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イギリス生まれ、ロンドン育ちの自転車。ブロンプトンが街乗りに支持される理由。
Life with Brompton

イギリス生まれ、ロンドン育ちの自転車。ブロンプトンが街乗りに支持される理由。

コンパクトに折り畳めて持ち運びが便利。そしてペダルを漕いだらスイスイ進めて機動力も抜群。〈ブロンプトン(Brompton)〉の自転車って、かなり優秀なんです。それにイギリス生まれ、ロンドン育ちだから、フォルムがどこかクラシック。ゆえに「どんなファッションにもマッチするんですよ」と、フイナムでもおなじみの金子恵治さんが語ります。愛用してすでに3年が経過し、いまの生活に欠かせない道具になっているのだとか。その熱量は半端じゃなく、海を越えて工場視察まで行ってしまうほど。それならば、とことん愛情を語ってもらいましょう。金子さん、〈ブロンプトン〉の魅力を教えてください!

  • Photo_Masayuki Nakaya、Keiji Kaneko(London)
  • Text_Tsuji
  • Edit_Yosuke Ishii

PROFILE

1974年生まれ、東京都出身。「L’ECHOPPE」、「BOUTIQUE」、〈J.B. ATTIRE〉など、ブランドやショップのディレクションを行うクリエイティブディレクター。2025年2月には、自身初のファッションブランド〈ファウンダ(FOUNDOUR)〉がリリース予定。プライベートでは競技に参加するほど自転車好きでもある。

機能的かつ合理的。見た目もクラシカルで、好きな要素しかなかった。

ー金子さんは何台自転車を所有しているんですか?

金子: いまは3台ですね。アクティビティ用、トレーニング用、それに移動用で1台づつ持ってます。〈ブロンプトン〉は完全に移動用として乗っていますね。手に入れたのは3年ほど前で、コロナ禍でした。

ーちょうど自転車の需要が高まっていた時期でもありますね。

金子: いまは都内に住んでいるんですが、当時はまだ埼玉にいた頃なんです。「レショップ」のコンセプター以外に、副業もはじめた時期だったんですよ。本業とは別に時間外でいろんなプロジェクトに参加するようになって。電車通勤していたんですけど、会社以外にも顔を出すところが増えてきて、すると体力も削られるし、もっとスムーズにいろんな場所へ移動したいと思うようになったんです。

ーそれで小回りの効く自転車が必要になったと。

金子: そうですね。電車が疲れるからクルマ出勤をはじめたんですが、クルマで渋谷とか表参道、青山の辺りをこまめに移動するのってむしろ大変じゃないですか。その都度クルマを停めるのも面倒だし、駐車代もかかるし。だから折り畳みの〈ブロンプトン〉だと、クルマに載せられて、サッと降ろして移動できる。ぼくにとってはクルマと〈ブロンプトン〉の組み合わせが最強だなと思って。

ーすごく合理的な組み合わせですね。

金子: それに折り畳んで室内に置いておけば、盗難の心配もいらないじゃないですか。すごくコンパクトなサイズになるので、邪魔にならないですし。

そうした機能的かつ合理的な面に惹かれつつ、〈ブロンプトン〉ってしっかりと歴史もあって、見た目もクラシカルだし、ぼくの好きな要素しかなかったんです。折り畳めるコンパクトな自転車って他にもあると思うんですけど、ぼくの所有欲を満たしてくれるのはこれしかないと思って。

ー〈ブロンプトン〉は英国生まれで、現在でもロンドン郊外の工場でつくられています。

金子: それってほぼ奇跡に近いですよ。服ですら、イングランド製ってかなり珍しいので。〈ブロンプトン〉はたしか75年に創業していて、ぼくとほとんど同い年。このまえ工場も行ってきたんですが、基本的な構造は昔から変わってない。時代に合わせてマイナーチェンジとかはしていると思うんですけど、それだけ初期のデザインや設計が完成されたものだったということですよね。とにかく唯一無二なんです。

INFORMATION

ブロンプトン ジャパン

support@brompton.co.uk
https://jp.brompton.com