気軽に行ける、東京のリゾート。

八丈島は、羽田空港から直行便で1時間弱。東京から約290kmも離れていますが、あっという間に到着しました。道路沿いにヤシの木が立ち並びハイビスカスが咲いている風景は、まさに南国の街並み。

島は2つの火山が接合したひょうたん型で、1時間半もあれば車で一周できちゃいます。暖かい黒潮が流れている影響で、年間を通じて温暖な気候。かつて“日本のハワイ”と呼ばれていたらしい。スキューバダイビングやホエールウォッチングなどのマリンアクティビティも人気です。

そして、その黒潮のおかげで、本土ではなかなかお目にかかれない魚がたくさん棲息しています。カンパチやヒラマサの大型青物は年間を通じて釣ることができ、堤防からでもマグロも釣れるって! ほかにもイカやらタイやらカツオやら、狙える魚種の豊かさに期待が膨らむばかり。メンバー全員が初めての八丈島。“たのしくたのしくチルアウト”をテーマに掲げるフイナム フィッシング クラブは、到着の勢いそのままに釣りを開始します。

石井陽介(左)
フイナム編集長
フイナム フィッシング
クラブの部長。「羽田空港から1時間くらいで南国の空気を味わえるなんて。近場にこんなにいい島があったんですね。住所は東京なのに東京とは別世界。島の車は、品川ナンバーで不思議な感覚です。肩を骨折しているから釣りは久しぶり。魚を持ち帰って、食べるのを楽しみにしています」
村田裕平(左中)
WACKO MARIA プレス
音楽を始め、アートや映画などのカルチャーをウエアに反映する〈ワコマリア〉でプレスを担当。普段の釣りは、海浜からヒラメやマゴチを狙っている。「こんなに景色がいい場所で釣りをするのは初めてで、釣れる気配しかない。釣り番組で見るような光景が現実にあって、言葉にできないほど感動しています」
村山靖行(右中)
F-LAGSTUF-F デザイナー
今年設立10周年を迎えた〈フラグスタフ〉でフィッシングメーカーとコラボするほどの釣り好き。この旅の数日前、プライベートでキハダマグロを釣り上げた。「初めての八丈島で、そもそも離島で釣りをするのが初めて。八丈島らしい釣りができるのを楽しみにしていました。青物とイカを釣るのが目標です」
小松翔伍(右)
ライター
雑誌やウェブマガジンを中心に執筆。「久しぶりの海釣り、しかも八丈島で!
八丈ブルーの海、火山島らしい岩壁、のどかな景観、もうすでにすべてが最高です。狙うのは釣ったことがない魚ばかりだし、あわよくば誰かがマグロを……。夢が詰まった八丈島を、たっぷりと漫喫したいと思います」
池本史彦
フォトグラファー
雑誌やウェブ、広告などで活躍し、アウトドアの撮影もこなす。「空港を出たら、屋久島や奄美大島と似た景色が広がっているのに、1時間未満で気軽に来れるとは。こんなにいい場所だと知りませんでした。釣具屋さんもたくさんあって、本当に“釣り人の聖地”ですね。いろんな魚が釣れたらうれしいです」