スイスのOn本社で小島奉文が見たものとは。

フイナム:別注、復刻、新作と、今回はいつにも増してバラエティ豊かなラインナップでしたね。

小島:「アトモス」らしい幅の広いセレクトをご提案できたのでは。個人的にも、スニーカーってやっぱり面白いな、とあらためて。


フイナム:ところで、小島さん自身の近況はどんな感じですか?

小島:毎日忙しいです。今年は「アトモス」の25周年。そのための仕込みや準備がいろいろと。

フイナム:4月には、「アトモス」が主催するカルチャーイベント「atmoscon(アトモスコン)」を控えていますし。

小島:そうなんです。さらに、その合間を縫って海外出張も。

フイナム:最近はどちらへ?

小島:先日はスイスのチューリッヒへ。〈オン(On)〉の本社でビジネスミーティングがあって。

フイナム:おお。〈オン〉の本社、どうでしたか?

小島:刺激的でクリエイティブな空気に満ちあふれていました。勢いがあるブランドはやっぱり違うなと。現地で撮った写真の一部をお見せしますね。






フイナム:すご。めっちゃお洒落で洗練されたオフィス。

小島:人数や規模がコンパクトなので意思決定がクイックで、イノベーションの拠点が本社の横にあるから開発のスピードが速い。今回の本社訪問を通じて、〈オン〉が多くの人から支持される理由を垣間見ました。そして、今後も間違いなく成長していくブランドだと確信しました。

フイナム:小島さんの肌感覚はリアリティあります。

小島:やはり現地に足を運んでこそ見えることがありますね。3月は、また別のブランドのミーティングで、ドイツとアメリカへ行く予定です。

フイナム:飛び回ってますね……。

小島:なんでもオンラインで済ませがちな時代ですが、人と直接コミュニケーションを取ることの重要性や、リアルな場での体験の価値は、昔もいまも変わらないと思うので。

フイナム:「アトモス」が、「atmoscon」を開催するのも、そんな思いから?

小島:まさに。「atmoscon 2025」の開催は4月19日、20日の2日間。会場は「新宿住友ビル 三角広場」。ぜひ多くの人に足を運んでいただきたいです。出展ブランドなどの詳細は「アトモス」の公式サイトやSNSでチェックしてみてください。