアイテムなので、「ととけん」にお越しの際はぜひ!
Tシャツ 各¥4,400,フェイスタオル ¥2,200,手拭い ¥2,000

ととけん
Instagram:@totoken_hamacho
totoken.jp/

安田天音

手食。

フイナムのコラム『Curry Flight』を連載してくださっているカレー細胞こと松宏彰さんと、 南インドカレーの名店「アーンドラ・ダイニング」にてランチをしたときのこと。人生初! 手食を教えていただきました。いざやってみると意外とおもしろくて、五感を使って食事をするってこれか、と腑に落ちましたね。

Name.

ネームのカメラマンジャケット

フォトグラファーのみなさまへ。

プライベートでお店に立ち寄っては、度々お世話になっている〈ネーム〉の2024春夏コレクションより。今季は、フォトグラファーのゴードンパークスの写真集から着想を得ているそうです。キーアイテムとなったこちらの“PHOTOGRAPHERS FLIGHT JACKET”は、カメラマンバッグのようなフラップポケットが随所に配された一着。身頃に施された一本のラインがアクセントとなっています。一見、オーセンティックな軍モノくらい無骨ですが、丸っこいフォルムなので羽織るとかわいらしく、比較的サイズ感も小さめ。女性も違和感なく着られます。そして、個人的にはこの土臭い土色がとても好き。〈ネーム〉のアイテムはデザインの効いたアイテムが多い印象ですが、ベーシックなもののよさを知り尽くしているからこそ為せるさじ加減に、ついついグッときてしまいます。
¥60,000

Name.
name-iam.com
Instagram:@name._store

Healthknit

ヘルスニットのスエットパンツ

もっとラフにいきましょう。

リラックスウェアのみならず、もはやファッションアイテムとしても地位を確立しているスエットパンツ。クラシックなジャケットと合わせても違和感のない洗練されたシルエットもいいけど、やっぱり部屋で着られるくらい気が置けない一着も手に入れたい。そこでハマり役だったのが、佇まいも価格もちょうどいい<ヘルスニット>のスエットパンツなんです。写真では見えづらいですが、ポケットの下に配された”H”のワンポイントもかわいらしくてお気に入り。裏起毛だから、肌触りも心地よくて暖かいのも最高です。これならデスクワークのときも、撮影のときも、お部屋でもマルチに活躍してくれそう。カラーバリエーションも6色と豊富なので、多色買いもありですね。今回選んだ赤なら、ネイビーのトップスやらに合わせて、くしゅっとルーズなソックスにインして履くとかわいいかも、なーんてね。
¥6,490

ヘルスニット・ブランズ
healthknit.shop-pro.jp

HOWLIN’

ハウリンのニット帽

脱帽。

祐天寺のセレクトショップ「feets」にて出会った〈ハウリン〉のニット帽は、浅すぎず深すぎずで、程よい彩度のラスタカラー。いろいろ好みな要素が重なって、手に取らずにはいられませんでした。ベルギーのニットウェアブランド〈ハウリン〉は、音楽にルーツをもっていて、音楽用語“ハウリング”に由来しているそう。展開するアイテムはすべて、初めのひと抜いからアイロンがけ、たたみに至るまで、職人の手によってていねいにつくられています。それはまるで、小さなレコード会社が解説文付きでお手製のスタンプが押された7インチレコードを売るように。軸となるカルチャーがあるからこそ、ブレない姿勢でものづくりができるってわけです。デザインや肌触りはもちろん、その媚びない感じにすっかり魅了されてしまいました。
¥16,500

feets
feets.store
Instagram:@feets_yutenji

CONVERSE

コンバースのスター& バーズ

祝50周年。

ローテクスニーカーを代表する〈コンバース〉の「ワンスター」ですが、今年で50周年を迎えたようです。まさに、長きにわたって愛され続けてきた名品ですね。今回ご紹介するのは「ワンスター」の前身となるモデル「スター&バーズ」ですが…展示会で出会ったこちらの1足に、得もいわれぬシンパシーを感じたのです。服装はベーシックなカラーで抑え、足元のみビビッドなローテクスニーカーでアクセントを添えるのが結構好きなのですが、これはまさにそんなスタイルにもってこい。それに、このヴィンテージのような黄ばんだアウトソールがたまんない。シューレースにも長時間保管していたようなムラ感をプリントするなど、経年劣化をハイクオリティに再現しているのがこのシューズの大きな特徴です。ポップだけど、ややいなたい。少しの抜け感がミソなんです。これはやっぱ、買うしかないかな。
¥16,500

PR01.TOKYO
Instagram:@converse_jp
converse.co.jp

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