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東東京を気ままに自転車で。ととけんのサウナとビールがゴールです。
Pottering with Brompton.

東東京を気ままに自転車で。ととけんのサウナとビールがゴールです。

目的もなく、自転車でぷらぷらと散歩すること。これすなわちポタリングといいます。レースとちがい、寄り道して景色を眺めたり、いきなり店にとびこんだり、無駄に立ち漕ぎしたり。今回は、東東京をポタリングします。乗るのは、浜町「ととけん」でのポップアップでレンタルサービスをする〈ブロンプトン〉の「Classic Editon」。決めたのは、「ととけん」に戻ってサウナとビールで乾杯! ってことだけ。あてもない旅って最高の贅沢です。

  • Photo_Junpei Ishikawa
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Model_Maho Okada,Keisuke Tagawa,Izumi Hidaka
  • Edit_Amane Yasuda

Spot_03 おにぎりや宿六

気ままに東東京の景色を楽しみながら、ペダルをこいでいたら、気づけばお腹も空きました。というわけで、平日休日を問わず、観光客でにぎわう浅草に到着。

日本が世界に誇るファストフードにして、ソウルフードである、おにぎりを堪能することにします。

チャキチャキの江戸っ子が営む「おにぎりや宿六」の創業は1954年。おにぎりを握って15年という現店主の祖母がはじめたおにぎり屋で、東京で一番古いにぎりめしなんだとか。

寿司屋のようなカウンタースタイルのネタケースに並ぶのは、おにぎりの具。握って間髪おかずに出されるおにぎりは、新鮮そのもの。

「海苔の香りがよくて、口に入れたときのパリパリ感が最高でした」とは圭祐くん。

この一握りのなかには、こだわりがいっぱい。米は新潟コシヒカリ、海苔は江戸前の千葉県産。羽釜で炊いたつややかなご飯とパリッとした海苔のハーモニーが絶妙です。

ご飯がなくなったら店じまいという、気持ちのいい営業スタイルで、11時30分オープンなのに、正午には売り切れてしまうこともあるそう。

三者三様に、「素朴だけどおいしかった」と口を揃えるそのシンプルな感想が、どんなことばよりも饒舌に、このお店、そしておにぎりの真髄を物語っていました。

INFORMATION

おにぎりや宿六

東京都台東区浅草3-9-10 キャピタルプラザ浅草
営業:昼の部11:30~、夜の部17:00(ご飯がなくなり次第終了)
定休:日曜ほか、火水の夜の部

「おにぎりや宿六」のすぐそばに、大学芋の店「千葉屋」を見つけてテイクアウト。甘いものは別腹です。「わたしの大学芋史上、一番かもしれません」と真帆さんが感想を漏らすほど、ほんとうにうまい大学芋でした。

気になる店があれば、自転車を停めて、立ち寄ることができるのもポタリングの魅力です。

INFORMATION

千葉屋

東京都台東区浅草3-9-10
営業:10:00~18:00(土日は〜17:00)
定休:火

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