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連載「憧れの逸品」No.464 石畳が似合いそうなジル サンダーのレースアップシューズ。

〈ジル サンダー(JIL SANDER)〉での一歩目は、確かな足跡を残しました。シモーネ・ベロッティのデビューコレクションを象徴したのがこのレースアップシューズです。

艶やかなバッファローレザー。鼻先が長く、重心を低く抑えた甲のライン。角に丸みをもたせたスクエアトウ。そんなプロポーションの美しさを浮かび上がらせるハンドソーンのモカシン。そして、ブルーで染めたフラットなラバーソール。クラシックをベースにしつつ、仕上がってみればこよなくモダンです。

なかでも出色だったのがラバーソールです。ブラックやクレープカラーではなく、ブルーをチョイスしたさじ加減には唸りました。ちらりと見えるブルーは、足元を巧妙に引き締めています。

新作がまとったカラーは、カカオと名づけられたダークブラウン。シューレースからステッチまでワントーンでまとめたそのシューズはメゾンのアイデンティティを体現しています。

映画『THE AMERICAN FRIEND』(1977年公開)の空気感を落とし込んだという2026 PRE FALL COLLECTION。インテリジェンスで、エレガンス――。そのコレクションは往時のヨーロッパを見事に活写していました。

いわれてみればなるほど、あの時代の石畳に似合いそうな佇まいです。

Shoes “Hood”
¥162,800

Photo_Kazuma Yamano
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

ジルサンダージャパン

電話:0120-998-519
オフィシャルサイト

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