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【ナナミカが似合う街】Vol.2 神戸の衣食住を巡るローカルクルーズ。

日常に寄り添う〈ナナミカ(nanamica)〉のスタンダードな服は、いつもの街にも、旅先の風景にもよく似合う。そんなブランドの魅力を各都市のショップから紐解いていきます。第二回は、重厚な石造りの建築が立ち並び、西洋文化が香る港町、神戸に向かいました。「nanamica KOBE」で最新の秋冬アイテムに触れた足で、わざわざ遠回りしてでも訪れたいローカルなアドレスへ。衣食住への好奇心を満たす寄り道案内をお届けします。

  • Photo_Shunsuke Kondo
  • Edit_Soma Takeda

港町に根を張り15年。海をそばに感じる、nanamica KOBE。

海と山がコンパクトに隣り合う神戸の街は、かつて港町として西洋文化がいち早く流入し、独自のハイカラな文化を育んできました。「nanamica KOBE」が位置するのは、そんな歴史の面影を色濃く残す「旧居留地」と呼ばれるエリアです。

そのなかでも、店舗がある京町筋周辺は、石造りの近代建築やレトロなビルが立ち並び、歩道が広く海風が心地よく通り抜ける場所。少し足を伸ばせばベイエリアの景色が広がるこの環境は、海をブランドのルーツに持つ〈ナナミカ〉にとって、とても自然なロケーションと言えます。

「nanamica KOBE」から徒歩5分ほどで辿り着くベイエリア。心地よい海風を感じる港の左手に見えるのは、新たなランドマークである「GLION ARENA KOBE」。

「nanamica KOBE」が誕生したのは、2010年12月のこと。その後、ビルの取り壊しを機に、2015年に現在の場所へと移転しました。

かつて〈ナナミカ〉が自主制作していたタブロイド紙。左上の写真は、2010年のオープンから2015年の移転まで親しまれた、旧「nanamica KOBE」の店舗風景。

店内に一歩足を踏み入れると目を引くのは、店舗の中央に鎮座する立派な白樺の木のやぐら。これは移転前の店舗で使われていたものを、形を変えて大切に引き継いでいるものです。

空間のシンボルである白樺の木組み。現在のクリーンな店舗デザインの中にも、オープン当初からの歴史や、どこか温かみのあるクラフト感が同居しているのが神戸店ならではの雰囲気。

「服の並べ方や空間のムードには、自然と海を感じられるような心地よさを意識しています。店舗ごとに少しずつ色が違うのが直営店の面白いところですから」

そう語るのは、「nanamica KOBE」店長のナカムラさん。自身もかつて神戸のヴィンテージ・セレクトショップでバイヤーや店づくりを経験してきたバックボーンを持ち、古いものを大切にしながら現代の服とミックスしていく感性は、〈ナナミカ〉が提案するスタンダードな服づくりとも深くリンクしています。

「nanamica KOBE」で10年以上勤務するナカムラさん。「神戸の街は、歩けば歩くほど“じわじわ来る”面白さがあります。新しいおしゃれな場所だけでなく、昔ながらの人情味がある古いお店がしっかり残っていて。独自のカルチャーがある街なんです」

外に面する部分がガラス張りになった開放的な店内にはたっぷりと自然光が注ぎ込み、〈ナナミカ〉と〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉のコレクションがゆったりと並びます。

そうした空間の心地よさや、充実したインラインのアイテムに直に触れられることは、もちろん店舗に足を運ぶ魅力ですが、ここにはもうひとつの楽しみがあります。それが、「nanamica KOBE」が独自に企画した店舗限定アイテムです。

左上:KOBE Graphic Tee ¥12,100
左下:KOBE Graphic Cap ¥11,000
右:Kobe Special Macrame Shoulder + Narrow Rope ¥20,900

これらは「nanamica KOBE」の15周年のタイミングからリリースされているスーベニアアイテム。キャップとTシャツは、兵庫県加古川を拠点に神戸でも活動するアーティスト、CALMA by Ryo Okamotoのアートワークを落とし込んだもの。

バッグは、「B:TOGETHER × B:BY PROJECT1000」へオーダーしたハンドメイドプロダクト。インドのカットソー工場から出る廃材をアップサイクルした風合い豊かなバッグを、「nanamica KOBE」をイメージした別注色にアレンジし、アクセントとなるレザーネームを施しました。

店内のトルソーが着用しているカタカナロゴのTシャツは、過去につくられた非売品のアーカイブ。

いつものコーディネートにほどよいクラフト感や抜け感を与えてくれるご当地アイテムは、旅先で手に入れた特別なお土産としても心に残るはず。


クラシックな表情に機能を秘めた、街歩きの相棒。

冷たい風が吹き抜けるこれからの季節の街歩きにおいて、重要になるのがアウター選び。今回は数あるラインナップの中から、高い防風性と透湿性を備えた「WINDSTOPPER®」を採用した2着のアウターをピックアップしました。

WINDSTOPPER Duffle Coat ¥132,000

太番手で織り上げた荒い目が特徴のカルゼ生地で製作したダッフルコート。ブリティッシュウール、オーガニックコットン、リサイクルポリエステルの混紡糸を使用した深いツイルの畝が、温かみのある表情を生み出しています。

クラシックな見た目ですが、見えない裏側に高い防風性と透湿性を備えたWINDSTOPPER® Linerを使用しているので、冷たい風をしっかりとブロック。さらに直接肌に触れる裏地の一部には、生成りカラーのオーガニックコットンとCOOLMAX® EcoMadeのツイル地を配し、長時間の散策でも快適な着心地が続きます。

WINDSTOPPER Short Jacket ¥84,700

同素材のカルゼ生地を採用したショート丈のジャケット。ほどよくゆとりあるシルエットながら、袖口と裾にはフィット感のあるゴムを採用しているので、丸みのあるシルエットに。こちらもダッフルコート同様にWINDSTOPPER® LinerとCOOLMAX® EcoMadeツイルの裏地を採用し、アクティブな街歩きを快適にサポートしてくれます。


nanamica KOBEから始まる、寄り道のすすめ。

冷たい風から身を守りながら、衣服内のムレは逃がして快適に保ってくれる。そんな頼もしい一着があったなら、寒さも厭わず、自然と街へと繰り出したくなる。ということで、ここからは「nanamica KOBE」をあとにしたその足で寄り道したい、気になるスポットをご紹介します。

SPOT01_THE BOOK END

国の登録有形文化財に指定される「海岸ビルヂング」内にひっそりと佇む、東京・学芸大学前の書店「BOOK AND SONS」の姉妹店。明治時代の重厚な趣を残す空間には、国内外の写真集やアートブックを中心とした書籍が並びます。表紙が見えるよう美しく平置きされた本たちは、そばに置かれたスツールに腰掛けてじっくりと中身を見ることも可能。自然光が差し込む奥のスペースでは定期的に展示も開催され、歴史ある建築美の中で文化に触れる時間を過ごせます。

INFOMATION

住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-5 302
時間:11:00〜18:00(火・水曜定休)
Instagram:@thebookend.kobe

SPOT02_DORSIA

日本のコーヒー文化発祥の地とも言われ、独自の喫茶文化が深く根付く神戸。その街歩きの小休憩は、クラシックな喫茶店の魅力をいまに受け継ぐこんなお店で。三宮の繁華街から少し離れたエリアに位置するモダン喫茶は、もともとあった理容室を改装して誕生。老舗の喫茶店から譲り受けたという家具が昭和レトロな雰囲気を醸し出していますが、看板やテーブルウェアにはアーティスト・平山正尚さんが手がけたゆるいタッチのイラストが。ノスタルジーと現代のウィットが入り混じる店内では、お土産にももってこいなアパレルやステッカーも販売されています。

INFOMATION

住所:兵庫県神戸市中央区旭通3-1-29
時間:8:00〜21:00
Instagram:@dorsia_kobe

SPOT03_Magical Furniture Present.

阪急神戸線の高架下で、オリジナルの家具や店舗什器の製作を手がける「Magical Furniture」。道を挟んでそのすぐ斜向かいにあるのが、彼らの審美眼を通してセレクトされたインテリア雑貨や日用品が並ぶこちらのショップです。店内には、国内外からセレクトしたうつわや、国内作家が手がけた陶器やガラス作品、さらには気の利いたはさみやカラビナといったツール類までがずらり。決して華美ではないけれど、手仕事の温もりや機能美が宿る道具たち。日々の暮らしを少しだけ豊かにしてくれる、そんな何かに出合えるはずです。

INFOMATION

住所:兵庫県神戸市灘区原田通1-2-5
時間:不定休(営業日はInstagramをご確認ください)
Instagram:@magical_furniture_present

SPOT04_NICKJERKY

神戸の名産品といえば神戸牛ですが、少し視点の違う味わい方があります。こちらは、兵庫県産の肉と海水を煮詰めた天然塩のみでつくられるクラフトジャーキー専門店。カットや塩漬け、熟成から包装にいたるまでの全工程を、店内に併設されたファクトリーで行っています。肉本来の旨味が凝縮された無添加のジャーキーは、噛み締めるほどに味わい深い。お土産として持ち帰るのはもちろん、店内でクラフトビールを片手にその場で楽しむこともできる、肉好きにはたまらないスポットです。

INFOMATION

住所:兵庫県神戸市中央区北野町3-6-17
時間:11:00〜19:00(月曜定休)
Instagram:@nickjerkykobe

SPOT05_洋食屋 双平

「nanamica KOBE」のスタッフも日頃から足繁く通う、地元で長く愛され続ける洋食店。港町として西洋の食文化がいち早く定着した神戸では、カツといえば「ビフカツ」が定番のソウルフードです。香ばしく揚がった衣に包まれる牛肉と、長年受け継がれてきたコク深いデミグラスソース(ドビーソース)の相性は抜群。名物のビーフカツドビーライス(写真2枚目)や、プリッとしたエビフライが付く定食(写真3枚目)など、お腹も心も満たしてくれる昔ながらの温かい味わいがここにはあります。

INFOMATION

住所:兵庫県神戸市中央区栄町通2-9-4 川泰ビル
時間:11:00〜16:00(火・水曜定休)

INFORMATION

nanamica KOBE

住所:兵庫県神戸市中央区京町83
電話:078-335-1758
時間:11:00〜19:00
Instagram:@nanamica_kobe
オフィシャルサイト

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