メディアの視点とはちがう、10代の思う90年代。
―こちらが文四郎さんの部屋。フィギュアや漫画にフライヤーなどで埋め尽くされていますね。
文四郎: 収集癖があって、隙間なく好きなものを並べたいんですよ。好きなものに囲まれてたら最高じゃないですか。部屋に置きたくないから、中2で教科書を全部捨てちゃって(笑)
―(笑)。困らなかった?
文四郎: 授業は大変でしたよ(笑)。でも、それ以上にこの部屋に教科書があるのが嫌だったので(笑)
―昔のフィギュアとか漫画が多いけど、昭和カルチャーが好きなんですね。
文四郎: 例えば漫画なら、最初は『北斗の拳』とか『キン肉マン』から入って、『ビー・バップ・ハイスクール』や『魁!!男塾』も好きになって。最近の漫画も読むけど、昔の漫画のほうが好きですね。これもまた父親からの影響で。
―ファッションとか音楽もそうですけど、文四郎くんにとって80年代や90年代のカルチャーはどういう感覚なんですか?
文四郎: その時代のひとが新鮮に感じたのと同じで、自分も新鮮に感じていますよ。昔だからいいってわけじゃなくて、昔なのにヤバい、みたいな。もちろん現代のほうがかっこいいものもありますよ。時代に関係なく、自分が素直にいいと感じたものがいい。


1990年に登場し、『プロトタイプ』や『ベロシティー』と並ぶ、〈エアウォーク〉の代名詞とも呼べる『エニグマ』。抜群のホールド感と機能性、そして優れた耐久性が世界中のスケーターに支持されました。さらにその斬新で他とは一線を画すデザイン性の高さから、ファッションアイテムとしても大注目。1990年代前半には日本でも大ヒットし、入手困難なモデルとしても知られる名作が待望の復活です。




AIRWALK『Enigma』¥18,700
COLOR:BLUE
SIZE:25.5、26.5、27.5、28.5cm